岐阜の郷土料理＆名物グルメ一覧！名前の由来や調理レシピ動画も！

岐阜県の郷土料理は古くから伝わる料理が多いです。岐阜県の気候や地の利を生かしたような料理が多く、岐阜県の北側と南側で気候が違うため、岐阜県の北側と南側で全く違う料理が名物だったりします。

古くから伝わる料理だけでなく、ここ最近に町おこしのために開発された料理も郷土料理とされています。様々な料理を楽しめるのが岐阜県の郷土料理の特徴です。

岐阜県は日本のほぼ真ん中にある山と川に囲まれた自然豊かな県で、南北で気候がまるで違っています。飛騨地方と呼ばれる岐阜県の北側は、山に囲まれた自然豊かな土地です。冬になると氷点下まで気温が落ち、積雪が非常に多い地域です。有名な温泉街やスキー場などがあり、冬になると多くの観光客が押し寄せます。

美濃地方と呼ばれる岐阜県の南側は濃尾平野と言われる平地が広がっており、夏は気温が高く、冬は山間部に比べると温かいのが特徴です。岐阜県多治見市は夏になると、日本で一番気温が上がることで有名です。このように岐阜県は北と南で寒暖差が激しいことが気候の特徴となります。

岐阜県で最も有名な食材の１つは、岐阜県飛騨高山で育てられた飛騨牛げ有名です。岐阜県北部に位置する飛騨地方では、ステーキとして調理されたり、肉寿司のような形で料理され観光地の出店で販売されています。高級料理から、b級グルメまで幅広い料理が存在しており、どれも非常においしいです。

そのほかにも、枝豆や、ほうれん草、大根や柿なども有名で、海はないので海鮮の食材は取れませんが、気候を生かした野菜も人気です。

漬け物ステーキは岐阜県飛騨地方で有名な郷土料理です。通称「つけすて」などと呼ばれています。

飛騨地方では昔から漬け物を焼いて食べる習慣がありました。冬には気温が低く野菜が袖てられないため、野菜は重宝されていました。凍った野菜を解凍する役割として囲炉裏で焼いたことが漬け物ステーキの始まりです。

ご飯との相性が良いだけではなく、お酒との相性も抜群で飛騨地方の居酒屋の定番メニューの１つとなっています。老若男女問わず愛される、飛騨地方のソウルフードです。作り方としては、朴葉の上で切り漬けを焼いてその上に混ぜた生卵をかけてとじ、半熟で食べるのが一般的で、とてもおいしいです。味付けとしては、味噌や醤油で味を調え、鰹節や紅ショウガを添えて完成です。

飛騨地方、高山市を中心に食べられており、飛騨・美濃伝統野菜「飛騨紅かぶ」の漬け物です。

舌触りがとてもよく、きめ細かいことが特徴「飛騨紅かぶ」はほんのりとした甘味があり、生でも美味しくいただくことができます。高山市は冬になると非常に寒く、積雪も非常に多いです。そのため、漬け物は長期保存を目的とされ、潮がしっかりとも見込まれています。飛騨地方の初冬の風物詩とされ岐阜県の１つの名物で、その素朴で爽やかな味わいは絶品です。

五平餅の発祥は昔、山で仕事をしていた人たちが自分たちの持っていたご飯を板切れに握りつけて焼き、味噌や醤油で味付けをして食べたのが始まりです。今では、お酒のつまみや携帯食として弁当の一品となっておりとても人気です。

飛騨地方の観光地では、五平餅の出店が多く出ており、定番の一品として、名物となっています。作り方としては、炊いた熱々のご飯をすりつぶし、塩を少々混ぜます。潰したご飯を草履型に調えながら、一本の木板串に突き刺します。味噌や醤油で作られたタレで味付けをして焼き上げたら完成です。

飛騨市、高山市で蕎麦と言われれば「飛騨高山ラーメン」のこととなります。飛騨高山ラーメンの始まりは戦前よりも前で、昭和初期屋台で開業した「まぜごんそば」とされます。飛騨高山ラーメンは基本的には中華そばのようなもので、鶏ガラ、鰹節、野菜から取られた出汁をベースに濃い醤油で味付けされています。

飛騨高山ラーメンの特徴としては、普通のラーメンと違い、醤油だれとスープを分け流のではなく、１つの寸銅で煮込む調理法です。飛騨地方でも有名なグルメの１つとなっています。

岐阜県中津川市の中津川商会が町おこしのために行ったグルメコンテストの入賞作品を元に次世代のご当地グルメとして考えられたのが「中津川とりトマ丼」です。

この丼のメインとなっているのは中津川の大自然の中で育てられた、中津川産の若鳥です。この若鳥は、脂肪が非常に少なく、肉に締まりがあるのが特徴です。店舗によって様々なアレンジが加えられているので、食べに行くお店によって色々な楽しみ方ができます。

栗きんとんはしっかりとした甘さが特徴的な高級感のある和菓子です。岐阜県の美濃地方東部で作られた栗を使った高級和菓子です。

その作り方としては、蒸しあげた栗に砂糖を練りこんで作るのですが、お水は使わなくても栗から十分な水分が出るので、かなりしっとりしています。おせち料理の栗きんとんとは違っており、粘り気があまりないのも１つの特徴です。形もとてもおもしろく、茶巾絞りで栗の形をしており、とてもかわいらしい形をしています。

朴葉ずしは主に初夏から夏に食べられる料理で、農休みやおひまち、お客様が来た時などに食べます。地域によって使われる食材は異なりますが、酢で味付けされたご飯を朴葉の上に乗せ、その上に酢締めにしたシメサバやシメマスなどを彩りよく並べるびが特徴です。この時に使われるご飯はやや硬めに炊かれることが多く、温かいご飯を朴葉で包むと朴葉が少し茶色に変色します。

わらで編んだ「こも」で豆腐を包み、だし汁などで煮込んで作られるのがこも豆腐です。豆腐の表面上にできるぶつぶつが特徴的です。煮込むことで無数の気泡ができ、味が染み込みやすくなっています。お盆や正月のお祝い事がある時にご馳走として食べられることが多々あります。

その作り方としては、豆腐一丁を縦半分に切り、わらを豆腐の大きさに合わせてカットします。わらで豆腐を包み、鍋で豆腐を煮ます。鍋に煮出し汁、砂糖、醤油、を入れ、味付けをすれば完成です。

けいちゃん（鶏ちゃん）は、岐阜県飛騨地方南部である高山市、下呂市、中津川市北部を中心に食べられています。けいちゃんの「けい」は鶏を意味しており、キャベツや人参、もやしなどの野菜と一緒に赤味噌で味付けをして炒められるのが特徴です。

岐阜県各地の家庭料理として食べられているだけではなく、その濃い味付けのため、お酒との相性も良く、居酒屋でも定番メニューとして食べられています。郷土料理というよりは家庭料理として知られており、老若男女問わず幅広い世代に愛される一品となっています。

岐阜県の飛騨地方で育てられた牛の肉を使用したのが「飛騨牛」です。その料理方法は多岐にわたっており、ステーキからしゃぶしゃぶ、肉寿司まで様々な料理が存在しています。

飛騨牛の特徴としては、キメ細かく、とても柔らかで、とろけるような味わいです。色は色鮮やかなピンク色がとても美しく食欲をそそられます。シチューとして食べられることもあり、とてもおいしいです。

栃木県や長野県、群馬県などの山間部にある県で食べられており、岐阜県でもふるくから食べられていました。イナゴは海がない県では貴重なタンパク源として食べられていました。

イナゴの佃煮の作り方としては、まず、イナゴを生きたまま熱湯に入れます。イナゴが跳ねなくなるまで煮たら、イナゴの足を剥ぎます。そして、醤油、砂糖、酒を入れて再度煮ます。イナゴの色が黒くなり、艶が出るまでひたすら煮続けます。

鮎は日本料理の魚の王様とされています。岐阜県では鮎が多く取れ、鮎釣りは釣りが好きな人からそうでない人まで、幅広い人に人気です。鮎は塩焼きで食べるのが定石ですが、鮎飯も非常においしい一品です。

作り方としては、まず、鮎の下処理をしたら、炊飯器にお米と醤油、塩をまぶした鮎を入れて炊きます。炊き上がったら、鮎を取り出しほぐします。お茶碗にほぐした鮎を混ぜ込んだご飯を盛り付け、ネギなどをかければ完成です。

菊芋を砂糖、塩、酒粕で漬けたものが菊芋の柏漬けです。独特の香りが特徴的で、クセになるようなシャキッとした歯ごたえがとてもおいしくて、人気のある一品です。古くから食べられている料理で、様々な人に人気のある岐阜県の名物です。

富山県でも有名なブラックラーメンは、飛騨市でも作られています。富山県で作られているブラックラーメンよりも若干塩辛さが抑えられているのが特徴です。

飛騨地方のラーメンとして名物なのは飛騨高山ラーメンですが、飛騨ブラックラーメンも非常においしくて、オススメです。飛騨ブラックラーメンは、一見醤油ラーメンに思われがちなのですが、醤油ラーメンとは一味違う味わいがたまりません。

雪が多くふり、寒さの厳しい岐阜県飛騨地方では、たくさんのものを囲炉裏で温めて食べていました。土の中に埋めて保存しておいたタマネギや、凍った煮物も囲炉裏で温めて食べていました。昔は器具が少なく、お皿を使って料理を食べるのではなく、朴葉の上に料理をのせて食べていたことから、朴葉味噌が生まれました。

岐阜県は自然が豊かで、おいしい食べ物もたくさんあります。確かに海はない県ですが、その分、山や川、畑でとれる食材はどれも絶品です。まだ岐阜県に来たことがない方は、ぜひ足を運んでみてください。