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実は県土の約8割が森林という高知県。近年のトレッキングブームと合わせ遊歩道を新しく整備した山などでは、より気軽に登山を楽しめる環境が整っています。そんな高知県の市内から距離的に近い山や日帰り可能な山などを中心にピックアップしてみました。
ちょっと勇ましいこの地域の名前の由来は、戦国時代にこの山の見晴らしのよさから争奪戦が行われたためについたといわれています。登山道の入り口の傾斜はやや急ですが、少しいくと道幅が広くゆったりしたトレッキングコースとなり登頂までの距離も近いです。
多くの人は先の川窪登山口までを一周とするようです。おすすめの季節は4~5月の春先で、アセビの群生地が咲き誇る絶景フォトスポットとしても人気があります。
〈アクセス〉高知市内より国道439号線を北上、
県道6号線を伊予三島線に入り黒丸方面へ林道を約3km
〈おすすめの時期〉4月~11月
〈登山時間の目安〉約3時間
高知市街から車で北に1時間ほどの位置に山道の入り口がある工石山。標高は1,000m越えながら平均傾斜はゆるやかで、山登り初心者でも安心してハイキングを楽しめるコースとなっています。コースは2種類あり短めの北コースと長めの南コースに分かれています。
特に南コースは北コースと比べ少し距離がありますが、運が良ければオオサンショウウオを鑑賞できる河原を道中に含んでおり、新緑の季節にはその豊かな自然を存分に楽しめます。高知市内からの距離も近いため、通年で日帰り計画もしやすい山のひとつです。
〈アクセス〉高知市内より県道16号を土佐山方面へ約20km
〈おすすめの時期〉通年
〈登山時間の目安〉約2時間
土佐唯一の修験道として栄えたのが横倉山。今ではその修験の道も痕跡を残した山道として整備され、トレッキングに適した登山道になっています。また横倉山は越知町のゆるキャラ「よコジロー」のモチーフとなった山でもあります。
山道全体の平均傾斜もゆるやかながら、安徳天皇を祭神とする横倉宮が建設されている石灰岩の断崖は4億年以上昔のものとされ、珍しい地形好きの登山者には必見です。その他も大杉に囲まれた杉原神社や、幹回り3mを超えるアカガシが遊歩道の入り口を飾るなど、フォトスポットも多く幅広い層の登山者たちを楽しませています。
〈アクセス〉高知市内から国道33号を松山方面へ約32kmで越知町役場周辺、
第一駐車場まで約7km
〈おすすめの時期〉通年
〈登山時間の目安〉約2時間
高知市内から南に15分ほどに位置する鷲尾山~烏帽子山にかかる、整備され歩きやすい低山スポット。この周辺山域は「鷲尾山県立自然公園」として指定されています。高知市内から非常に近いため大人数での日帰りハイキングもしやすく、それでいて意外なほど自然豊かで野鳥観測もよく行われています。
低山ながら全体では片道3時間以上あり、山道途中でも太平洋を一望できる絶景なども人気コースの理由のひとつです。ただし市街に近い低山のため涼を求めるには不向きで、夏場の暑い時期には要注意です。
〈アクセス〉高知市内から車で約5km
〈おすすめの時期〉10月~5月
〈登山時間の目安〉約3時間
愛媛県との県境にある東黒森とつながる伊予富士の登山道。平均傾斜はゆるやかで初心者向けのため慣れた人なら登山道入り口から山頂まで1時間ほどでたどり着ける気軽さがあります。日帰り可能なコースながら山頂からの展望が絶景なことでも人気の山です。ただし秋口の早い時期にも積雪が確認されるので、そういった時期での登山時にはしっかりした準備が必要になります。
なおこんさん
登山口から山頂まで40分。歩き足らず帰りに東黒森にも行きましたがせっかくならもう少し歩きたい!
〈アクセス〉高知自動車道いのICから約80km
〈おすすめの時期〉4月~10月
〈登山時間の目安〉約3時間
伊予富士からも近く氷見二千石原と呼ばれる笹原の美しさから季節を問わず、数多くの登山者に人気のスポット。男山と女山のふたつの山頂があり、標高の割に天気さえよければ登山用具も必要ないほどとされます。ですが高地のため平地よりも気温がだいぶ低く急な天候の変化なども考慮して登山計画をしましょう。
一方で自動車でいける瓶ヶ森駐車場コースもあり、1680m付近にある登山口まで楽にアクセスできます。しかも西日本最高峰の石鎚山と標高が約100mしか変わらないため、夏場の涼を求める場所としても適しています。
〈アクセス〉高知自動車道いのICから約80km
〈おすすめの時期〉4月~10月
〈登山時間の目安〉約3時間、駐車場コースであれば1時間ほど
四国山地中部に位置し、眺望に恵まれた県境尾根が続く平家平を一周するコース。道中は広葉樹をはじめスギ・ヒノキ・ブナに笹原にと様々な植生を見せてくれるため、飽きることがないハイキングコースとして人気があります。
特に頂上から見渡す笹原とモミの景色は絶景で、とある登山家には「スイスよりスイスらしい」とまで言わせるほどだそうです。また西には冠山から笹ヶ峰から石鎚山系を、北には赤石山系と瀬戸内海を360度見渡すことができるため、四国の山々を一度に楽しめる絶景観測エリアといえます。
〈アクセス〉いのICから道の駅木の香まで約60km。そこから県道17号に入り高藪方面へ約14km
〈おすすめの時期〉4月~11月
〈登山時間の目安〉約6時間
東西に大きく崩壊したザレ場(崩壊地)が山名の由来との説が有力な大座礼山。足場が悪そうな印象を受けますが、近年登山道が整備されたことで、それまでの知る人ぞ知るといった山から昨今では初心者や小学生でも充分トレッキングを楽しめるようになった山のひとつです。
頂上付近には四国有数のブナの巨木が複数あり、年月を経た原生林ならではの壮大な雰囲気が評判です。
〈アクセス〉土佐町大川村の小松から県道6号線を約10㎞北上すると、道中に大田尾越登山口あり
〈おすすめの時期〉4月~11月
〈登山時間の目安〉約4時間
徳島との県境に位置する三嶺は四国の主峰である剣山を中心とした、四国で最も自然の残されたエリアとして剣山国定公園に属しています。コメツツジの群落が山肌を赤く染め、美しい絶景に磨きがかかる時期として秋口登山が人気です。
道中はガレ地や急登エリアを抱えつつ距離のあるルートのため、体力に自信のある登山者でない限り日帰りは難しい、本格的な登山コースを楽しめます。
no_nameさん
3月頭に登りました。雪が溶けまた凍っていたので所々滑って危険でした。靴もドロドロに。傾斜がきつい所もありましたが、景色は最高でした。道中シカにも会いました。
〈アクセス〉大豊ICから国道439を利用し、北東に約50km。三嶺林道入口に駐車場あり。
〈おすすめの時期〉4月~11月
〈登山時間の目安〉約6時間
風によって立ち枯れしたとされる数千本の白骨のような林が名前の由来となっている白髪山。
この地域では古くから豊かな天然ヒノキが「白髪ヒノキ」が名産として評価されています。現在も「林木遺伝資源保存林」として認定され、またヒノキだけでなく春にはシャクナゲの花を楽しむことができる山道として人気です。
〈アクセス〉大豊ICから県道439号を本山から吉野方面の県道264号を北上し、
林道奥の白髪線に入り約10km
〈おすすめの時期〉4月~11月
〈登山時間の目安〉約2時間
高知の山は多くが市内から北に位置していますが、この山は西側の須崎市で一番高い山です。その名はかつては大蛇が美しい乙女に化けたとされる大蛇伝説からきていますが、今では須崎市内から登山道が始まり、頂上近くまで車道が通り、無線中継塔や展望台などの人工的な施設もある県立自然公園として親しまれています。
JR吾桑駅から続く商店街から山道が始まるため、電車を利用したい方に便利なスポットです。
〈アクセス〉須崎東ICから国道315号を約15km、もしくはJR吾桑駅からすぐ
〈おすすめの時期〉通年
〈登山時間の目安〉約3時間
高知県と愛媛県の県境に位置する山で、突き出した岩峰が「子供を負ひたるような滝」と例えられたことからその名が由来するようです。かつては石土山への行者道であったように難所が多く、道中も苔むして滑りやすい急登、鎖場も複数ある本格的な登山コースのため、小さな子供や鎖場に苦手な方は特に注意が必要です。
〈アクセス〉県道40号と国道194号を経由し約90㎞
〈おすすめの時期〉4月~11月
〈登山時間の目安〉約3時間
高知市街から北東へ徳島との県境にある石立山。道中も急なザレ地や狭い尾根もあり、登山家の間では「四国一厳しい山」としても知られているようです。登山道は入り口から急登で観光客が気軽に来れる道ではありませんが、落差300mといわれる断崖「捨身嶽」など、素晴らしい絶景もある険しい山並みに挑戦したい上級者向けスポットと言えるでしょう。
みねるう”ぁさん
別府峡登山口→西峰→石立山→日和田登山口(デポした自転車で別府峡へ)で行ってきました。事前に香美市に錦帯橋の入山禁止が解けている事を確認。二つ名の「四国一厳しい山」は伊達ではありませんが、登り甲斐のあるお山でした!山頂付近は紅葉が始まっていました
〈アクセス〉高知市内より国道195号経由で北東に約72㎞
〈おすすめの時期〉4月~11月
〈登山時間の目安〉約6時間
御在所山という山名は日本各地で見られますが、これは貴人伝説や信仰対象としての山であり、この山も安徳帝と平教盛を合祀した名残とされています。登山道として全体に渡り手入れはされていますが難易度は高く、途中には尻見坂とよばれる急勾配の石段に取り付く場面もあり、修験道としての名残を感じさせてくれるでしょう。
一方で往復してもそれほど時間がかからないため、日帰り登山も充分可能な範囲です。
no_nameさん
今年の12月初旬でしたが、頂上でのお昼ご飯はとても寒かったです。 途中から急な坂と階段でしたが、その途中から雪が薄っすらと綺麗でした。 新道からなら2時間
〈アクセス〉高知市内より国道195号経由で北東に約40㎞
〈おすすめの時期〉通年
〈登山時間の目安〉約3時間
愛媛との県境にある中津明神山は標高は1,500m台とそれほど高くはありません。しかし独立峰のため山頂の展望が良く、なだらかな山肌と沿うような笹原が続くおだやかな景観が特徴的です。
また山頂まで車で行けるので、ツーリングやヒルクライムを楽しむ層にも人気の山になっています。山道は800m台から始まるため歩行距離こそ短いものの標高差が大きく、夏の高知県でも避暑が十分に見込めるエリアです。
〈アクセス〉高知市内より国道195号経由で西に約60㎞
〈おすすめの時期〉4月~11月
〈登山時間の目安〉約4時間
土佐町と本川村の境にある、発電用ダムの建設によって整備された登山道。
大きく分けて3種類のルートがあり、ダム湖から送電線の巡回路を利用した登山道コースと、ダム湖奥の渓谷に沿って稲叢山の中腹を横切るように進む山中コース、稲村トンネルから尾根を歩いていくトンネルコースとバリエーションも豊富。
どのコースもゴヨウツツジをはじめ、豊富な植生を楽しめる上に3つのコースが途中で合流するユニークな地形となっています。
〈アクセス〉土佐町から大川村小松の大川橋を渡り、瀬戸川沿いに南川・瀬戸経由して約40km
〈おすすめの時期〉4月~11月
〈登山時間の目安〉約4時間
愛媛との県境にある山で、四国最長で有名なの寒風山トンネルが近くにあるため、山の名前だけはよく知られていかもしれません。四国登山の上級入門として紹介されることも多く、気軽なハイキングからレベルアップの登竜門として人気です。また登山口の近くに道の駅「木の香」があるため、帰りに温泉へ気軽に入れるのも人気の一つです。
初心者さん
4月末に初めて登りました。 キツいところもあったけど、お天気に恵まれ素晴らしい眺めを堪能できました。
〈アクセス〉高知市内から国道194号をいの町方面へ約70㎞
〈おすすめの時期〉4月~11月
〈登山時間の目安〉約4時間
高知県には市内からほど近く、四国山地に連なる名山が多くあります。車でほぼ山頂まで行ける初心者向けから、四国随一の難易度の山まで幅広い層を楽しませてくれるでしょう。また頂上から他のコースを見渡せる場所も多く、次はあの山に行こうと計画しやすいのも特徴です。ぜひ高知での登山を楽しんでみましょう。