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函館と青森は、古くから青函連絡船で結ばれていたこともあり、修学旅行などで行き来したという方も多いでしょう。今でもさまざまな移動手段があるのも魅力です。
では、函館から青森までの間には、現在どんな移動手段があり、それぞれどんなメリットがあるのでしょうか。比較しながら詳しく紹介していきます。
津軽海峡フェリー 青函フェリー JR(新幹線)
料金(1人)2,220円~17,730円 1,600円~6,160円 7,260円
移動時間 約3時間40分 約4時間 1時間1分
函館から青森に行く場合、津軽海峡をまたぐことになるため、高速バスなどでのアクセスはできません。フェリーもしくは新幹線(青函トンネル)利用となります。一方、JRの場合は函館駅から青森駅までの乗車券と、新函館北斗駅から新青森駅までの新幹線料金がかかります。基本的にはすべて新幹線利用となります。
特に夏の観光シーズンに函館から青森まで移動する場合、フェリーの高い席を利用すると新幹線とあまり変わらないということもあるかもしれません。時期によってはJR、フェリーともにさまざまな企画切符や割引がありますので、それらを確認してルートを決めることをおすすめします。
表を見るとわかるように、最も料金が安いのはフェリー、その中でも青函フェリーの利用です。フェリーの場合は利用時期や利用する船室により料金が変わります。また車を乗せる場合は車両料金がかかります。従って、JRに比べて料金に幅があります。
青函フェリーは10月から5月、6月から9月までの2シーズン制の料金となっており、10月から5月であれば1,600円で移動できます。6月から9月も2,000円ですから、いずれにしても最安と言うことになります。安さを求める方におすすめの移動手段となっています。
一方、最速で青森に行くのであればJRです。新幹線駅までの移動はありますが、新幹線だけなら約1時間ですから、フェリーに比べるとその時間の違いは大きいと言えるでしょう。JRの場合は繁忙期と閑散期、通常期の区別があり、料金に多少の差があります。また指定席を取らず「特定特急券」を利用して価格を抑えることもできます。
新幹線の駅までですが、在来線で函館駅から新函館北斗駅まで22分前後、新青森駅から青森駅まで4分前後。弘前方面ならば新青森駅から在来線一本、八戸方面ならば新幹線でそのまま八戸駅まで行けばいいですが、浅虫温泉など行く場合は青森駅で再度青い森鉄道への乗り換えが必要です。青い森鉄道は時間帯により待ち時間が生じる場合があります。
楽に青森まで行きたいということになればやはりおすすめはJRです。何といってもメインが新幹線なので、座席も余裕がありますし、所要時間も短いです。ゆったりと座って移動できるので非常に楽に移動できます。
また青森到着後はバスやタクシーなどを利用して観光するため、自分が運転する必要もありません。体力を温存して、のんびり観光に専念できます。
津軽海峡フェリーは函館から青森と大間を結ぶ2つの航路があります。函館と靑森を結ぶ便は1日8往復、所要時間は片道3時間40分となっています。料金は乗る時期で3つの期間に、乗る座席で6段階に分かれています。最も安い期間のスタンダードで片道2,200円となります。
一方、最も高いプレミアは安い時期でも片道12,340円、高い時期になると17,730円かかります。さらに車両料金もかかりますので、豪華なかわりにあまり安いとは言えないかもしれません。時期によって、「海割ドライブ」など割引される切符も用意されているので、このあたりも確認してみるとよいでしょう。
ちなみに、函館から青森に向かう路線は「津軽海峡ロード」という名前が、大間に向かう路線は「ノスタルジック航路」という名前がそれぞれついています。ノスタルジック航路は北海道(函館)と本州(大間)をわずか90分で結ぶ、最短の航路です。
このルートは下北半島の人たちの身近な生活航路であり、1970年には国道279号線の海上道路にも指定された「海の国道」でもあります。陸奥湾沿岸をドライブし、海の幸などを味わいたいというならば、片道をこちらのルートにすると効率よく楽しめます。
青函フェリーは函館と青森の間を1日8往復、所要時間約4時間で結びます。料金は2シーズン制の固定運賃となっており、前述したように安い時期で片道1,600円です。
また青函フェリーの「はやぶさ」にはステートルームという船室があり、こちらを貸し切りにすることもできます。
このように、函館と青森の間には2つの会社のフェリーが運航しています。どこに違いがあるのかというと、発着場所が違うのです。2つのターミナルは徒歩で3分ほど離れていますが、高速バスや青森市内循環バス「ねぶたん号」のバス停は津軽海峡フェリーのターミナルの方にあります。
ですから、車を使わずに青森に行く方の場合、ターミナルから市内などに移動するためにバスを利用することになるので、バス停が近い津軽海峡フェリーの方が便利です。一方、車で観光するのであれば、青函フェリーの方が料金が安いため、お得に旅ができるということになります。
函館から青森まで移動する場合、やはり一般的なのはJRでしょう。何と言っても最寄り駅である「新函館北斗」駅から「新青森」駅まで新幹線で1時間前後という速さはおすすめですし、便数も6時台から21時台まで13便あります。便数の多さ、所要時間とも便利がよく、日帰りで十分に旅を楽しむことができます。
また、この区間の場合は「特定特急券」などを利用することで料金を抑えることも可能です。さらに「えきねっと」などの予約を使うとさらに安く利用できるのでおすすめです。車を持って行くことはできませんが、JR利用が便利な青森、弘前、八戸などを観光するならばおすすめの移動方法と言えるでしょう。
JRの場合は新幹線と在来線の接続もよく、本数も多いため、移動の際にはおすすめです。フェリーに比べて圧倒的に悪天候に強く、冬などの場合はおすすめの移動手段と言えるでしょう。また、万が一新幹線もしくは在来線が遅延した場合でも、基本的には接続を取るか後続列車への案内があります。その点での心配が少ないこともおすすめポイントと言えます。
一方、新函館北斗駅も新青森駅も、観光の際にメインとなる函館駅、青森駅からは離れています。そのため在来線での移動が必要となります。この在来線には指定席がありません。そのため時間帯やシーズンによっては、座ることができないことがあります。
また、北海道新幹線は東京から新函館北斗までの路線です。そのうち盛岡以北に関してはここまで述べたように「特定特急券」を利用することで、指定席なしで乗ることができます。この特定特急券というのは、盛岡以北の区間で、指定席の乗客がいない、つまり空いている席に座ってもよいというものです。
一般的に函館から青森の区間は往復ともに観光シーズンでも空いている席があることが多いため、ほとんどの場合はこれで大丈夫でしょう。しかし、観光シーズンにお盆が重なるような場合は、この区間でも座席が埋まることが増えます。そうすると在来線も新幹線も立ちっぱなしということもあり得ます。
函館から青森に行く場合、どこを観光するかによって、利便性が違います。いろいろと観光したいというのならやはり車が便利ですから、フェリー利用で車を持って行くのがいいかもしれません。
一方冬は路面が凍結するため、車での移動には夏よりも危険が伴います。またJRのほうがダイヤの狂いが少ないというメリットもあります。目的、季節で、ベストな交通手段を選びましょう。