金剛頂寺 （こんごうちょうじ）

二十四番札所の最御崎寺（東寺）から国道55号線経由で車で20分程進むと、四国二十六番札所の「金剛頂寺（西寺）」に到着します。御本尊には薬師如来をお祀りしています。また、霊宝殿は過去の二度の大火で大切な伽藍を失った経験から耐火性に優れた鉄筋コンクリートで建立され、たくさんの重要文化財を有しています。

鎌倉時代には無縁所となり体制から逃れて来た西寺乞食とよばれるたくさんの人々を受け入れました。御朱印にも薬師如来様の優しいお姿と西寺の文字にも優しさが感じられます。

今でも大師堂の脇に残る一粒万倍の釜は実際に修行僧が米を炊くのに使用したものです。また境内には鯨の供養塔もあるようです。