沖縄の天ぷらは一味違う！地元民が通う絶品天ぷら11選！食べ歩きマップ付き

沖縄の天ぷらは本島と違って衣が厚く、衣自体にしっかりと味が付いているのが特徴です。そのため調味料を何もつけないでそのまま食べることができます。店舗によって味の濃さや使用している具など異なりますが、多くのお店が低価格、またそのお店ならではのメニューを取り揃えているので、お店選びの際には、ぜひ本記事を参考にしてください。

那覇空港より国道331号線経由で玉城村方面に車で約1時間10分の所に位置する、中本鮮魚店は奥武島にある天ぷら店です。元は鮮魚店でしたが、今は天ぷらに一番力を入れています。奥武島産のもずくを使用した天ぷらがお店のおすすめ。また季節によって異なる新鮮な魚を使った天ぷらは何もつけずに食べられるほど絶品と人気です。

中本鮮魚店では、もずくの天ぷらがお店の看板メニューです。使用しているもずくは奥武島で丁寧に育てられたもので、しっかりとした磯の香りが口いっぱいに広がり、もずく独特の食感が癖になると観光客や地元民が美味しいと大人気。冷めても衣はサクサクもままなので、テイクアウトしても良いですね。

もずくは人気が高いので売り切れることもあります。お店に行ったら迷わず食べることをおすすめします。

さかな天はその季節によって旬の獲れたての魚を天ぷらにしてくれます。時期によってはまぐろを天ぷらにしている時もあり、それがたったの75円で食べられるというコスパの良さも人気です。

さかなの他にも、本当ではあまり見かけないアーサ(あおさ)【75円】や沖縄独自のフリッター状の衣を使った王道のえび【110円】、ウムクジ(紅芋)【75円】など、それぞれが人気のものばかりです！

〈スポット名〉中本鮮魚店（なかもとせんぎょてん）
〈住所〉沖縄県南城市玉城字奥武9
〈アクセス〉那覇空港から車で約40分
　　　　　　奥武島の橋を渡ってすぐ右側
〈電話番号〉098-948-3583
〈営業時間〉[10月～3月]10:00～18:00
　　　　　　[4月～9月]10:00～19:00
〈定休日〉木

ゆいレールの牧志駅から徒歩8分ほどに位置する呉屋てんぷら屋は天ぷらのみを取り扱っている天ぷら専門店です。どの天ぷらも1個60円という安さ。人気商品はカリッと揚がったサーターアンダギーで、プレーンと黒糖の2種類があります。魚やイカなどの衣には、塩とだしで味がしっかり付いているので、何もつけずに食べるのがおすすめです。

外はカリカリで中はふわふわの食感が絶品と評判のサーターアンダギーは店の看板メニューの一つ。1つ60円と手頃な価格ですが、大人の手をグーにしたくらいの大きさがあるので食べ応え抜群。

味はプレーンと黒糖の2種類から選ぶことができ、特に人気の黒糖は余計な材料は使わずに、小麦粉と卵と黒糖だけとシンプル。その甘すぎない味が食べやすいと年齢問わずに人気の商品です。コーヒーと一緒に食べるのがおすすめの食べ方で、観光客の方には是非味わっていただきたい組み合わせになります。

サーターアンダギーに続く人気メニューはもずく天です。名前はもずく天ですが野菜も入っていて、沖縄特有のモチモチ感のある衣は塩やかつおダシで味つけされていますが、おすすめの食べ方はソースに七味を入れてピリ辛で頂く方法です。

他店に比べて大きいのが特徴で、食べ応えがあります。おやつ感覚でも食べられますが、味がしっかりと付いているのでお酒のおつまみにも良いかもしれませんね。店頭のショーケースに入っているので実際に大きさを見てから購入しましょう。

〈スポット名〉呉屋てんぷら屋
〈住所〉沖縄県那覇市松尾2-11-1
〈アクセス〉牧志駅から605m
〈電話番号〉098-868-8782
〈営業時間〉8:00～18:00
〈定休日〉なし

奥武島にある大城てんぷら店は琉球バス交通志喜屋線奥部から徒歩5分ほどの所にあります。奥武島には美味しいてんぷら屋が多くありますが、大城てんぷら店は、あの有名な中本鮮魚てんぷら店と並ぶほどと人気の高いてんぷら屋です。

この店の特徴は、注文が入ってからてんぷらを揚げるのでいつでも揚げたてのてんぷらを食べることができます。観光客や地元民で行列ができますが、作り置きせずに揚げたてを提供してくれるお店は少ないのではないでしょうか。

島の名産のもずくを使っているもずく天はもずくの他に人参が入っているのが大城てんぷら店ならでは。カミングアウトバラエティー秘密のケンミンSHOWで紹介されている程の人気メニューです。揚げたてなので、熱々を食べられます。味もしっかりと濃いめで、観光客はもずく天を目当てに訪れる人も多いので、おすすめの一品になります。

揚げたてを提供してくれますが、冷めても美味しくいただけます。店の庭にあるベンチや、テイクアウトして道を挟んだ先にある堤防を超えると、すぐに海を眺めることができます。綺麗な海を眺めながら、沖縄でしか食べられない天ぷらを楽しみましょう。

もずく天と並ぶおすすめのメニューは、アーサてんぷらです。島で採れたてのアーサを使っていて、味は濃いめ、そして沖縄のてんぷらには珍しく衣はふわふわというより、カリカリに揚げてくれます。他店よりも大きいので注文のし過ぎに注意しましょう。

2019年2月から60円のてんぷらが80円に値上げしましたが、客足が減ることはなくむしろ増えているほど実力のある人気店です。注文を受けてから揚げることと、客の多さで多少の待ち時間はかかりますが、自慢の味と周囲の風景の良さを考えると待つ価値有り、と考える人も多いです。

〈スポット名〉大城てんぷら店
〈住所〉沖縄県南城市玉城字奥武193
〈アクセス〉
〈電話番号〉不明
〈営業時間〉11:00～18:00
〈定休日〉月

桜囲はゆいレール牧志駅から徒歩9分に位置する、沖縄には珍しい京風てんぷら屋です。揚げ物専門店なのに店内は油っぽさがなく、清潔感があるので入りやすい綺麗なお店です。

メニューは一品から定食など用意されていて、ビールや泡盛も頂けます。またその日によっておすすめのメニューが変わり、宮古島特産本あわび茸や生アオサなどを提供してくれます。【秘密のケンミンSHOW】の沖縄県民が愛する天ぷらグルメ特集コーナーで紹介されたこともあります。

沖縄県産の新鮮な野菜を日替わりで楽しめる島天ぷら定食は、揚げたての3種類の島野菜天ぷらとグルクン(タカサゴ)の天ぷらも付いてきます。京風の天ぷらなので、沖縄独特のふわふわの衣ではなく、カリッとしたサクサクの食感の衣になります。

島野菜には、かぼちゃやなすといった定番のものからゴーヤー、うりずん豆、宮古島ゼンマイなど、沖縄ならでは野菜もたくさん。テーブル上にはお店自家製のお漬物が食べ放題で頂けるので、天ぷらの出来上がりを待ちながら食べることが出来ます。

ベーシックな天ぷら定食は店の一番人気。日替わりの3種類の野菜とエビ・キス・イカと全部で6種類の天ぷらを880円で食べられます。日替わりの野菜は甘みの強い王道の玉ねぎや生麩、雪嶺茸(ゆきれいたけ)という珍しいキノコなど普段あまり食べることの出来ないものを天ぷらにして食べられるのがこのお店の特徴です。

定食の最後には、天ぷらのお茶漬けが付いてきます。大葉に梅が入ったさっぱりとした天ぷらにカツオベースのダシは美味しいと評判。ご飯が少量なので女性でも安心して食べることが出来ます。

〈スポット名〉桜囲（サクライ）
〈住所〉沖縄県那覇市壺屋1-1-22 当山ビル 1F
〈アクセス〉牧志駅から678m
〈電話番号〉098-869-9255
〈営業時間〉[月～金]11:00～20:00
　　　　　　[土・祝]11:00～20:00
〈定休日〉日

うちな〜天ぷら天は許田ICを降りてすぐの【道の駅 許田】にある天ぷら屋です。アクセスしやすい立地であることから寄りやすく、揚げたての天ぷらは全品60円と安いので、テイクアウトする観光客も多いです。

【道の駅 許田】はじゃらん2018年全国おすすめ「道の駅」44選に選ばれた県内でもっとも賑やかな道の駅で、高速道路に入る前の小休憩に沖縄天ぷらを手軽に食べられると利用する人が後を絶ちません。

うちな～天ぷら店で一番人気なのは、もずくの天ぷらです。使用しているのは伊是名島産のもずくで、他店のものよりもずくが太く、歯ごたえがしっかりしています。もずく以外にもかまぼこ、ネギ、人参などがたっぷりと入っていて衣には塩味が効いているので何もつけずに召し上がれます。

もずくの天ぷらは元プロボクサーの具志堅さんもおすすめしています。また、美味しいと評判が高いことから売り切れてしまう程人気の一品なので、訪れた際には先にチェックしましょう。

紅生姜【60円】や島豆腐【60円】など本土ではあまり見かけない天ぷらもありますが、その中でも特に人気なのが、ポーク天ぷらです。加工肉「ポーク(スパム)」を食べやすい大きさにスライスした沖縄のジャンクフードとして、お菓子感覚で食べることができます。

ポーク天ぷらは実は沖縄のソウルフードで地元民は好んで良く食べられています。味は濃いめになっていて、ソースなどつけないで食べるのがおすすめですが、お店にはソースや醤油も置かれているので好みに応じてつけるのもアリですね。

〈スポット名〉やんばる物産センター 天ぷら店
〈住所〉沖縄県名護市字許田17-1 道の駅許田 やんばる物産センター
〈アクセス〉
〈電話番号〉0980-54-0880
〈営業時間〉10:30～18:00 売切次第終了
〈定休日〉不定休

国道58号にある金城交差点から車で3分ほど、あるいは小禄駅から310mに位置する上間てんぷら店 小禄金城店は朝7時からやっていて、店内には揚げたての天ぷらが並びます。またイートインも備わっていて、テイクアウトしてイートインで食べる人が多いです。天ぷら各種ALL70円というコスパの良さも魅力ですね。

沖縄の天ぷらといえば魚天ぷらですが、このお店ではその魚天ぷら特に人気です。厚めの衣が特徴の沖縄天ぷらですが、このお店の衣は薄すぎず、厚すぎずが丁度良いと評判。魚は白身魚を使っていて、ふっくらした身と、噛むと魚の肉汁が溢れてきて最高です！

下味に丁度良く塩が効いているので、何もつけないでいただく人が多いですが、濃い味が好きな人は沖縄の定番である「ソースに七味」で食べるのをお勧めします。

上間てんぷら店でももずくの天ぷらはやはり人気が高いです。特に他の店と違うのは、新鮮なもずくを使用しているので噛んだ時にしっかりともずくの食感がすること！しっかりと味がついた衣とたっぷりの島野菜がオリオンビールやシークワーサー缶酎ハイに最高に合うとおつまみとしてテイクアウトされる観光客も多いです。

〈スポット名〉上間てんぷら店 小禄金城店
〈住所〉沖縄県那覇市金城5-7-12
〈アクセス〉国道58号線 金城交差点から車で3分ほど
　　　　　　小禄駅から310m
〈電話番号〉098-852-1340
〈営業時間〉7:00～20:00
〈定休日〉なし

牧志駅から約700メートル、市場通りのローカルな商店街を南下した先に上島パーラーはあります。駅から離れていることもあり、観光客も少なく、地元民の方の利用が目立ちますが、やはり地元民が通う天ぷら屋は美味しく、何より安いです。天ぷら各種50円で食べることができるので、他店と比べるとコスパは最高です。

見た目からよもぎの苦味と塩でしっかり味付けされた衣が最高にマッチするのが伝わってくるよもぎの天ぷらはお店の一押しの一品。新鮮なよもぎを使用しているので、よもぎ特有の苦味も強く、苦味が苦手な人はソースをつけてマイルドにいただきましょう。

硬水を使用している沖縄の天ぷらはフリットのような厚い衣が特徴で、しっかりとした塩加減の衣とふっくらとした身の魚の天ぷらが美味しいと評判です。衣にしっかりと味はついているのに、しつこくなくあっさりしているので、地元民の方おすすめの天ぷらとなっています。

〈スポット名〉上原パーラー
〈住所〉沖縄県那覇市松尾2-24-14
〈アクセス〉牧志駅から696m
〈電話番号〉098-867-5580
〈営業時間〉9:30～16:00
〈定休日〉日・不定休

てるちゃんは沖縄本島南部の南城市にある奥武(おう)島ににある天ぷらのお店です。奥武島には有名な天ぷら店が何件もあり、もはや沖縄天ぷらの聖地と言われる程。その中でてるちゃんは隠れた名店として、知る人ぞ知る名店です。

注文が入ってから、その場で天ぷらをあげてくれるのでいつでも揚げたてが食べられます。魚天やイカ天などの定番からゴーヤ天や海ぶどう天など、沖縄ならではの天ぷらを楽しむことができます。

てるちゃんの天ぷらは安いのに、奥武島一大きいことで有名です。中でももずくは丁度良い塩加減とモチモチの衣が美味しいと評判。もずく以外にも人参などの新鮮島野菜がたっぷり入っています。

沖縄といえば海ぶどう！ですが、天ぷらにして食べたことはありますか？本島ではなかなかお目にかかれない海ぶどうの天ぷらは、イメージしづらいかも知れませんが、かき揚げに近い食感です。海ぶどう特有のプチプチ感は少なくなってはいますが、滅多に食べることができないので、訪れた際には是非、お召し上がりください。

〈スポット名〉てるちゃん 天ぷら（【旧店名】テルちゃん いまいゆ市場）
〈住所〉沖縄県南城市玉城字奥武41
〈アクセス〉
〈電話番号〉080-6480-1395
〈営業時間〉11:30～19:00
〈定休日〉月

薬草天ぷら店 島の恵みは養鶏で有名な羽地の道の駅「羽地の駅」の中に沖縄の新鮮な島野菜が中心の天ぷら店です。屋我地島手前の国道58号線沿いに位置し、「名物ニューハーフ」という看板があるので見逃すことはないでしょう。なお、沖縄出身のバンド、「HY」もこのお店の「ニューハーフ」を絶賛しています。

「ニューハーフ」と羽地自慢の羽地鷄と魚のすり身をハーフ&ハーフで合わせた串揚げのかまぼこを揚げたものです。ハーフ&ハーフで合わせたものなので「ニューハーフ」と言う名前だそうです。
ニンニクの効いた羽地鶏と新鮮な魚を使ったかまぼこは揚げるとさらに美味しさが増します！噛めば噛むほどジューシーな素材の味がジュワッと溢れ出てきて、お酒のつまみにはぴったりです。

もずくの歯ごたえがしっかりと残った沖縄ではメジャーなもずくの天ぷらは地元の大人から子供に人気の一品です。衣はサクッとヘルシーで食べやすく、そのまま召し上がることもできますが、ソースを付けて濃い味にして食べるのが沖縄風です。

〈スポット名〉薬草天ぷら店 島の恵み（【旧店名】夢内海）
〈住所〉沖縄県名護市真喜屋763-1 羽地の駅 やんばるたまご 1F
〈アクセス〉
〈電話番号〉080-6495-0999
〈営業時間〉10：00 ～ 18：00
〈定休日〉不定休

ファーマーズマーケットいとまん うまんちゅ市場の駐車場にある屋台風のてんぷら屋ふくや。奥武島の天ぷらに負けない味と一つ100円〜70円という安さで有名で、午後になると売り切れて閉店になってしまうほど。他の店にはない、この店でしか食べられない天ぷらがあるのも魅了の一つです。

魚の天ぷらは2種類あり、一つは定番の白身、そしてもう一つはふくやでしか取り扱っていない沖縄産マカジキの天ぷらです。味はあっさり塩味で食べやすく、程よくジューシーなのに、70円は安い！沖縄南部では一番美味しいと評判のふくや一押しの一品です。

見た目は普通のかき揚げですが、カラシナとゴボウを天ぷらにして食べられるのは、ふくや以外では少ないです。カラシナとは白菜やチンゲン菜のような青菜にからしの辛さを持った春野菜です。揚げているので辛さは抑えられていて、辛いものが苦手な人でも食べやすくなっています。

〈スポット名〉てんぷら ふくや
〈住所〉沖縄県糸満市西崎町4-20 ファーマーズマーケットいとまん うまんちゅ市場
〈アクセス〉
〈電話番号〉070-5495-7246
〈営業時間〉[火・水・木・土]10：00～18：00
　　　　　　[日・祝]9：00～18：00
〈定休日〉月・金

旭橋駅から徒歩8分程の場所に位置する、中野鮮魚店は創業40年以上になる老舗の天ぷら屋です。切り身の魚も販売していますが、メインは天ぷら。鮮魚店なので特に魚の天ぷらは絶品で、何より天ぷら一つ50円はダントツに安い！電話注文もできるので前もって連絡して、揚げたての天ぷらをいただきましょう。

マグロを使った魚の天ぷらも一つ50円の安さ。さらに中野鮮魚店の天ぷらはネタが大きいと評判です。衣は沖縄特有のフワフワ衣ですが、厚すぎにカリッと揚げてあるのも特徴です。魚には味がしっかりと付いているので何も付けないで食べるのがおすすめ。

新鮮なイカを使用したイカの天ぷらは歯ごたえがしっかりしていて、身も大きくボリュームがあります。こちらも下味がしっかりとしているので何も付けないで食べるのがおすすめ。使っているイカの鮮度が良いので、冷めてもパサつくことはありません。

〈スポット名〉【閉店】 中野鮮魚店
〈住所〉沖縄県那覇市久米2-24-18
〈アクセス〉旭橋駅から578m
〈電話番号〉
〈営業時間〉
〈定休日〉

いかがでしたでしょうか。沖縄には美味しい天ぷら屋さんが数多くあります。有名な奥武島から、道の駅、住宅街の一角にひっそりとお店を構えていたりとお店の場所は様々ですが、どのお店の安くて美味しい！沖縄観光の際には本記事を参考にして、沖縄天ぷらを堪能してくださいね。