牟礼神明社

牟礼神明社は、先ほどの井の頭弁財天からJR三鷹台方面に向かって、25分ほど歩いたところに位置しています。JR三鷹台駅からは、徒歩で10分から15分の距離です。

牟礼の神明社は、戦国時代の混乱した時期に建立されました。天文6年(1537)に北条氏の家臣・北条綱種が、芝大神宮の御分霊を迎え受けたのがはじまりとされています。

境内には戦いの砦があったという逸話などが残されており、当時北条と上杉が対立していたときのものだったそうです。北条は牟礼の地に、上杉は三鷹の深大寺に陣を敷いていたとされます。

北条種綱がこの地に天照大神の御分霊を勧請したのは、陣地内の守護とするためだったといわれています。

牟礼神明社の御朱印は、社務所でいただくことができますが、社務所は仏滅日が閉所となっています。牟礼神明社へ向かう前に、当日が仏滅かどうかを確認しておくと良いでしょう。