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東京都あきる野市と八王子市の堺にある小峰峠の中間地点に、今から100年以上も前に造られた歴史ある旧小峰トンネルがあります。ここは東京都八王子市にある有名心霊スポットです。人気心霊Youtuber【ゾゾゾ】さんをはじめ、多くのユーチューバーが訪れている場所でもあり、その目撃情報や恐怖体験は有名です。
ここで起きた痛ましい事件・トンネルの歴史・心霊現象の目撃情報・場所・行き方などを詳しく紹介します。
(東京の心霊スポットについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
ある怖い事件がきっかけで「旧小峰トンネル」は恐怖の心霊スポットとして世に知られるようになりました。それは平成元年に起きた日本の犯罪史上、最も凶悪と言われたシリアルキラーとも言われる宮崎勤による東京・埼玉連続幼女誘拐殺人事件がきっかけです。
痛ましい事件の犠牲者の1人が遺棄された場所が小峰峠だったことから、様々な目撃情報が飛び交い、その少女が当時の姿のまま、家族が迎えに来るのをいまだに待っているのではないかという噂です。それでは「旧小峰トンネル」が恐怖の心霊スポットと呼ばれる理由を解説していきます。
1988年(昭和63年)~1989年(平成1年)、宮崎勤は4名の幼女を甘い言葉を用いて誘拐し、首を絞めて殺害しました。その恐怖の犯行は殺害だけにとどまらず、殺害した後にわいせつな行為を行い、その様子をビデオ撮影したという信じがたいものでした。
その他にも、自宅の庭で遺体の骨を割り、油をかけて焼いたり、遺体をのこぎりでバラバラにしてから遺棄したり、また遺骨を被害者宅に送り付けたりという常軌を逸した行動に出たのです。過去に見ないほどの恐怖を感じる事件でした。この犠牲者の遺体発見現場が報道され、小峰峠という名前も世に知られるようになったのです。
宮崎勤は4人目を殺害して間もなく別の幼女に狙いを付けるも、その父親に取り押さえられ逮捕されました。父親は、後に自分の子供を狙った人物がその凶悪犯だったと知り底知れぬ恐怖を覚えたと言います。宮崎勤は2008年(平成20)6月17日に死刑執行されましたが、反省の色は全くなかったと言われています。
宮崎勤の恐怖の犯行は、殺害後、体をバラバラに解体し遺棄するという残虐なものでした。旧小峰トンネルで起こる怖い心霊現象や目撃情報は、小峰峠で発見された連続幼女誘拐殺人事件の犠牲者と関連付けられています。では実際はどのような関連があるのでしょうか。
遺体発見現場は旧小峰トンネルだったと噂されています。しかし実際は、旧小峰トンネルから2kmほど離れたところで殺害され、遺体は1年近くもその場所に放置されていました。被害者の1人はやはり首手足を切り離されて遺棄されましたが、その幼女の殺害現場は江東区で、発見現場は小峰峠とは反対方向に20kmも離れた地点でした。
そうなると、旧小峰トンネルは殺害現場でもなければ、死体遺棄現場でもないのです。しかしながら、小峰峠で起こったあまりにも怖い事件だっただけに、近くにある廃トンネルで起こる怖い心霊現象や目撃情報と関連づけられてしまうのもわかります。
旧小峰トンネルが恐怖の心霊スポットと言われるもう1つ理由は、旧小峰トンネルの入り口に花束が置かれていたという目撃情報からだと言われています。一般的に、道端に花束が置かれるということは、誰かが事件や事故に巻き込まれて亡くなってしまったことを意味します。トンネルで亡くなった人がいると、怖い印象をいだく人も多いでしょう。
近くの小峰峠で宮崎勤の連続幼女誘拐殺人事件の遺体が発見されたことから、その花束は幼い女の子を偲んで置かれたものと思われたのではないでしょうか。そして、「幽霊の正体は宮崎勤事件の被害者なのではないか」と一部の人から囁かれるようになったのです。
旧小峰トンネル付近の道路は道幅が狭くカーブも多いことから、交通事故で亡くなった人がいても不思議ではありません。また、旧小峰トンネルの怖い心霊現象や目撃情報は、連続幼女誘拐殺人事件が起こる以前からあったのです。
新小峰トンネルが開通してから、旧道は廃道となっており旧小峰トンネルを利用する人もいなくなっています。そのような廃トンネルで怖い幽霊の目撃情報が出ることはよくあることです。また、猟奇的な殺人事件や事故が報道されると、現場にちなんだ怖い幽霊話が沸き立つことも世の常でしょう。
整備されることもなく朽ち果てていく廃トンネルですが、恐怖の心霊スポットとしては現在も現役です。それでは、旧小峰トンネルで起こる怖い心霊現象はどんなものがあるのでしょうか。
6人組男性YouTuberとして人気の高い『フィッシャーズ』のンダホさんが、1人で旧小峰トンネルに入り、動画中で金縛りに合う恐怖の心霊現象が発生しました。いつも笑顔でフィッシャーズのムードメーカー的な存在のンダホさんの動揺ぶりから、その恐怖度合いがうかがえます。
金縛りは 意識 がはっきりしていながら身体を動かすことができないので、怖い噂のあるトンネル内で起こってしまったらと思うと本当に恐怖の体験です。
小峰峠では様々な怖い目撃情報があります。その中でも、小峰峠を走行している際に、手首から先がない少女が手を振ってくるという目撃情報はかなりの恐怖体験です。この少女の霊は、宮崎勤事件にかかわっているのではないかと言われていました。
しかし実は、宮崎勤事件が発覚する以前から、小峰峠を走行中や旧小峰トンネル内では手首のない少女の目撃情報が多数あったのです。
はっきりした姿ではないようですが女性のような姿形をした霊が写り込むと言われています。他にもオーブのような丸い光が写り込んだり、赤い光が写り込んだりするなど様々な心霊写真があります。本当に心霊写真が撮れるかどうかを検証するために、旧小峰トンネルへ足を運ぶ人も多いようです。
どこからともなく鈴の音が聞こえてきて、その後幼い女の子の霊が現れると言われています。しかも女の子の霊はいきなり現れるためかなりの恐怖感をおぼえるようです。他にもシャッター音やドシンといった何かが落ちるような音が聞こえてくるのだとか。何もないトンネル内で有り得ない音がするという怖い現象が起きています。
旧小峰トンネルはさほど長いトンネルというわけでもないのに、トンネルに入ると気分が悪くなるというものです。古いトンネルは、ただでさえ暗くて湿気が多く恐い雰囲気が漂い、霊が集まりやすい場所と言われています。その影響があるのか気分が悪くなる人がいるようです。
また、トンネルにゆがみがあり、構造上の問題で気分が悪くなることも考えられます。旧小峰トンネルは、峠に造られた古いトンネルなので少なからずゆがみが発生しています。これが原因で気分が悪くなる人もいるようです。
旧小峰トンネルは、東京都道32号線八王子五日市線に小峰隧道という名前で作られたトンネルです。100年以上も経過している歴史の長いトンネルで、現在は車両での通行はできず、廃トンネルとなっています。それでは旧小峰トンネルの開通から閉鎖までの歴史を詳しく紹介していきます。
旧小峰トンネルは1916年に開通しました。八王子方面と武蔵五日市方面を結ぶ重要な道路で、小峰峠と呼ばれる小さな山の頂上付近に作られたトンネルです。
一方で、長さ79.4m・高さ3.5m・幅4.3mと幅が狭く高さ制限もあるという不便さもありました。また、小峰トンネル付近の道路自体も、カーブが多く道幅も狭いので、車同士がすれ違うのも難しい状況でした。主要なトンネルでありながら、利便性や安全性が悪かった為、2002年2月に新小峰トンネルが開通されることとなるのです。
新小峰トンネルは全長656mあり、車線は2車線となり道幅も広く通行しやすくなりました。しっかりとした造りで電灯や片側に歩道も整備もされ、明るく、徒歩でも安心して通行できます。こうして、幅が狭くてカーブが多かった、安全性が高いとは言えない旧小峰トンネルは、通る必要がなくなってしまったのです。
旧小峰トンネルは次第に多くの暴走族が集まるようになってしまいました。小峰峠の曲がりくねったカーブの多い地形と幅の狭い道路は、バイクに乗る若者にとって競争するのに最適だったのでしょう。そのためバイク事故も多く起こりました。
また、夜な夜な集まっては、大きな音が出るようにエンジンやマフラーを改造したバイクに乗り騒音をまき散らします。多くの暴走族が集まるたまり場になって、深夜に騒ぐ姿もみられました。これらは周辺住民の大きな問題となってしまったのです。
問題を抱えてしまうことになった旧小峰トンネルは、新小峰トンネルが開通することで解決することとなります。通る必要がなくなった旧小峰トンネルは閉鎖され、ゲートが設置されました。次第に暴走族による爆音や騒ぐ声などが聞かれなくなり、この問題は終止符を打つこととなりました。
2002年新小峰トンネルが開通したことで、旧小峰トンネルは車両通行禁止になりました。旧小峰トンネルへ通行する道にはゲートが設置され、しっかりと封鎖されている状態です。しかし、旧小峰トンネル自体は閉鎖となっておらず、車やバイク以外での通行は可能です。
徒歩や自転車での通行は可能となっています。ゲートが設置され閉鎖状態となってから時間が経過しており、管理されている道路とは違い通行する際は注意が必要です。
旧小峰トンネルは心霊現象や怖い目撃情報が多いため【ガードマン】【フィッシャーズ】など有名Youtuberが肝試し動画を撮影し、一躍有名なスポットになっています。過去に起こった宮崎勤事件の事件現場が近かったこともあり、事件に関連付けられ怖い心霊スポットとして広く世に知れ渡ることとなりました。
実は事件以前から様々な目撃情報があり、心霊現象は度々起こっていましたが、全国的に広まったのは宮崎勤事件がきっかけだと言われています。
旧小峰トンネルは歴史が長いため古く、最新技術で造られたトンネルとは違い、照明もなく水漏れも起こり荒れている状況にあります。冷たい・暗い・じめじめしているなどの心霊現象が起こりやすい条件がそろっている場所とも言えるのです。旧小峰トンネルは、色々な要因が重なり、有名な肝試しスポットになっているのです。
旧小峰トンネルのある場所は東京都八王子市です。小峰峠を登って行った場所にあり、車両の通行はできませんが徒歩と自転車での通行は可能となっています。そこで、行き方や場所の詳細、最寄り駅や駐車場などを詳しく紹介します。
旧小峰トンネルは東京都八王子市上川町に位置します。八王子方面から行く方法と、あきる野市方面から行く方法があります。旧小峰トンネルは車両通行止めになっていますが、完全に閉鎖されているわけではないため、双方からアクセスすることが可能です。
八王子方面からアクセスする場合は、新小峰トンネルを目指して進んでいき、新小峰トンネルの300mほど手前の細い道を右折し、右折後しばらく細い道を走り進めていくとゲートが見えてきます。あきる野市方面から進んでいく場合は、新小峰トンネルの入り口付近に旧小峰トンネルへ行ける道があります。この道を進んでいくとすぐにゲートが出てきます。
八王子方面とあきる野市方面のどちらから行ってもゲートより先は車から降りなくてはなりません。トンネル自体の長さは79.4mしかありませんが、ゲートからトンネルまでは徒歩15~20分ほどかかります。しかも管理されている道路とは違って草木が鬱蒼としている箇所もあります。明るい時間帯でも薄暗く野生動物が出てくることもあるので注意が必要です。
徒歩で行く場合、最寄駅は武蔵五日市駅です。そこから小峰公園までは路線バスが通っており、バスを降りて徒歩5分ほどの場所にゲートがあります。ゲートより先は車で行った場合と同様、悪路を歩き進むことになるので注意が必要です。
自転車で行く場合は、日野市浅川沿いのサイクリングロードを15kmほど走り、八王子の浅川橋から支流の川口川沿いの道へ移ります。しばらく川沿いを走るとやがて秋川街道となります。浅川橋から10kmほどで旧小峰トンネルの入り口です。この道が元の本道でしたが、新小峰トンネルの開通とともに車両通行止めになりました。
ゲート先も路面は舗装されていて勾配もゆるく走りやすいのですが、道幅が狭い場所も多く、道脇の草木が生い茂り路面を覆いそうになっている箇所があります。薄暗く視界があまりよくない道を進むことになります。
車で行った場合はゲート手前までは行けますが車両通子止めで、そこから先は車から降りなくては進めません。付近に駐車場はありませんので車を停車する際はトラブルにならないようご注意ください。
トンネルの入り口は中にスッと引き込まれるような雰囲気もあり、通過している間は異世界へ通じているのではないかという不思議な感覚を覚えたことがある人も多いのではないでしょうか。今回は八王子の心霊スポットと言われている旧小峰トンネルについて紹介しました。
行き方自体は簡単ですが、周辺は長い年月整備されていない山道で夜でなくても薄暗く視界もはっきりしないことがあります。心霊現象のみならず、いかに危険な心霊スポットであることがおわかり頂けたでしょうか。旧小峰トンネルへ足を運ばれる際は危険も伴いますので、十分にご注意ください。
(埼玉の心霊スポットについてについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)