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栃木県は海に面していないことから海の幸には縁遠いですが、冬の日射時間が長いことを利用して太陽の恵みを受けるイチゴやトマトは甘くておいしいものが育ちます。また北部では酪農が盛んなことから生乳が生産されるほか、新鮮な生乳を使った乳製品も出回るようになりました。かんぴょうの生産は日本一で、全体の90%が栃木で作られています。
海なし県とも呼ばれる海岸線を持たない8県のうち最北にあるのが栃木県です。どちらかと言うと太平洋側に位置しているので、太平洋側気候に分類され、冬になると山間部では積雪があり、平野部では冷たく乾燥した「からっ風」が吹きます。全県において夏に多雨多湿の傾向がありますが、年間降水量を見ると、山間部は平野部の約2倍の雨量があります。
宇都宮餃子を支えるニラの生産量が多く、鹿沼市ではニラ蕎麦が有名です。「とちおとめ」で人気のイチゴ、そしてとちおとめを使ったお土産物もたくさん売られています。那須高原で有名な生乳は栃木のみならず首都圏にも流通されています。最高ランクのとちぎ和牛をすき焼きで食べるなら、那須産の卵をからめると地元の味を楽しめます。
宇都宮餃子がなぜここまで全国で有名になったのか。それは戦後、満州に駐屯していていた陸軍兵隊が宇都宮に帰還して餃子を広めたのが始まりとされ、それからしばらくは地元の人にのみ親しまれていましたが、1990年代に市の職員が餃子で町おこしをすることを発案し、それ以来餃子の町として知られるようになりました。
特徴としては、栃木で生産量が多いニラやキャベツなどの野菜をたっぷり使用している点で、あっさりしているので何個でも食べられます。ニラは滋養がある食品なので、寒暖差が激しい宇都宮においてスタミナ料理として根付いたという説もあります。
しもつかれは古くから伝わる栃木の郷土料理で、赤飯と共に神社にお供えして無病息災を祈る宗教的料理でもあります。鬼おろしで大根と人参を粗くおろすのがポイントでもあり、大変な作業でもありますが、それを鮭の頭や大豆、油揚げと一緒に煮ていきます。味付けは醤油や砂糖などシンプルですが、酒粕を加えると「しもつかれ」の味に仕上がります。
ラーメンと焼きそばが融合した画期的とも言えるメニューは塩原温泉郷の人気グルメとなっています。香ばしく炒めた野菜や豚肉が入ったいつものソース焼きそばを作り、そこにラーメンスープを注いで出来上がりです。ソースと醤油がコラボした味が絶妙で、やみつきになるかどうかはその人次第といったところです。
栃木県佐野市の隠れ名物と噂されるいもフライは一口サイズのじゃがいもを串に刺して揚げたもので、おやつにぴったりです。昔から地元の人に馴染みのあるグルメで、行商人が売り歩いていた時代もあったそうです。
じゃがいもは予めふかしているので衣をつけて表面をカリッと揚げれば、じゃがいもの甘みとホクホクが油になじみ、甘すぎないソースがさらに美味しさを引き立たせます。揚げたてがおいしいので、おうちで作りたい方は下記の動画を参考にしてみてください。
傷みやすい川魚おいしく食べるために様々な工夫がされている郷土料理がありますが、ここでは鮎めしをご覧いただきます。海がない栃木県で川からとれる魚は貴重なため、特別な行事で食べられてきました。生の鮎をそのまま使って炊き込んだり、魚臭さを避けるために素焼きにしてからお米と炊いたりします。
ショウガや青じそを加えるとさっぱりした風味になることから、暑い夏にぴったりのご飯です。
東照宮で有名な日光の名産として醤油の「たまり」に漬け込んだらっきょう漬けがあります。ほんのり飴色のらっきょう漬けはお茶請けにも箸休めにも最適で、一年中おいしく食べられます。醤油のたまりだけでなく、味噌を作る過程で出来るたまりに漬けたものも有名です。
一般的な甘酢と醤油のらっきょう漬けの作り方をご紹介しますので、手作りの味を試したい方はぜひご覧ください。
佐野市仙波地区で正月料理として古くから食べられてきた郷土料理です。耳の形をしていることから、悪口を聞かずに周囲の人たちとうまくやっていけるというゲン担ぎのほか、日持ちがするので年末に作っておいて正月に食べる習慣が生まれたそうです。
動画ではお店の作り方を紹介していますが、家庭でもうどんの生地から作れますので、お試しください。
すいとんは日本各地で食べられていますが、地元食材をたっぷり使った那須のすいとんは野菜の甘みと旨みが凝縮した汁ともっちりとしたすいとんが人気となり、40軒以上の店舗においてそれぞれのバリエーションの味で提供されています。すいとんを食べたことがない人でもどこか懐かしく感じられる一品を食材がおいしい那須にてお試しください。
足利名物のソースカツ丼はテレビで紹介されて以来、全国に知られるようになったご当地グルメです。特性ソースにつけたジューシーなカツはソースが絡んでいてもサクッとした食感が残り、ヒレを使っているので胃にもたれることなく最後までペロッと食べられます。
タレがしみ込んだご飯にはキャペツの千切りが乗っていて、さっぱりさせてくれます。ガッツリ食べたい方におすすめの一品です。
焼きそばにじゃがいもが入っているなんてダブルの炭水化物でダイエット中の方には嫌煙されてしまいますが、戦中や戦後の食糧が不足している時代に少しでもお腹を満たすために生み出された名物料理だそうです。人気のお店では3種類のソースをブレンドしていて、なかなか家庭では出せない味に仕上がっています。じゃがいもの香りが麺全体に絡まり独特の風味を楽しめる一品です。
京都の湯葉と違い日光では「湯波」と表記します。その理由は、京都の湯葉は一枚で引き上げるのに比べ、日光では二枚を重ねて引き上げ、その時の形が波のようなので「湯波」と名付けられました。二枚に重なっているため厚みがあって食べ応えがあり、風味も強く感じられます。
ゆばは1200年前に仏教と共に日本に渡ってきたと言われており、そんな古くからあるおいしい精進料理を歴史が感じられる日光で味わってみるのも良いかもしれません。
乳茸(ちちたけ)と呼ばれるきのこは全国の雑木林で自生していますが、これを食べているのは栃木県以外ではあまり見かけられません。乳茸そのものは苦味があってあまりおいしくないですが、良い出汁がでることから、ナスと一緒に炒めて醤油やみりんで味付けをして「ちたけそば」として古くは江戸時代から食べられています。独特の食感と風味がおいしい郷土料理です。
栃木県鹿沼市の山間部で生産されたこんにゃく芋を使用して江戸時代から伝わる製法により全て手作業で作られます。こんにゃく芋を丁寧にすりおろし、一晩寝かせた後で一つひとつちぎって大釜で茹でていきます。そのようにして作られたこんにゃくは歯ごたえがあって風味も良く、体にも良い食品です。
栃木県小山市は関東で有数の黒毛和牛の産地であり、徹底した自然食にこだわって飼育しているので、牛肉の旨味が溢れる肉質になっています。小山市内にある人気店ではそんな牛肉のサーロインを使って贅沢な牛めしを提供し、「おやまブランド」にも認定されています。
お店の作り方はありませんが、おうちで簡単に作れる牛丼の作り方をご紹介していますので、おやまブランドの味とはいかなくても、牛めしを味見してみてください。
お酒のおつまみやお弁当によく合う山椒の佃煮は、塩原の山で採られた山椒の新芽だけ使ったり、実と茎を入れたり、それぞれお好みで工夫して作られています。味付けは醤油、出汁、みりんといったシンプルですが、何度も煮込むことで深い味わいが出てきます。
長期保存もできて一年を通して山椒独特のピリッとした味を楽しめる佃煮は家庭でも作れますので、動画を参考になさってください。
江戸時代から伝わる郷土料理から名物グルメまでご紹介してきました。伝統の味やご当地ならではのグルメを楽しめる栃木県は首都圏からアクセスしやすく、日帰りもできますので、週末にちょっと立ち寄ってみることをおすすめします。