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北海道のガイドブックなどにも紹介されている「ザンギ」ですが、道産子ではない人間にとって「唐揚げとどう違うの?」という疑問が湧いてきます。ここでは簡単にその違いをご説明し、北海道の味を納得してから食べていただこうと思います。
北海道のソウルフードであるザンギを全国に知ってもらうための団体があることはご存じですか?それが「北海道ザンギ連盟」です。ザンギ好きの方々がツイッター上で集い、2010年に発足した団体だそうです。今回はその熱意ある団体の方から貴重なご意見を伺い、定義もお聞きいたします。
「ナイスザンギくん」Tシャツを着る連盟の事務局長によると、「北海道ザンギ連盟は鶏の揚げたものはみんなザンギとしている」そうです。家庭やお店によって味付け・衣が様々なので、明確な定義付けをすると定義からはみ出てしまってさまよう鶏の揚げもの達を輩出したくないとのことです。
鶏肉は色々な調味料やトッピングを包み込む、北海道のように懐深い食材なので、細かい定義を決めないようです。
北海道全域で使われている「ザンギ」の呼称でありますが、釧路が発祥と言われています。そこで「くしろざんぎ」で釧路を元気にしたいという願いから、2011年より広報活動をしている「くしろザンギ推進協議会」が定義しているものを見ていきたいと思います。
中国語で鶏の唐揚げを指す「炸鶏」(ザージーやザーギーと発音される)に運がつくように「ン」が加えられて「ザンギ」になったと言われています。ブロイラーの1羽買いを始めたことから生まれたザンギは1羽から約30個分を作れるそうです。従ってモモもムネも、全ての部位がおいしいザンギに生まれ変わります。
くしろザンギ推進協議会によると、くしろザンギとは「地元の旨い食材を油でじゅわっと揚げたもの」と定義しており、現在釧路市にある26店を認定店としているそうです。他にも「下味を付けたり、独自のタレを付けたり、何も付けなかったり」、そして「常に進化を続ける、釧路のおいしい唐揚げ文化」と加えるのは、さすがは北海道。定義もでっかいどうです。
とにかく「釧路の旨いものを油で揚げておいしく食べましょう」と言うことだと思います。
おいしく揚げたものをザンギと呼ぶとのことで、バラエティー豊かなメニューが続々と加わり進化を続けています。例を挙げると、釧路産の鮭・クジラ・鹿・タコといった具材を揚げたもの、そして使用する粉をそば粉にした「そばザンギ」も存在していて、まさに無限大にレパートリーが増えています。
北海道ザンギ連盟やくしろザンギ推進協議会が提唱する定義をご紹介しましたが、次に北海道民はどのように考えているか、一般家庭では何をもってしてザンギと呼んでいるかを検証し、もう少し具体的に実態を紐解きたいと思います。
「ザンギ」を簡単に言うと、醤油やニンニク、ショウガなどの調味料でしっかり下味をつけてから小麦粉や片栗粉、或いはそれらを合わせた粉を混ぜて揚げたものを指すというのが大多数のご意見です。一方「唐揚げ」は唐揚げ粉に代表される味付け粉をまぶして揚げたものという違いがあります。家庭によって味付けや粉の分量が異なり、はっきりとした定義付けはないのかもしれません。
北海道民にザンギと唐揚げの違いについて質問すると統一された答えはなく、概ねの回答としてザンギは下味に漬け込むので味が濃く仕上がり、唐揚げは表面に味付けするので味が薄めと考える人が多いようです。札幌味噌ラーメンも味が濃い目ですが、道産子はしっかり味を付けるのがお好みなのかもしれません。
もう一つの違い、そしておそらくこれが最大の違いと思われるものは、ザンギは下味のタレとなるものに小麦粉や片栗粉を予め加えてしまうことが特徴と言えます。内地の人でも唐揚げを作る時にタレに漬け込む人がいると思いますが、粉をそこに加えるか、揚げる時にまぶすかに違いがあるようです。タレに粉を入れると衣がしっかり付いて食べ応えがありそうです。
言葉だけではイメージが湧かない方もいると思いますので、映像で作り方をご覧いただきます。
ここで道産子の味・ザンギのレシピや作り方をご紹介したいと思います。二度揚げしているのでサクッとジューシーな仕上がりになります。ビールのおつまみにもご飯のお共にも最適なレシピです。分かりやすいので、ぜひ作ってみてください。
全ての揚げ物を作る時と同じように、揚げる温度や引き上げるタイミングを見極めることが重要になると思いますが、そこさえクリアできれば鶏を切って調味料に漬けるだけなので、比較的簡単と言えます。キンキンに冷えたビールが欲しくなる季節に試したい一品なので、ぜひご覧になって北海道の味で乾杯してください。
他にも、以下でご紹介する「布袋」のレシピや塩味のザンギなどもYouTubeでみられますので、ご興味がある方は探してみてください。
昭和35年に釧路の歓楽街にあった鶏料理店で生まれたと言われるザンギは、その後進化を遂げて北海道全域にある数々のお店で食べられるようになりました。その中で観光の起点となる札幌近郊と発祥の地と言われる釧路にある人気店をご紹介しますので、旅行や出張に行った際にぜひ立ち寄ってみてください。
札幌を観光する多くの方が立ち寄る赤れんがのフードコートの一角に「中国料理 布袋」があります。ショップやレストランが賑わうテラスの3階に位置し、誰でも気軽に飲食できる雰囲気が嬉しいお店です。赤れんがの景色を眺められる窓際のソファー席を確保できたらラッキー。ベビーチェアの用意があるので、お子様連れでも安心です。
ザンギが大人気の中華料理店が赤れんがテラスに支店を出しています。テイクアウトにも特性タレが付いて、家でもおいしくお店の味をいただけます。店内で食べる場合には、ザンギ3個に小マーボ、そしてご飯や汁物、なんとデザートまでついた定食もおすすめです。ザンギはカリカリとジューシーさが楽しめて、人気の理由がわかります。
食べ過ぎ太り過ぎさん
評価:3.7
やはり布袋の「ザンギ」は、良い味である。長時間待ったせいか、美味しく感じる(笑)。会社員が昼休みにランチをいただくには、難しい店である。時間がたっぷりある方には良いと思う。
287人が参考にしています
〈スポット名〉中国料理 布袋 赤れんがテラス店(ホテイ)
〈住所〉北海道札幌市中央区北2条西4-1 赤れんがテラス 3F
〈アクセス〉さっぽろ駅(札幌市営)から234m
〈電話番号〉011-206-4101
〈営業時間〉11:00~15:00,17:00~22:00 L.O
〈定休日〉施設に準じる
こちらのお店は豊平公園駅から徒歩4分ほどにある喫茶店です。それも北海学園大学で学ぶ歴代の学生が通った老舗のお店で、しかも専用駐車場もあるので車でランチに立ち寄る人達にも人気があります。学生が集う店として相応しいコスパの良さはもちろん、漫画やゲーム機のテーブルなど懐かしさと変わらない安心感がたっぷりのお店です。
揚げたての柔らかいザンギを目一杯食べられる定食を提供する喫茶店です。ご飯が通常でも大盛りなので完食に自信がない方は初めに少なめで注文した方がいいかもしれません。最寄り駅から徒歩で来られる立地が観光客にとっては嬉しいです。他のメニューもご飯やおかずが大盛りなので、とにかくたくさん食べたい方におすすめのお店です。
ににすけさん
評価:3.5
大学が近いこともあってか、デフォルトでも大ボリュームなので、若者は間違いなく満足するだろう。
102人が参考にしています
〈スポット名〉亜珈里(あかり)
〈住所〉北海道札幌市豊平区平岸3条1丁目2-3
〈アクセス〉豊平公園駅から334m
〈電話番号〉011-821-9980
〈営業時間〉10:00~21:00,20:30 L.O
【土曜】10:00~19:00
〈定休日〉不定休
元々は焼き鳥屋だった「鳥松」には鶏を知り尽くした店主がいます。特注の中華包丁で骨ごとぶつ切りにして揚げるザンギがこのお店の人気メニューです。開店と同時に予約の電話が鳴り響くこのお店は、釧路市民に愛され続け、今では海外の観光客からの注文も増えているそうです。タイマーなどは使わず職人の目と耳で確認し、絶妙のタイミングで揚げています。
「鳥松」の看板メニューは骨付きのおいしいザンギです。ほど良い下味が付いているため、そのままでも飽きずに食べられますが、ウスターソースをベースにした特性のタレに付けるとスパイシーに味変してビールが止まらなくなります。衣はカリッとしてサクサク感が味わえる食感で、絶妙な揚げ加減の肉の中からは肉汁が溢れ出します。元祖の味を一度試してみたいものです。
B'z@love.amさん
評価4.0
大きさは一口サイズで食べやすい感じ。外側はやや硬めに揚がっていますが中はジューシーでとても柔らかいです。そのまま食べても十分に美味しいですが、付いてくるソースをかけても美味しいと思います。従業員の皆さんが一生懸命作業していますが出来上がりまでに結構時間がかかるので、購入される方は事前に予約をした方がよいと思います。
67人が参考にしています
〈スポット名〉鳥松(とりまつ)
〈住所〉北海道釧路市栄町3-1
〈アクセス〉JR釧路駅より徒歩10分
釧路駅から891m
〈電話番号〉0154-22-9761
〈営業時間〉17:00~翌0:30
〈定休日〉日
ここまでザンギと唐揚げの違いやおいしいザンギの作り方、そして人気の名店を3店舗ご紹介いたしました。明確な定義はないものの、おかずとしてもおつまみとしても活躍するしっかりとした味付けのザンギは釧路のみならず、札幌でも味わえますのでぜひ北海道にて食してみてください。