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海と山に囲まれ自然豊かな徳島。有名なのが伝統的な「阿波踊り」ですよね。阿波踊りで使われる歌詞にも阿波弁が登場し、とてもかわいらしく人懐っこい方言はとても魅力的で、後世に残しておきたい方言です。ぜひこの機に徳島の方言を知っていただきたいと思います!
阿波弁は古くから文化や産業が近畿・大阪と深く結びついてきたことから、近畿の方言や大阪弁の影響を強く受けています。また、徳島県民が話す方言は大きく分けて2種類あり、兵庫県の淡路島に近い地域の人が使う「徳島弁」と高知県寄りの地域の人が話す「阿波弁」に分かれます。
イントネーション、独特のアクセント、語尾が変化するのが阿波弁の3つの特徴です。イントネーションは大阪弁に近いですが、県南と県北では差異があります。また語尾でみると、「〜じょ」「〜え」「〜けん」が付くものが多いです。標準語に比べると阿波弁・徳島弁は抑揚があり、人懐っこい県民性を感じられます。独特のなまりがかわいい阿波弁・徳島弁は知ると喋りたくなる方言です!
「久しぶり」は阿波弁では「えっとぶり」、「大丈夫?」は「いけるん?(いけるんで?いけるで?などとも)」と言います。「いけるん?」なんかは大阪弁・関西弁に近いですよね。また、「ありがとう」は「どちらいか」という言葉になり徳島弁独特のフレーズですよね。「どちらいか」は相手に親しみを込めた丁寧な言い方なので、徳島に旅行に行かれた際にはぜひ使ってみてくださいね。
それでは徳島県で使われる阿波弁の、他県民に通じない・笑われる方言についてご紹介します!
ちなみに上の画像は、徳島件のゆるキャラ、すだちくんです!そう、徳島はすだちが美味しくて有名です。徳島に行くと小さめのダンボールに一杯入ったすだちがお手頃な値段で売られていますので、ぜひお土産にどうぞ!
「あるでないで」と聞くと、”あるのかないのかどっち!?”と戸惑ってしまうでしょうが、阿波弁では「あるでしょう」という意味になります。物の位置を示す時に使います。阿波ならではの言い回しですね!
例文:家の鍵、そこにあるでないで。
標準語:家の鍵、そこにあるでしょう。
「いぬ」は、標準語で「帰る」という意味になります。”いない”という意味と間違えられやすい、阿波弁の面白い方言です。「いぬ」は馴染みがない方には使いにくいでしょうが、「いぬよー」と言われるとなまりもあって可愛らしく感じます。
例文:土曜日いぬよー。
標準語:土曜日帰るよー。
「いきとうない」は、標準語で「いきたくない」という意味です。イントネーションが独特で、柔らかい方言ですね。
例文;仕事、いきとうない。
標準語:仕事、いきたくない。
「やー」は標準語で「あげる」という意味です。プレゼントを贈るときに使う方言です。「やー」だけで伝わるなんてすごく不思議ですね、面白い!
例文:このお菓子やー。よかったら。
標準語:このお菓子あげる。よかったら。
「ほーえー」は標準語では「そうなんだ」という意味になります。他にも、「そう」を「ほう」、「そうなんだ」を「ほうなんか」と言います。
例文:今日は雨が降るよ。
ほーえー。
標準語:今日は雨が降るよ。
そうなんだー。
「きゃいが」は標準語で「超」という意味になります。すごく、とか、めっちゃ、といった意味で使います。騒々しく汚い発音で、イントレーションも独特ですよね。でも方言っぽくていいですね〜!
例文:きゃいが悪い。
標準語:超ムカつく。
はしゃいだ様子を感じる、少し汚い表現ですが、怒りや苛立ちを表す方言です。標準語で「イライラする」という意味になります。
例文:きゃっきゃがくる。
標準語:イライラする。
「たっすい」は標準語で「くだらない」という意味になります。知らないと全くわからない方言です!
例文:昨日みたドラマ、たっすかったなぁ。
標準gp:昨日みたドラマ、くだらなかったなぁ。
「かいらし」と聞くと、”可愛らいい”が訛った言葉だと勘違いされることが多いですが、実は標準語で「かわいくない」という意味になります。真逆の言葉になるので気をつけてくださいね。
例文:おまはん、かいらし子やねぇ。
標準語:あんた、かわいくない子だねぇ。
「うきゃーたい」は標準語で「かっこ悪い」という意味になります。かわいい雰囲気を感じますが、実は否定的な意味が込められています。イントネーションが特徴的で汚い方言のようにも聞こえちゃうかも?
例文:あの男、うきゃーたい。
標準語:あの男、かっこ悪い。
「てれこ」は「逆さま・ちぐはぐ・真逆」という意味です。物やスケジュールなどが逆になって間違っている時に使います。この言葉は関西でも使う地域があるようです。
例文:この服てれこになっているよ。
標準語:この服裏表逆になっているよ。
「あずる」は標準語で言うと「てこづる」という意味です。てこづったときに「あずる」と言います。
例文:あの仕事、もうあずってあずって。
標準語:あの仕事にとてもてこづっててこづって。
「いける」は標準語で言うと「大丈夫」という意味です。控えめな感じがかわいいですね。またこの「いける」は関西でも使われます。
例文:今日夜の飲み会いける?
標準語:今日夜の飲み会大丈夫?
「がい」は標準語では「強い」という意味で、阿波弁独特の方言になります。徳島に行く際には覚えておくといいですね。
例文:あのサッカー選手がい!
標準語:あのサッカー選手強い!
「かんまん」は、その言葉だけ聞くと熟語の”緩慢”のような意味だと思われがちですが、実は「かまわない」という意味になります。なまりがあってかわいいですですよね!謝罪された時なんかに「かんまん」と言ってあげましょう!
例文:そんなん、かんまんけん。
標準語:そんな事、かまわないから。
「つまえる」は標準語で「片付ける」という意味になります。阿波弁に慣れていない人にとっては分かりにくい定番の方言です。
例文:このおもちゃ、つまえといて。
標準語:このおもちゃ、片付けておいて。
まるで女の子の名前みたいですが、「めぐ」は標準語で「壊す」という意味になります。
例文:自転車をめいでもーた。
標準語:自転車を壊してしまった。
「かく」は標準語で「運ぶ」という意味になります。阿波弁を知っていないとわからない方言です。
例文:この箪笥をかいて。
標準語:この箪笥を運んで。
「せこい」は一般的には「けち」という意味で使われますが、阿波弁では「苦しい」という意味になります。
例文:せこいけん、ゆっくりするわぁ。
標準語;疲れたからゆっくりするわぁ。
かわいい表現のように聞こえますが、実は喧嘩の時に使う、すこし汚い方言です。標準語で「言ってるんじゃないか」という意味です。「ちょんでえ」と喧嘩中に言われると確かにビクッとしますね!
例文:そやちちょんでえ。
標準語:そうだって言ってるんじゃないか。
標準語で「大きい」という意味になります。徳島ならではのかわいさがあります!
例文:今日のおつっきょさん、おっきょいでー。
標準語:今日のお月さん、大きいよ。
標準語で「しぶとい」「粘り強い」と言う意味です。
例文:まだ練習しとるけん、したわれこいの。
標準語:まだ練習してるんやから、しぶといねぇ。
「ざっとしとる」は「いいかげんな」というネガティブな意味で使われます。「ざっしとる」と聞くと少し汚い印象を持ちますね。
例文:この人ざっとしとる、もうめげてもた。
標準語:この人いいかげんやし、もうめげてしまった。
「もんた」は標準語で「帰った」という意味です。「いぬ」の過去形となる「いんだ」も、「帰る」の過去形で同じように使います。
例文:今もんたよ〜。
標準語:今帰ったよ〜。
「はしかい」は「かゆい」「むず痒い」という意味です。虫刺されなどでかゆい時に使用します。
例文:蚊に刺されてはしかーてしゃあないわー!
標準語:蚊に刺されて痒くて仕方ないよー!
「けんど」は、「そうだけど」「しかし」という意味で使われます。
例文:ほなけんど私は嘘ついてない。
標準語:だけど私は嘘ついてない。
「けん」は「けんど」と同じように標準語で「だけど」「〜だから」という意味で使います。
例文:今日は家でご馳走やけん、うちんくけえへん?
標準語:今日は家でご馳走だから、私の家に来ない?
「じょ」は、「〜だ」「〜です」という意味になります。じょは女言葉、じゃは男言葉になります。性別で変わる方言は独特ですよね!
例文:お魚安いじょ!買いに来てよ!
標準語:お魚安いよ。買いに来てよ!
「〜られん」は、標準語で禁止の「〜してはいけない」と言う意味になります。普通に考えると「〜できない」という意味のように思えますが、徳島では禁止を示すなんて不思議ですね!
例文:飲められん。
標準語:飲んではいけません。
標準語で「〜しないままで」という意味になります。この言葉は関西弁ではあまり見ない言葉で、阿波特有の方言になります。
例文:食べんずくじゃ。
標準語:食べないままだよ。
「やけん」は「〜だから」という意味になります。文末につけて使います。「好きやけん」と言われると可愛らしく思わずグッときてしまいますね。
例文:好きやけん、一緒にいたい。
標準語:好きだから一緒にいたい。
「なにしょん」は「何してるの?」という意味です。舌ったらずな感じがかわいいですよね!
例文:あんた、今なにしょん。
標準語:あなた今何してるの?
阿波弁の告白フレーズに「好きなんじゃ」があります。阿波弁では、男性では語尾に「じゃ」とつけ、女性は「じょ」をつけます。性別で語尾が変わるなんて面白いですね!
例文:ごっつい好きなんじょ
標準語:すごく好き
「おもしょい」は標準語で「楽しい」という意味になります。告白の時に使うとかわいらしくて良いですよね!
例文:一緒にいるとおもしょいわ。
標準語:一緒にいると楽しいわ。
「ごっつい」は「すごく」という意味で使います。好きなんじょよりも重みのある言葉になりますよ。「ごっつい好きなんじょ」と告白されてしまうと胸がキュンとしてしまいますね!
例文:ごっつい好きなんじょ。(男性なら「ごっつい好きなんじゃ」)
標準語:すごく好き。
ごじゃは標準語で「デタラメ」という意味になります。”ごちゃごちゃ”という音に似ているので間違えやすいので気をつけてくださいね。
例文:ごじゃばっかり言うな。
標準語:デタラメばっかり言うな。
うちんくは標準語で「自分の家」という意味になります。訛っている雰囲気のする方言ですよね。
例文:うちんくで遊ぼう!
標準語:私の家で遊ぼう!
おげったは「うそ」「間違い」の意味になります。
例文:あいつはおげばっかり言いくさる。
標準語:あいつは嘘ばっかり言いやがる。
県北西部では「おみーさん」は雑炊のことを言います。
例文:風邪やけん、今日はおみーさん食べや。
標準語:風邪だから、今日は雑炊食べや。
徳島県の阿波弁・徳島弁には、地元民の人柄や歴史が詰まった趣のある方言やフレーズが沢山あります。徳島に旅行に行かれた際には、阿波踊りや名産グルメを楽しむだけでなく、ぜひ徳島県民の方言やなまりに注目してみてくださいね。