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今回紹介する花魁淵は山梨県甲州市にある心霊スポットです。読み方は花魁淵(おいらんぶち)と言います。55人の遊女殺害事件があったとされ、また数々の恐ろしい恐怖体験が報告されていることから心霊マニアの間で関東最恐の心霊スポットと称されています。
今までに何度もテレビ番組・雑誌などで特集されていて、人気テレビ番組『アンビリーバボー』でも取り上げられるほど有名です。今回はそんな花魁淵の有名な歴史・恐ろしい伝説・恐怖体験・場所・行き方について紹介していきます。
【他の山梨県の心霊スポットについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。】
有名な心霊スポットである花魁淵は地元では銚子滝と呼ばれ、花魁淵という名は55人の遊女殺害事件が由来だと言われています。その事件は戦国時代に勢力を伸ばした武田家にまつわる恐ろしい事件です。まずは花魁淵の由来となった事件について詳しく紹介します。
戦国時代、花魁淵の向かい側にある鶏冠山の山中には武田家が保有する金山として有名な黒川金山がありました。当時の黒川金山は武田家が所有する金山の中で最大の金山で、ここで産出された大量の金は武田家に繁栄をもたらしました。
この黒川金山には金を採掘する鉱夫が住む巨大な鉱山街があって、街には過酷な仕事をする鉱夫たちが息抜きをするための遊郭もあったと言われています。
武田家が滅亡すると、それに伴い黒川金山は閉鎖されることになります。黒川金山には金がまだ残っていたので、採掘場所や採掘法は重要な軍事機密です。それらの情報が外部に漏れないように口封じのため鉱夫と遊女が殺害されることになります。
渓谷の上に舞台が作られると、そこで55人の遊女たちは酒宴の座に興を添えるため踊れと命じられます。そして遊女たちは踊らされますが、踊っている間に舞台ごと淵に落とされてしました。
【山梨・花魁淵】慰霊碑があり、武田の隠し金山である黒川金山の遺構を対岸に見られたが、付近は地形が険しく、道路が廃道予定のため現在立ち入り禁止。金山を閉山する際、秘密保持のため、ここで働いていた遊女55人を川へ落として殺害したという。 pic.twitter.com/XKJldEg92Y
— B面 (B級スポット・珍スポットガイド) (@bii_men) January 18, 2017
淵へと落とされた遊女たちは大半が岩で頭を割ったり、川で溺れたりして命を落としましたが、一部は運よく生き延び、下流にある丹波山村まで流れ着きます。しかし遊女たちを助けたら重い刑に処するというお達しがあったため、村人たちは衰弱する遊女たちを見殺しにしてしまったそうです。
それでも村人たちは遊女たちのことを不憫に思い、また祟りを恐れて川から遊女たちの遺体を引き上げて葬り、祠を作って丁寧に供養したと言われています。その後、旧道沿いの花魁淵に慰霊碑が建てられましたが、現在は撤去されています。
非常に有名であり、人気が高い花魁淵ですが、地図に記載されている花魁淵に繋がる道路は新しくできたバイパスが開通したことで立ち入り禁止になりました。恐ろしい心霊現象が起こるため禁止されたのでしょうか。ここからはその理由について紹介します。
立ち入り禁止になった理由は恐ろしい心霊現象が起こるためではなく崖崩れが起こって危険だからです。地図に記載されている花魁淵の周辺は険しい地形になっていて崖崩れがよく発生しています。
立ち入り禁止になる前は崖崩れによる通行止めが頻繁に発生していて危険だったので、花魁淵付近の国道はバイパス道路に変更され、花魁淵に繋がる道路は平成23年11月23日に閉鎖されました。
R411花魁淵を見に行こうと思ったら、、立ち入れなくなってるんですね😂てか例の話は本当なんだろうか。 pic.twitter.com/LdXSfxeUUf
— ほんちょう (@WeekendDrive21) July 27, 2021
花魁淵付近では様々な恐ろしい心霊現象が起こっています。また花魁淵にまつわる興味深い都市伝説があります。ここからは花魁淵で起こった恐怖体験と花魁淵にまつわる都市伝説について見ていきましょう。
55人の遊女が殺害される悲劇が起こってからというもの花魁淵付近では夜ごと女性の悲鳴や恨み言、歌声が聞こえるという恐ろしい民話が地元で伝えられています。
現代でもそうした心霊現象がよく報告されていて、有名なのは花魁淵付近でキャンプ中に女性の声を聞いた、ドライブ中に突然ラジオから女性の歌声が流れた、女性の悲鳴を聞いたといった恐怖体験です。
花魁淵付近で写真を撮ると心霊写真が撮れるという恐怖体験もたくさん報告されています。有名なのは花魁淵付近で写真を撮ったところ、白い着物を着た女性や黒い人形の影、オレンジ色の球体が映ったといった恐怖体験です。
他には花魁淵付近を撮影したところ写真が真っ黒になった、写真屋で写真を現像したところ花魁淵の写真だけ現像できなかったという恐怖体験も報告されています。
これは米軍内で語り継がれていると言われる都市伝説です。第二次大戦中、米軍は広島と長崎だけでなく山梨にも原爆を投下する予定でした。原爆を搭載したB29が山梨の上空を飛行中、パイロットは空一面に浮かび上がる遊女たちの姿を目撃し、そして「もうこれ以上私たちを傷つけないで……」という声を聞きました。
遊女たちに恐怖を感じたパイロットと米軍はB29を帰還させ、山梨への原爆投下計画を断念したと言われています。
花魁淵付近では幽霊に引きずり込まれ滑落する事故が絶えないという都市伝説もあります。夜の花魁淵付近を歩いていた人が何者かに掴まれ淵に引き摺り込まれた、また自動車にびっしりと手が張り付き崖の下に引きずり込まれたという命に危険を及ぼす心霊現象が起こるようです。
戦国時代、武田家は甲斐の金山で産出される金に支えられ、勢力を伸ばしました。最後の方は金が枯渇していたと言われますが、武田家は滅亡する前に埋蔵金を鶏冠山や諏訪湖中に隠したという都市伝説があります。
今なお多くのトレジャーハンターたちが一攫千金を夢見てその武田家の埋蔵金を探していて、花魁淵は武田家が所有していた最大の金山である黒川金山と深い縁があるということで、埋蔵金が埋まっているのではと目を付けています。
地図に記載されている旧道沿いにある花魁淵は本当に遊女たちが殺された場所ではなく、本当の場所は違うところにあると言われています。またそもそも遊女たちは殺されていないのではと言い伝えそのものを疑う声もあります。ここからは花魁淵の真相に迫ります。
花魁淵の場所は地図に記載されていますが、55人の遊女が殺害された本当の場所については諸説あって、本当の場所として有力視されているのはそこより1kmほど上流にある藤尾橋付近です。それはなぜかというと藤尾橋付近は旧道沿いの方よりも地形が険しく殺害現場として現実味があるからです。
しかしあくまでも言い伝えなので、本当の場所が旧道沿いなのか藤尾橋付近なのかは定かではありません。
口封じのため川の上にわざわざ舞台を作り、遊郭たちが踊っている間に舞台ごと川に落としたと言われていますが、この殺害方法は手間がかかります。また黒川金山には遊郭があったという言い伝えですが、そこに遊郭があったことを裏付ける文献も遺物も見つかっていないそうです。
以上のことから遊女は本当に殺されたのかと疑う人もいます。しかし55人の遊女を殺害した事件がなかったという証拠もありません。事件の真相は闇の中です。
住所 | 山梨県甲州市塩山一ノ瀬高橋 |
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行き方・アクセス | JR塩山駅から車で40分 |
最寄駅 | JR塩山駅 |
最寄りのバス停 | 落合(甲州市) |
GoogleMapで詳しく見る |
地図に記載されている花魁淵は国道411号沿いの甲州市と北都留郡丹波山村の境にあります。現在は柵で閉鎖されており、廃道化作業中です。花魁淵一帯は傾斜がきつく滑落する可能性が高いため、絶対に柵を乗り越えないでください。
本当の場所と言われている藤尾橋付近には行くことができますが、藤尾橋は老朽化のため立ち入り禁止になっています。渡ると落橋し、怪我する恐れがあるので渡らないようにしましょう。
花魁淵いけなくなってるんだ pic.twitter.com/vJ8SOokITQ
— せ゛にぴ (@zeni_p) February 13, 2021
ただの心霊現象だけでなく引き摺り込まれるという心霊現象があるという噂で、花魁淵はかなり危険な心霊スポットと言えます。また花魁淵付近は傾斜がきつく滑落する恐れがあり地理的にも大変危険なので気をつけましょう。