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グルメに観光に人気が高い福岡県。福岡県の郷土料理をご紹介していきましょう。その前に、福岡の気候や食材についてお話しします。
九州の北部に位置する福岡県は、国内、国外の交通や産業の要となっています。福岡の気候は、太平洋気候区に属しているので比較的温暖です。しかし、北部の冬は日照時間が短く、季節風の影響で寒さを感じます。また、内陸部は寒暖差も激しく夏は猛暑に見舞われることもある福岡です。
北の玄界灘、西の有明灘、東には周防灘が存在するおいしい魚介類に恵まれた県です。その為、新鮮な魚介を使用した料理も多く存在します。そのうえ、福岡は鶏肉文化も根強い土地柄で、数多くの鳥料理も発達しています。では、福岡の郷土料理の一部を紹介しましょう。
がめ煮には、筑前煮(炊き)とも言われている有名な郷土料理です。祭りや正月などハレの日には欠かせません。骨付き鶏肉・大根・にんじんなどの野菜、こんにゃくを砂糖と醤油で煮て味付けされます。もともとがめ煮は、黒田班の戦陣料理で戦いに向けて、あり合わせの材料を「がめくりこんで(ごた混ぜにして)」煮たことから誕生したと言われている郷土料理です。
作り方は、下記をご覧くださいね。
中国から13世紀に伝わった「うどん」は、博多が日本での発祥の地と伝えられています。讃岐うどんなどとは違って、博多のうどんはやわらかな麺が特徴です。その、うどんに県民に大人気の「ゴボ天(ゴボウの天ぷら)を乗せた物や、丸天(さつま揚げの丸いもの)、甘く煮たかしわ(鶏肉)などを乗せていただきます。つゆは、昆布やいりこの出汁を薄口醤油で仕上げた物です。
数多くあるご当地ラーメンとしても有名な博多ラーメンを始め、久留米、北九州市など県内くまなくおいしいと人気のある郷土料理です。いずれも、特徴として細麺やストレート麺、豚骨出汁でスープが白濁しているということでしょう。(中には、豚骨鶏ガラ醤油というラーメン屋もあります。)トッピングにはキクラゲや紅ショウガ、高菜、ごまなどがご当地では好まれています。
かしわ=鶏肉を指します。かしわめしは、福岡全県に広がっている有名なご当地料理です。地域地域で、味付けや形状は異なりますが、基本は、とり肉のスープでごはんを炊きます。その際に、にんじんや季節の野菜を一緒に炊き込む地方、炊き上がったご飯の上に、甘辛く煮たかしわや卵、海苔をのせて飾り付けする地方などがあります。
福岡人のソウルフードでもある、名物かしわめしの家庭での作り方をご紹介しますね。
新鮮な魚が手に入る福岡だからでできる郷土料理のひとつ。新鮮なサバを使わないと食中毒の危険性もあります。しょうゆが人々に広がった、江戸時代後期以降に伝わった郷土料理だと負われています。
作り方は、刺身のサバを薄く切り、しょうゆ、炒ったゴマ、みりん加えて和えます。薬味として、おろし生姜、わさび、モミノリなどを添えてもおいしいです。そのまま食べても、お茶漬けにしてもおいしい郷土料理です。
全国的に有名な辛子明太子には、まぶし型と漬け込み型の2種類があることをご存知でしたか。まぶし型は、日露戦争直後から太平洋戦争中にかけて、釜山から下関に輸入された物です。当時は、唐辛子とタレ、ニンニクにつけ込まれていました。現在では、まぶし型からほとんど漬け込み型に移行されていています。
現在の、辛子明太子は福岡にある「ふくや」が開発しました。調味料にスケソウダラの卵を漬け込み、乳酸発酵をさせておいしい明太子ができあがります。実際に、明太子って作れるのでしょうか。挑戦して見たい方は、下記、動画をご覧ください。
牛のもつを(内臓)を、キャベツやニラ、野菜と一緒に唐辛子やニンニクのスープで煮込んだ郷土料理です。味のベースは、醤油や味噌が多く、〆にちゃんぽん麺を入れるのが福岡では人気があります。キャベツ、もやし、ニラ、モツ(牛でも豚でもお好みで)を、ニンニク、唐辛子、鶏ガラスープなどの出汁、醤油、みりんなどのスープで煮込み頂きます。
家庭でできる福岡名物もつ鍋の作り方は、動画にてご覧ください。
博多の郷土料理のひとつ「水炊き」は、鶏ガラをじっくりと煮込んで白濁したスープを作ることから始まります。スープに味が付いているところがほとんどなので、そのまま頂いてもおいしいです。お好みで、ポン酢やゆず胡椒をつけます。
福岡で愛されている有名な水炊きを、実際に作って見たい方へ動画を紹介しますね。
あまり聞き慣れない食べ物かも知れません。おきゅうとは、ところてんやこんにゃくに似ている料理です。エゴというイギス科の海藻を使用しています。海に生息するウド、作る時にキュウっと絞るから、飢饉の時に人々を救った「救人きゅうと」、沖の人々から教わったからなどが語源となったと言われています。
おきゅうとは、日々忙しく動き回っている博多の商家から広まりまった郷土料理です。おきゅうとの作り方は、女将さんの動画をご覧ください。
「あぶってかも」を炙った鴨肉だと勘違いする方も多いのですが、実は、スズメダイの塩焼きの事です。名前の由来は、焼いて(炙って)直ぐに食べられるから、味が鴨肉に似ているからなど諸説あります。お酒のつまみとしてもおいしいと人気がある福岡の郷土料理のひとつです。
こちらの作り方は、おきゅうとと同じ動画にてご覧くさい。
福岡の筑豊炭田として栄えた田川。炭鉱夫が鍋の代わりに紙製のセメント袋を使って、ホルモンを焼いた所、袋の紙が余分な水分を吸った、肉が柔らかく、まろやかでおいしい料理に変化しました。その味が、口コミで家庭でも楽しめる郷土料理が誕生したのです。
現在では、フライパンにホルモンを入れ、その上に野菜をのせてさらに焼いて作ります。にんにくや味噌、しょうしゅなどで味付けしていましたが、焼き肉のタレでも、おいしく作れるホルモン鍋です。
全国的に家庭料理として普及している「焼きうどん」。焼きうどんは、福岡県北九州市に位置する小倉が発祥の地だということご存知でしたか。小倉の魚町にある「だるま堂」が、食糧難の時代にそば麺の代わりに乾うどん麺で提供したことが始まりです。その為、小倉には古くから焼きうどんを提供するお店が多く存在します。
うどん麺、キャベツなどの野菜、出汁、醤油で炒めるだけで手軽に作れることもあり、各家庭でも広く作られているおいしい郷土料理です。
福岡県北九州市にある門司港の名物とも言える郷土料理です。門司港は九州でも最北端にあり、明治時代から戦前は、国際貿易港として繁栄した港町でした。その為、洋食文化が早くから発達し、焼きカレーというハイカラ料理が誕生したのです。
ご自宅の余ったカレーや、レトルトカレーでも手軽に作れることも郷土料理として広がっていきました。作り方は、グラタン皿(耐熱皿)にご飯を入れ、その上にカレー、チーズや卵をのせてオーブンでこんがりと焼いて出来上がりです。
門司港名物「焼きカレー」の作り方動画を参考に、家庭でも作ってくださいね。
福岡の北部にある響灘に面した位置にある芦屋町。芦屋町は、西日本でも屈指のイカの水揚げ量を誇ります。その中でも、古くから人気のあるヤリイカは「あしやんいか」と呼ばれています。美しい姿や、コリコリとした食感がおいしい「あしやんいか」です。地元では刺身・てんぷら・バター焼きで食されます。
イカの裁き方は、動画でご覧ください。
福岡県北九州市は小倉に、古くから伝わっている郷土料理です。江戸時代後期に小倉藩の藩主「小笠原公」が前任地からぬか床を持ってきたことが始まりとされています。ぬかに、サバやイワシを入れて、しょうゆ、酒、みりん、砂糖を混ぜて煮込んだ郷土料理です。
ぬかみそに漬けることで、サバやイワシの臭みが消えて、食べやすくなります。また、煮込むことで、骨まで柔らかくなり、丸ごと食べられる栄養もあるおいしい郷土料理です。作り方は、動画にて。
アジアの玄関口ともいわれている福岡県には、ここでは紹介できないくらい多くのおいしい郷土料理で溢れています。ひよこ饅頭や博多通りもんなども地元の方々も、お土産としておやつとして大人気のお菓子です。是非、あなたも福岡の郷土料理を堪能してくださいね。