【岳集落】は羽生蛇村のモデルになった廃村！歴史や心霊事件の真相も！

廃墟マニアなら誰でも知っている、岳集落をご紹介します。岳集落は心霊スポットとしても有名で、人気の心霊Youtuber【ゾゾゾ】も訪れた、埼玉県・秩父市にある廃村です。メディアでは「T集落」や「廃村T」と紹介されています。

ホラーゲーム「SIREN」の舞台となったとも言われる岳集落では、思わぬ心霊現象で恐怖体験をしたという話もあるようです。

岳集落は、ゲーム「SIREN（サイレン）」に登場する【羽生蛇村（はにゅうだむら）】のモデルになったと言われる場所です。「SIREN（サイレン）」は「サイレントヒル」も手掛けた外山圭一郎氏と佐藤直子氏の両名によるホラーゲームです。

『どうあがいても、絶望』というキャッチコピーで人気を博し、シリーズ化されただけでなく映画化やコミカライズ化もされています。

埼玉県の心霊スポットについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。

岳集落とはどんな村だったのか、ここで岳集落の歴史を繙いてみましょう。今では廃村となり、廃墟ばかりが目に留まります。そのためか、心霊スポットとして有名になったり、心霊現象にあって怖いを思いをしたという話が後を絶ちません。

しかし、そんな岳集落には、かつて人々が幸せな生活を送っていた跡が数多く残っているのです。

岳集落は江戸時代から存在していたのではないかと言われています。江戸時代は外部との交流も少なく、村民全員が家族のような集落だったそうです。明治時代に入ると外部との交流も活発になりました。

多くは木材を取り扱う業者や炭焼きで、もともとひっそりとしていた村もずいぶん賑やかになったようです。岳集落に足を踏み入れた者は、かつてそこで営まれた生活を生々しく感じることでしょう。

戦争が終わり日本が高度経済成長期に入ると、若者は進学や就職でどんどん都会へ流れていきました。若者の田舎離れは岳集落も例外ではありません。村に残る若者は次第に少なくなっていきました。岳集落には高齢者ばかりが残り、過疎化が進んでいったのです。

浦川ダムは水質資源開発の重要性が出たことから、1972年頃から計画されました。岳集落を含む地域で49戸が水没するため、周辺住人との交渉が始まります。交渉が妥結したのは1987年で、その頃にはすでに岳集落は廃村に至っているため、ダムによる立ち退きは廃村に大きく関係していないようです。