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福岡の方言である北九州弁には、個性的な語尾などの特徴があります。こちらでは、3つの特徴と、北九州弁と博多弁の違いはどんなものかについてご説明していきますので、ぜひチェックしてみてください。
北九州弁の特徴は、言葉を短縮した形にしていることが多い、強調する表現が多い、勧める表現が多いの3つです。短縮した形になっている分、会話がスピーディーになりやすいでしょう。また、強調や相手に勧めるような言い回しが多めなので、主張がはっきりするのもポイントです。
そのため、標準語よりも北九州弁の方が言いたいことがよりはっきりと伝わりやすくなります。
北九州弁と博多弁の違いは、疑問系の時の語尾にあります。具体的な違いは、北九州弁は、ん?という語尾で聞くことが多い一方で、博多弁は、と?という語尾で聞く、という所です。また、博多弁で特徴的なうまか、という響きは、北九州弁ではうまい、と表現するため使われません。
博多弁でよかとこ、と表現する時には、北九州弁ではええとこ、と表現する、というような違いもあります。
北九州弁でのあいさつや、ありがとうは、標準語とほとんど同じです。しかし、熊本弁ではありがとうやさようならをだんだん、と表現します。また、ごめん、と言いたい時にはすんまっせん、と言ったり、がんばろうね、はがんばらにゃんたい、という言い方になったりするのも特徴的です。
通じにくい面白い響きの方言は、どんなものでしょうか。こちらでは10個の方言についてご説明します。
伝わりにくい北九州弁や熊本弁の言葉の1つ目は、あくしゃなです。困った、呆れたという意味で、ため息を付いて呆れてしまう人やものに対するシチュエーションで使えます。
例文「あくしゃなこったい」
標準語「困ったことだなあ」
難しいなまりの熊本弁の言葉2つ目は、おおごつです。大変、という意味なので慌ただしくなったことを表すシチュエーションで使えます。
例文「あすなさおおごつたい」
標準語「明日の朝は大変です」
難しいなまりの熊本弁の2つ目は、いがわです。井戸、という意味なので昔ながらの井戸や泉を表したい時に使えます。
例文「いがわんみずあうまか」
標準語「泉の水が美味しい」
難しいなまりの熊本弁の3つ目は、いっくざすです。壊す、という意味なので、何かが崩れた時や壊すことを焦らわすシチュエーションで使えます。
例文「壁ばいっくざした」
標準語「壁を壊しちゃった」
難しいなまりの熊本弁の4つ目は、いばしかです。勢いがある、という意味なので、威勢の良い人を表すシチュエーションで使えます。
例文「いばしか人ばい」
標準語「威勢が良い人だね」
難しいなまりで怖い印象もある熊本弁の言葉5つ目は、うすとろかです。ばつが悪い、という意味なので、気まずい気持ちを表すシチュエーションで使えます。
例文「うすとろーして出られんたい」
標準語「気まずいから出ていけないよ」
難しいなまりで怖い印象もある熊本弁の言葉6つ目はおるげんとです。私の家のもの、という意味なので、所有物を表す時に使えます。
例文「おるげんとですが」
標準語「私の家のですが」
難しいなまりで怖い印象もある熊本弁の言葉6つ目はがほんなかです。元気がない、という意味で、体調が悪い時に使えます。
例文「がほんなかばいた」
標準語「元気が出ないよ」
難しいなまりで怖い印象もある熊本弁の言葉9つ目はぎすとんです。びくとも、という意味なので動かしにくいものに対して使えます。
例文「こん石ぎすとんせん」
標準語「この石びくともしない」
難しいなまりで怖い印象もある熊本弁の言葉10個目はざまーにゃーで、見掛け倒しという意味です。見た目に反して大したことがないと感じた時に使えます。
例文「太かばっかしでざまーにゃーね」
標準語「大きいだけで大したことないね」
定番で使いやすい方言は、どんなものでしょうか。こちらでは15個の方言をご説明します。
会話で使える方言や熊本弁の1つ目は、あなた、という意味のあーたです。相手を指し示したい時に使えます。
例文「あーたがたはようがまだしなはる」
標準語「あなたがたはよく働くね」
会話で使える方言や熊本弁の2つ目は、赤い、や明るいという意味のあかかです。晴れた時や赤いものを示したい時に使えます。
例文「もうあかかばい」
標準語「もう空が明るいよ」
会話で使える方言や熊本弁の3つ目は、こんなものという意味のこぎゃんとです。何かを指して示したい時に使えます。
例文「こぎゃんといたらん」
標準語「こんなものつまらない」
会話で使える方言や熊本弁の4つ目は、しているという意味のあっとるです。進んでいることを表す時に使えます。
例文「会議があっとる」
標準語「会議はもう行われているよ」
会話で使える方言や熊本弁の5つ目は、あるだけ全てという意味のあるしこです。たくさんのものを表す時に使えます。
例文「あるしこ持っていきなっせ」
標準語「あるだけ全部持っていきなさい」
会話で使える方言や熊本弁の6つ目は、食べられるという意味のいくるです。満腹でない時に使えます。
例文「まだいくっど?」
標準語「まだ食べられるでしょ?」
会話で使える方言や熊本弁の7つ目は、全くという意味のあるしこです。否定を強調する時に使えます。
例文「いっちょん好かん」
標準語「全然好きじゃない」
会話で使える方言や熊本弁の8つ目は、同じくらいという意味のうっつかっつです。大差がないことを表す時に使えます。
例文「うっつかっつたい」
標準語「似たりよったりだよ」
会話で使える方言や熊本弁の9つ目は、いいえという意味のうんにゃです。否定したい時に使えます。
例文「うんにゃわかりまっせん」
標準語「いいえわかりません」
会話で使える方言や熊本弁の10個目は、しばらくという意味のえーささです。期間が空いている時に使えます。
例文「えーささ会うとらんたい」
標準語「しばらく会ってないよ」
会話で使える方言や熊本弁の11個目は、ひどくという意味のえらしこです。強調したい時に使えます。
例文「えらしこおごられた」
標準語「ひどく怒られた」
会話で使える方言や熊本弁の12個目は、ぴったりという意味のがっつりです。サイズが同じであった時に使えます。
例文「がっつり合うた」
標準語「ぴったり合ったよ」
会話で使える方言や熊本弁の13個目は心配するという意味のきのせくです。焦燥感を表す時に使えます。
例文「えらしこ気のせーたばい」
標準語「ひどく焦ったよ」
会話で使える方言や熊本弁の14個目は賢いという意味のこうしゃかです。頭が良いことを表す時に使えます。
例文「こうしゃか子たい」
標準語「賢い子だね」
会話で使える方言や熊本弁の15個目は寒いという意味のさんかです。冷え込んでいる状況を表す時に使えます。
例文「たいぎゃさんか」
標準語「ひどく寒いよ」
特徴的な響きの語尾には、どんなものがあるでしょうか。こちらでは、5つの語尾をご説明します。
特徴的な語尾の1つ目はようだ、やしたいという意味のごたるです。希望を表す時に使えます。
例文「帰ろごたい」
標準語「帰りたいな」
特徴的な語尾の2つ目はできるという意味のこなすです。可能かどうか表す時に使えます。
例文「食いこなさん」
標準語「食べきれない」
特徴的な語尾の3つ目はしなければという意味のじゃこてです。意思を強く持つことを表す時に使えます。
例文「行かじゃこて」
標準語「行かなくちゃ」
特徴的な語尾の4つ目はてもという意味のたっちゃです。強調して表す時に使えます。
例文「なんちゅうたっちゃ」
標準語「なんといっても」
特徴的な語尾の5つ目はしているという意味のちょるです。行動が続いていることを表す時に使えます。
例文「そぎゃん思うちょる」
標準語「そのように思っているよ」
かわいい雰囲気の熊本弁には、どんなものがあるでしょうか。こちらでは、5つの告白フレーズをご紹介します。
かわいいイントネーションの熊本弁の1つ目は、たいぎゃー好きたいです。とても好き、という意味なので気持ちを強調したい時に使えます。
例文「あーたんこつたいぎゃー好きたい」
標準語「あなたのこととっても好き」
かわいいイントネーションの熊本弁の1つ目は、好きばいです。好きなんだよ、という意味なので強調して思いを伝えたい時に使えます。
例文「あーたんこつ好きばい」
標準語「あなたのことが好きなんだよ」
かわいいイントネーションの熊本弁の3つ目は、好きだけんです。好きだよ、という意味なので素朴に表したい時に使えます。
例文「好きだけん、そばにいてほしいたい」
標準語「好きだからそばにいてほしいな」
かわいいイントネーションの熊本弁の4つ目は、好いちょるです。好きなままだよ、という意味なので嫌っていないことを伝えたい時に使えます。
例文「あーたば好いちょるよ」
標準語「あなたが好きだよ」
かわいいイントネーションの熊本弁の5つ目は、好きっちゃけどです。好きなんだけどという意味なので、相手にはっきりと伝えたい時に使えます。
例文「あんたんことばすきっちゃけど」
標準語「あなたのことが好きなんだけど」
不思議な響きの固有名詞にはどんなものがあるでしょうか。こちらでは、4つの名詞についてご説明します。
北九州弁や熊本弁ならではのフレーズの1つ目は、あかちゃかべっちゃかです。あっかんべを表す言葉で、しばしば相手をバカにする行動を指すシチュエーションで使われます。
例文「あかちゃかべっちゃかちゃかちゃかちゃ」
標準語「あっかんべー、あらお恥ずかしい」
北九州弁や熊本弁ならではのフレーズの2つ目は、くもんはらです。空という意味なので、空模様などを表すシチュエーションで使えます。
例文「くもんはら烏の飛びよる」
標準語「空に烏が飛んでいる」
北九州弁や熊本弁ならではのフレーズの3つ目は、がんがんです。空き缶という意味なので、レトロな遊びを表現するシチュエーションなどで使えるでしょう。
例文「がんがん蹴ってさるく」
標準語「空き缶を蹴って歩く」
北九州弁や熊本弁ならではのフレーズ4つ目は、こるもんです。たくあんの漬物を表すため、ご飯のおかずを褒めるシチュエーションで使えるでしょう。
例文「こるもんなこりこりしてうまか」
標準語「たくあんがこりこりしていて美味しい」
熊本弁について知れば、北九州の文化を身近に感じることができます。かわいい響きや面白い表現について知って、熊本への旅行を一層楽しみやすくしていきましょう。