漂流郵便局

三豊市詫間町の海に浮かぶ人口200人ほどの小さな島、粟島にある漂流郵便局は「いつかのどこかのだれかに宛てた手紙が集まる郵便局」です。本にもなり話題を呼んだ漂流郵便局では、無数の行き先のない手紙が届けられています。亡くなった人に宛てた手紙、届けることの出来ない手紙が漂流郵便局に集まり、漂流郵便局に訪れた人が手紙を読み、立ち止まります。

漂流郵便局では元郵便局員の局長さんがいます。漂流郵便局に届けられた無数の行き場のない手紙に全て目を通し、一枚一枚印を捺しています。当初、漂流郵便局は一ヶ月間だけの限定的な開設となる予定でした。しかし、この郵便局が必要だと決意した局長の想いのもと常設展となり、今なおたくさんの人が漂流郵便局に訪れています。

昭和レトロな哀愁漂う漂流郵便局の少し切ない感じは、見た人をどこか懐かしい気持ちにさせてくれます。漂流郵便局に訪れた人たちは気さくに局長さんと会話を楽しんだり、写真を撮ったしりています。漂流郵便局の開局時間は、毎月第2土曜日･第4土曜日の13:00～16:00となっています。