PR
住所 | |
---|---|
アクセス | |
営業時間 | |
最寄駅 | |
電話番号 |
カローラ山荘は、青森県八戸市にある恐怖の心霊スポットです。いつ頃から廃墟となったのかは不明ですが、1990年代にはすでに廃墟になっていたようです。そして、そのまま放置されて、少しずつ朽ち果てていくうちに、心霊スポットとして知られるようになりました。
数年前に人気YouTuberのはじめしゃちょーが訪れたことで話題になりました。はじめしゃちょーなどのYoutuber・廃墟マニア・心霊マニア・なども次々に訪れ、さらに有名になっていきます。
カローラ山荘は、山奥にある精神病患者の療養・隔離施設の跡地です。患者は日常的に虐待を受け、敷地内には死体が埋められており、彼らの幽霊が出没するという怖い噂があります。敷地には彫刻や絵画などのアート作品が展示されていて、一層不気味さを増しているといわれています。今回は、そんな青森県八戸市のカローラ山荘について詳しく紹介します。
(※「青森県の心霊スポット」についてもっと詳しく知りたい人は、こちらの記事も参考にご覧ください。)
青森県八戸市にある廃墟となったカローラ山荘は、様々な噂が飛び交う恐怖の心霊スポットです。人気YouTuberのはじめしゃちょーが訪れ、怖い心霊体験をしたことでも知られています。怖い噂とは異なる真実があるのでしょうか。カローナ山荘はどんなところなのか紹介します。
1964年、精神科医の千葉氏によって、精神病の医療施設として開設されました。千葉氏は、現在青森県で最も規模の大きい精神病院「青南病院」の創立者として有名な、非常に評判の良い医師でした。
当時の精神病の治療は、薬を大量に投与するしかなく、その副作用によってかえって精神や肉体を壊してしまった人も数多くいました。そこで、千葉氏は解放療法(作業療法・生活療法・芸術療法・舞踏療法)を基本とした、薬に頼らない治療をはじめたのです。そのために精神病患者の療養・隔離施設として造られたのが、カローラ山荘でした。
千葉氏の目指した芸術療法は非常に評判で、もちろん虐待や殺人などの事件が起こったなどという噂とは結び付きません。精神病患者が日常的に虐待・虐殺を受け、死体が敷地内に埋められているという怖い噂があります。それはおそらくは、山奥に建てられた精神病患者の施設という情報から、根も葉もない噂が生まれてしまったのでしょう。
実はカローラ山荘は本当の名前ではありません。廃車となったトヨタ自動車のカローラが放置されていたことから、カローラ山荘と呼ばれるようになったともいわれています。この噂は真実とは異なり、トヨタ自動車のカローラとは一切関係ありません。それでは本当の名前は何なのでしょう。
カローラ山荘の本当の名前は迦楼羅山荘(カルラ山荘)といいます。その迦楼羅山荘が、青森の独特な訛りによって、いつの間にか「カローラ山荘」と聞こえて、そう呼ばれるようになったのです。迦楼羅とは、インド神話のガルダを前身とする仏教の守護神のことです。
インド仏教による芸術(ダンスやヨガ)には精神を開放し、精神病の症状を改善させる効能が知られていました。この精神病患者の療養・隔離施設では、その効能を取り入れた「芸術療法」を行っていたことから、インド神話の守護神の名前を付けたのでしょう。
カローラ山荘は、元々治療所として1934年に建設された建物です。それから30年後の1964年9月にカローラ山荘(迦楼羅山荘)として開設されました。
1959年11月に青森県八戸市に青南病院が開院しました。開院したのは初代院長の千葉元氏です。千葉元氏は、精神医療において、薬漬けの医療を否定し、薬を使わない治療方法を模索していました。そして解放療法(作業療法・生活療法・芸術療法・舞踏療法)を行うに至り、実践する場として開設されたのが、カローラ山荘(迦楼羅山荘)なのです。
1,300アール(130.000m²)もの広大な森を購入し、病院スタッフと患者が協力して開拓しました。千葉元氏は、5人の家族と患者と共に時間を共有しながら生活しました。当時は精神病がまだ世に浸透していなかったので、近隣住民は不気味に思っていたことでしょう。千葉氏の死後は治療施設として使われることはなくなり、やがて廃墟になってしまいました。
山の中にひっそりとたたずむカローラ山荘の内部には、彫刻の像・石膏の像・石像などがありました。宗教的な石像がいくつも並んでいるため、本当は宗教施設なのではないかと噂になりました。真実は噂とは違い、これらはただ単に芸術療法で患者が作ったものなのです。廃墟の中にこのような像があったことにより、一層不気味さを増してしまったのです。
また、壁に書かれたお経のような文字が残されていました。カローラ山荘は正式名「迦楼羅山荘」というだけあって、仏教の守護神の名前を取った山荘です。仏教の教えや瞑想のようなものを行っていたとしても不思議ではありません。
いつ頃から廃墟となったのかは不明ですが、1990年代にはすでに廃墟になっていたようです。廃墟になった後も、作業所の木造建築・ブロック造りの浴場・三角屋根の教会状建築・廃車となった車やバスなどが、鬱蒼とした森の中に長年残されていました。その不気味さから恐怖の心霊スポットとして怖い噂が広まり、有名になっていったのでしょう。
カローラ山荘は、青森県八戸市の山奥にある廃墟で、精神病患者のための療養・隔離施設の跡地です。この山荘では、様々な恐怖の心霊現象が噂されています。人気YouTuberのはじめしゃちょーの心霊体験動画も有名です。それでは、怖い心霊体験を紹介します。
「ジェットババア」というと、全国的な都市伝説のひとつで、トンネル内を車で走っていると、突如窓を誰かに叩かれ、見ると自分の車と並走する超高速で走って追いかけてくる老婆が思い浮かびます。
カローラ山荘でも、カマを持った老婆の霊にすごいスピードで追いかけられたという怖い心霊現象の噂があるのです。その老婆はカローラ山荘で亡くなった患者さんの霊で、ジェットババアとなってカローラ山荘の周辺をさまよっているといわれています。さらに、捕まると鎌で殺される、追い抜かされると死んでしまう、などの怖い噂もあります。
カローラ山荘は精神病患者の療養・隔離施設であることから、患者さんが暴れて窓ガラスを割ってしまったり、逃げ出してしまったりすることは十分に有り得ます。そのため、窓には鉄格子がはめられており、その奥に人の顔が見える、誰かの声が聞こえるという怖い心霊現象が噂されています。
カローラ山荘は、死亡した患者たちの霊が出没する恐怖の心霊スポットとして有名になりました。人気YouTuberのはじめしゃちょーが訪れた際の動画は話題になりました。はじめしゃちょーは訪れた際、歩みを進めていく途中で「誰もいないはずなのに声が聞こえた」と、恐怖体験を語っています。
カローラ山荘(青森) 霊的な噂としては、精神病患者の療養・隔離施設だったそうで、日常的に患者への虐待・虐殺が繰り広げられていたという。 虐殺された患者達の遺骨がカローラ山荘近隣の土に埋められており、夜な夜な虐殺された者の霊が出没する https://t.co/9bZLUPIKau
— マジで入ってはいけない危険な場所 (@hairuna_kiken) September 27, 2022
カローラ山荘は、山奥にある精神病患者の療養・隔離施設の跡地という、不気味さが漂う恐怖の心霊スポットです。夜な夜な虐殺された者の霊が出没するという心霊現象は、カローラ山荘の心霊体験として語られる中でも有名な話です。人気YouTuberのはじめしゃちょーも怖さが増す夜に訪れています。
患者が日常的に虐待を受け、中には死亡した者もいるという噂があります。また、家族の同意を得て患者を殺したこともあったというおぞましい噂もあります。そして、近くの森にはその死体がいくつも埋められており、夜になると亡くなった患者の死体が土中からよみがえるといわれているのです。
虐殺された患者の遺体は、火葬せずにそのまま敷地内に埋めてしまったといわれています。そのため、そこから病原菌(ウイルス)が発生して、カローラ山荘の敷地内は病原菌(ウイルス)の温床となっているという噂なのです。その噂が噂を呼び、カローラ山荘に行くと、呪いによって不治の病に感染するという怖い噂が心霊現象の1つとして広まったのでしょう。
また、一時期、カローラ山荘に行く途中の道に、「この先感染症に感染する恐れあり」と書かれた看板があったともいわれています。そのような看板があったことが真実だったとしたら、恐怖で侵入できません。人気YouTuberのはじめしゃちょーなどの多くの人が訪れていますが、呪いによって不治の病に感染したという話は聞いたことがありません。
カローラ山荘は青森の最恐心霊スポットです。様々な恐怖の心霊現象を紹介しました。ここからは、そのような心霊現象が起こるといわれている、カローラ山荘の真相と現在について紹介します。
カローナ山荘で目撃されたといわれている恐怖のジェットババアは、カローラ山荘の管理人だったいう説があります。有名な心霊スポットなので、はじめしゃちょーのように侵入する人は後を絶ちません。見かねた管理人が追い払ったことがきっかけで、ジェットババアがいたという冗談話が、真実かのように怖い心霊現象として広まってしまったようです。
鉄格子の奥に人の顔が見える、という怖い心霊現象が囁かれていますが、実際は窓に鉄格子はありません。死体が見つかったということも、もちろんありません。精神病患者の施設には鉄格子がある…という思い込みから生まれた噂なのでしょう。真実とは異なる噂が独り歩きしているといえます。
今まで、はじめしゃちょーなどのたくさんの人がこのカローラ山荘を訪れています。その人たちが感染症を発症したり、不治の病にかかったということもありません。呪いによって不治の病に感染するという心霊現象も真実ではありません。カローラ山荘は患者を社会復帰させる目的で建てられた施設であり、患者への虐待や虐殺自体が事実無根なのです。
1900年頃には廃墟となっていたカローラ山荘は、2018年頃までは廃墟として残されていました。しかし、徐々に朽ち果てていく廃墟は、真実とは異なる心霊現象の噂が広まり有名になっていきました。そして廃墟マニア・心霊マニア・Youtuberなども次々に侵入するようになります。人気Youtuberのはじめしゃちょーもその1人です。
真実とは違う噂の広がりや、興味半分で訪れる侵入者が増えていくことに、土地の所有者や管理人は問題を感じるようになったのです。そしてついに、建物を取り壊し、彫像などの芸術作品も撤去することにしました。カローラ山荘は現在、すでに取り壊されており、森は伐採され、更地になっています。
カローナ山荘にはヤバい看板が設置されています。誰が立てたのか定かではありませんが、不法侵入者へのメッセージなのでしょう。「警告 でっち上げ心霊スポット カローラ山荘にバカが来る 侵入禁止!不法侵入者へ 林の中は伐採撤去作業中で非常に危険」という、強い語勢の看板です。
また、「殺されても文句は言うな 侵入したキサマが悪い」という看板が立てられていたという噂もありました。この看板は本当にあったかどうか、真実はわかりません。
カローラ山荘は土地の所有者がいて、誰でも勝手に侵入してはいけない土地です。カローラ山荘が恐怖の心霊スポットとして有名であるが故、興味本位で見学に来る人が多く、土地の所有者が迷惑しているということがわかります。
カローラ山荘への行き方と場所を紹介します。八戸市の中心部からははなれた山奥にあるので、下調べをしておくことをおすすめします。
カローラ山荘は、〒031-0833青森県八戸市大久保大山101にあります。カローラ山荘のすぐ近くには、観音寺というお寺や美保野パークゴルフ場があります。また、1km程度離れた場所に八戸学院大学や総合リハビリ美保野病院があります。
JR八戸線の種差海岸駅より車で10分程、東北新幹線の八戸駅からは車で30分程の場所にあります。また、三陸沿岸道路の八戸南ICか種差海岸階上ICを下りて10分程のところにあります。八戸市の中心部からはかなり離れた山間部にあるので交通の便はよくありません。
青森県八戸市にある恐怖の心霊スポットといわれている「カローラ山荘」について紹介しました。カローナ山荘は、奥深い山の中にある精神医療施設の廃墟、という特殊な場所であったため、怖い噂がささやかれるようになってしまったでっち上げ心霊スポットです。この記事を読んで、真実は噂とは異なるということがおわかりいただけたでしょうか。
カローナ山荘は、患者を想う医師の心のこもった施設であり、患者にとっても大切な場所だったのです。カローラ山荘に行く際は、噂に惑わされず、これらの真実を知った上で訪れることをおすすめします。また、現在は取り壊され、立ち入りも禁じられていて不法侵入になるので注意が必要です。行ってもいいが、現在は跡地しかなく、立入禁止となっています。