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松江は、京都・金沢と並んで【日本三大和菓子処】に選ばれるほど、和菓子文化が発展している地域です。これは江戸時代に松江藩をおさめていた松平不昧のおかげと言われています。茶人でもあった不昧公が茶の湯文化を広めたことで、茶菓子作りが盛んになり、現代の松江の礎を築いたと言っても過言ではありません。
松江には、今でも「不昧公御好み」と受け継がれた和菓子が数多く残っています。そんな日本三大和菓子処の松江にある老舗和菓子店を集めました。上品で美味しい和菓子店を探す時に参考にしてください。
松江駅より宍道湖方面へ歩いて8分ほどのところにあるのが、「風流堂 寺町本店」です。明治23年創業の老舗和菓子屋で、菓子職人の技とまごころのこもった美味しい和菓子を提供しています。風流堂オリジナル銘菓や季節の和菓子など幅広く用意されており、手土産としても喜ばれるスイーツも揃えています。
松江三大銘菓・日本三大銘菓の一つにも数えられる「山川」が、風流堂の人気No.1です。価格は886円、賞味期限は10日です。赤と白で対になっており、赤は紅葉の山を、白は川を表したものと言われています。さっと口の中で溶ける上品な甘みが特徴です。松江を訪れた際には、松江三大銘菓であり日本三大銘菓でもある山川をぜひご堪能ください。
松江駅より、徒歩10分ほどの駅通り沿いにあるのが、「彩雲堂」です。天神町の交差点のところにお店があります。明治7年創業の老舗です。松江で茶の湯文化を築いたとされる不昧公のために職人が工夫を凝らして献上した和菓子が、代々受け継がれています。
老舗和菓子屋で絶対に買うべき和菓子は、松江三大銘菓の一つにも数えられている「若草」です。価格は、3本入で648円です。独自の製法で作り上げたふっくらとした求肥に、職人がひとつひとつ丁寧に薄緑の寒梅粉をまぶしています。鮮やかな色合いと上品な甘さで、手土産としても人気があります。賞味期限は10〜15日です。
松江駅より歩いて9分ほどの寺町交差点のそばにあるのが、「三英堂」です。松江三大銘菓の一つ【菜種の里】を作る、由緒正しき老舗のひとつです。昔ながらの手作業にこだわって丁寧な仕上げた和菓子は、観光客にも大変人気があります。
松江三大銘菓の一つ【菜種の里】を作る老舗で、最も人気のある和菓子は、「氷室」です。価格は小箱で702円、大箱だと972円です。琥珀を4色の涼しい色合いに染め、表面を乾燥させたやさしい歯触りのお菓子です。上品な甘さが特徴で、夏らしい爽やかな見た目から、手土産としても人気があります。賞味期限は20日間です。
乃木駅から歩いて13分ほどの宍道湖の湖畔にあるのが、「清松庵 たちばな 本店」です。和菓子だけでなく、ケーキやチーズタルトなどのスイーツも数多く扱っています。ロール状になった桜餅やチョコの入ったお饅頭など、和洋折衷の上品なスイーツが楽しめます。併設しているカフェでは、本格的な茶室が用意されています。
おすすめのメニューは「抹茶懐石」で、価格は1,540円です。白玉ぜんざいやおこわ・くずきり・袖ぼたるなどが豪華にお盆にのっています。また茶の湯文化が根付いている松江らしく、本格的な抹茶が堪能できます。宍道湖を一望できる明るい店内でいただくぜんざいは格別の美味しさです。天気の良い日には、オープンテラスでのんびり過ごすのもおすすめです。
松江しんじ湖温泉駅から15分ほど歩いたところにあるのが、「御菓子司 一力堂 京店本店」です。松江大橋の近くにあるお店です。創業250年を超える老舗和菓子店で、まさにお茶に合う上品なお茶菓子を多く作っています。
人気の和菓子はかわいらしい「姫小袖」で、価格は10個入が1,750円です。この姫小袖は、茶会や法要の際にお殿様から特別に用命を受けたお菓子として、現代に受け継がれています。上品であっさりとした餡を和三盆糖で打ち上げており、口の中でほろりと崩れます。賞味期限は14日程度と日持ちするので、手土産としても人気があります。
松江駅より徒歩10分ほどの天神橋通り沿いにあるのが、「桂月堂 天神町本店」です。創業は文化6年と歴史は古く、創業より受け継がれた手法を守り続けています。不昧公御好み銘菓や季節限定銘菓など様々な和菓子を提供しています。
老舗和菓子店で最もおすすめなのは、「薄小倉」です。3日間もの間、秘伝のシロップに漬け込んだ大粒の大納言小豆を丁寧に炊き上げて作られています。手間暇かけて作っている薄小倉ですが、6個入で713円とリーズナブルな価格も人気の理由です。賞味期限は14日です。夏場は冷やして食べると美味しさが引き立ちます。
松江しんじ湖温泉駅から徒歩3分のところにあるのが、「福田屋 中原店」です。国産や地元産の原材料にこだわった安心かつ安全なお菓子作りを目指しているお店です。贈答用の詰め合わせや国宝指定となった松江城をモチーフにしたお城饅頭なども人気があります。
お店で最も人気のある看板商品は「柚餅子」で、価格は10個入で1,080円です。柚餅子は江戸時代から伝わる伝統銘菓で、地元島根県益田市美都町の柚子を柔らかい求肥で包んだお菓子です。島根県内の百貨店だけでなく、東京都内の百貨店や物産館でも売られています。賞味期限は15日と日持ちするので、松江を訪れた際のお土産としても喜ばれます。