祖谷のかずら橋

続いては徳島県西部にある「祖谷（いや）のかずら橋」です。JR大歩危駅から車で18分のアクセスで、大歩危峡谷との組み合わせで観光に訪れる人が多い人気スポットです。吉野川支流の峡谷に架かるサルナシ（しらくちかずら）などの葛類を材料に造られた吊り橋が「かずら橋」です。

平家の落人が隠れ住んだと言われる秘境の祖谷地方ですが、落人が追っ手が入って来るのを防ぐため、いつでも切り落とすことができるように造ったのがこの吊り橋なのです。橋を渡る時に揺れながら音をたててきしむスリル満点の橋は絶好の撮影スポットです。

橋の両端から写す構図は、スリル感を出すために橋を渡る人を入れて写真を撮りたいところです。川岸からの撮影は俯瞰撮影になりますが、橋全体を入れると橋が小さくなりますので、両側をカットして橋の中央部と下を流れる川や周りの木々を写し込む構図がいいでしょう。