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北海道には花粉症がなく、快適な生活を送れると考えている人も多いですよね。実際に、毎年スギ花粉の症状に悩まされている人が北海道で観光すると、くしゃみなどの花粉症の症状が軽減する、という人もいます。北海道は他県と比べて、スギ花粉の飛散量が少ない傾向にありますが、実は北海道にも厄介な花粉の種類がありますよ。今回は北海道で発症する花粉症について説明します。
スギ花粉の直径は約0.03mmで、肉眼では捉えることができないほど小さいです。丸い形に小さな突起を持っており、アレルギー反応を起こさせる花粉として有名ですね。北海道ではこのスギ花粉が少ないと言われていますが、他の種類の花粉は多く、花粉の多い春に観光する場合は特に気になりますよね。そこで、北海道の花粉状況について説明していきます。
スギ花粉が飛散する時期になると、アレルギー反応が起きないようにさまざまな対策を行う人もいますが、そのスギ花粉の飛散量が最も少ない県は北海道と言われています。東京に比べて札幌の飛散量は約100分の1(cm2)なのでかなり少ないことが分かりますね。その理由として、他県に比べて北海道ではスギがあまり自生していないということが挙げられます。
また、北海道の地域によってスギ花粉の飛散量が異なります。函館ではスギ花粉が観測されているものの、稚内ではスギ花粉は観測されていません。このことから、北海道の中でも北上するほど、スギ花粉の飛散量が少なくなります。スギ花粉に悩まされない、快適な春を過ごしたい時は、北海道の稚内で観光するのも良いですね。新鮮な魚介類と稚内ブランドの食べ物がありますよ。
北海道ではスギ花粉の飛散量が少ないため、花粉症の人が少ないという印象がありますが、実は北海道で多い花粉症が存在します。そのひとつがハンノキです。スギ花粉の飛散時期とハンノキ花粉の飛散時期が被ることから、スギ花粉による花粉症と間違える人もいます。北海道在住の人や観光の際に花粉症を発症した場合はハンノキやシラカバの可能性を考えましょう。
関東に比べて北海道は、ハンノキ花粉の飛散量が少ないとも言われていますが、近年の北海道ではシラカバ花粉症に悩む人が多く見られます。北海道では林道沿いにハンノキが生えていることが多いため、観光の際はマスクなどの花粉症対策をして楽しみましょう。北海道の花粉症対策でおすすめの方法については、後程ご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
北海道で多い花粉症、ふたつめはシラカバ(シラカンバ)です。ハンノキは北海道以外にも日本全土で見られる木ですが、シラカバは東北や北海道の高原や山地に見られるため、関東よりも北海道の方が飛散量が多いです。ちなみに、ハンノキとシラカバでは、シラカバ花粉の方が飛散量が多いと言われています。
シラカバとハンノキは同じカバノキ科であるため、アレルギー反応の原因となる花粉の蛋白質が似ているという特徴があります。そのため、シラカバ花粉の飛散量が少ない年でも、ハンノキの飛散量が多い場合は、シラカバの花粉症の人がアレルギー反応を起こすことがあります。このことから、シラカバ花粉症の人はハンノキ花粉にも注意をしなければいけません。
花粉の多い時期は種類によって異なります。北海道ではスギ花粉が少ないですが、飛散する主な時期は3月から5月です。また、北海道で飛散するハンノキ花粉は他県よりも少ないと言われていますが、花粉に敏感な体質の人は強烈なアレルギー症状を引き起こすため、3月から5月が注意です。そして、北海道に多いシラカバ花粉が飛散する時期は4月から6月です。
北海道でシラカバ花粉の飛散量が特に多い時期は5月なので、花粉症の人は注意をしてください。また、シラカバ花粉とハンノキ花粉は似ていることから、シラカバ花粉が飛散する時期でなくても、アレルギー症状が出て来た時は、ハンノキ花粉が飛散している可能性があります。このことから、3月から6月はマスクなどで花粉症対策をしましょう。
ハンノキとシラカバが同じカバノキ科なので、アレルギー症状を引き起こす花粉の蛋白質が似ています。そのため、シラカバ花粉症の人も、ハンノキ花粉症の人も、両方のアレルギー反応について知っておく必要がありますね。花粉が付きにくいように、とりあえずポリエステルのアウターを着用する人もいますが、まずはどのようなアレルギー反応があるのか知っておくことも大切ですね。
関東に比べて北海道は、ハンノキ花粉の飛散量が少ないとも言われていますが、ハンノキ花粉症になる人が増えています。ハンノキ花粉によるアレルギー症状には、咳や喉の違和感を始めとした咽喉頭症状に悩まされる人が多いです。その理由として、りんごや桃などバラ科の食べ物や、特定の食べ物を食べることで口腔アレルギーを起こしやすくなることが挙げられます。
口腔アレルギーには主な症状として口の中や喉がかゆくなるなどがありますが、ハンノキ花粉への反応が敏感な場合は、アナフィラキシーショックを引き起こす可能性があるため、花粉症だからと軽視せずに、医療機関へ相談することが大切です。花粉が飛散していない時でも口腔アレルギーの症状は出るため、バラ科の果物を控えたりするなどの対策を行いましょう。
花粉症になった場合は、スギ花粉症と同様に、くしゃみや目のかゆみなどを引き起こす他、厄介なアレルギー症状が現れます。ハンノキとシラカバが同じカバノキ科であるため、ハンノキと同様に口腔アレルギーの症状が現れるでしょう。バラ科の果物や特定の食べ物を食べた際に、かゆみや喉のイガイガ感などの症状が現れた場合は医療機関へ受診することが大切です。
特に子供の場合は、口の中の違和感を上手く伝えることができず「嫌い」「いらない」という言葉でしか表現できないこともあるため、子供の様子をよく観察したり、目を見てお話しするようにしましょう。上手く言葉にできないことから、イライラしてしまうかもしれませんが、できる限り優しく接することを心掛けてあげることもポイントです。
体の中でも花粉が付着しやすい場所は、衣服などに覆われていない場所です。例えば手や顔、頭などが挙げられます。このことから眼鏡やマスクをしたり、帽子を被ったりして対策しましょう。眼鏡をかけることで、目に入る花粉の量を減少することができますよ。また、帽子を被ることも大切です。髪を触った時に花粉が手に付着する原因や、室内に花粉を持ち込む原因になるためです。
さらにマスクを付けて、アレルギー反応である鼻の症状を和らげましょう。服装では、花粉が付着しやすいウールを避け、ツルツルとした触感のポリエステルやナイロン素材の服を着ることで、付着する花粉が減少します。そして外出した際は、家へ入る前に服を払ったり、櫛で髪を解いたりして、花粉を家の中に持ち込まないように実践していきましょう。
そして帰宅したら、手洗いとうがい、洗顔をしましょう。目に違和感がある場合は防腐剤の入っていない人工涙液を使用し、花粉を洗い流すのがおすすめです。この時に水道水で洗眼すると、必要な成分まで洗い流してしまうことから、水道水ではなく人工涙液が良いでしょう。また、花粉の多い時期にコンタクトをしていると、目ヤニや充血、かゆみの症状が悪化する恐れがあります。
このことから、花粉の多い時期はコンタクトではなく、眼鏡の使用がおすすめです。どうしてもコンタクトをする必要がある時は、ワンデーを使用しましょう。また、睡眠不足やストレス、偏った食生活によって免疫機能が落ちないようにすることも大切ですよ。十分な睡眠を確保したり、バランスの良い食事を摂ったり、適度にストレス発散を心がけましょう。
北海道にはスギ花粉が少なく、北上するほどにその量はどんどん少なくなるため、スギ花粉症の人にとっては羨ましいですよね。しかし、北海道にはスギ花粉が少なくても、ハンノキ花粉やシラカバ花粉が飛散しています。よって、北海道に行っても花粉症にならないという理由にはないことから、しっかりと花粉症対策をして、春を乗り越えていきましょう。