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大阪府東大阪市にある【旧生駒トンネル】はご存知でしょうか?2chでも有名な、恐ろしい心霊スポットです。別名【石切トンネル】とも呼ばれています。そんな旧生駒トンネルにはどんな心霊現象があるのでしょうか?旧生駒トンネルで起こる恐怖の心霊現象や数々の恐ろしい事故、アクセス方法まで紹介していきます。
関西で最も恐ろしいと有名な旧生駒トンネルは、3本ある生駒トンネルのうちの一つです。一つ目の生駒トンネルは、全長3,494m近鉄のドル箱路線である近鉄奈良線の新生駒トンネル、二つ目は全長4,737m、近鉄けいはんな線の生駒トンネルで、新石切から生駒へ抜けるトンネルです。
そして最後の三つめが近鉄石切駅を参道側の逆に行った、現在使われている近鉄奈良線の生駒トンネルの上に旧生駒トンネルがあります。そんな生駒山にある旧生駒トンネル、は大阪と奈良を結ぶ大切なトンネルでした。
奈良県の最も怖いといわれている心霊スポットについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。
数々の心霊現象が起こる怖いと噂の旧生駒トンネルですが、これまでどんな経緯があり恐ろしい心霊スポットになったのでしょうか。旧生駒トンネルができるまでに、様々な出来事がありました。そんな旧生駒トンネルができた経緯や開通後のこと、現在までの歴史を詳しく見ていきましょう。
関西で最も恐怖といわれている旧生駒トンネルは、1911年(明治44年)に着工されました。大林組が旧生駒トンネルの工事を請負います。着工当時、地質が変化したり湧水が湧いたりと様々な困難が起こり、工事は難航しました。
工事費用も予想より上回ってしまったようです。当時の大軌社長である岩下清周が、「最初にウンと金をかけて完全なものを建設せねばならぬ」といいお金を出して工事を続行させました。総額269万円の建設費に会社が約600万円もの大金をはたいたようです。
最初、手堀で掘り進めていた旧生駒トンネルですが、送電設備が完成した後は削岩機が導入され掘り進められます。鉱山掘削経験者など精鋭を集めた作業員の中には、朝鮮半島出身者もいたということです。
1911年(明治44年)に着工した旧生駒トンネルは難航の末、3年の月日を経て1914年(大正3年)に近畿日本鉄道の前進、大阪電気軌道によって開通しました。開通当時、4,656mの中央本線の笹子トンネルに次ぐ、日本で2番目に長い有名なトンネルでした。また日本発である標準軌複線トンネルでもあります。
旧生駒トンネルは開通後、恐怖の事故が多発します。旧生駒トンネルの南側に並行して作られていた新生駒トンネルが、1964年(昭和39年)に開通しました。そのため、旧生駒トンネルは使われなくなりました。旧生駒トンネル時代の石切の駅、孔舎衛坂駅(くさえざかえき)では、現在もホームが残っています。
新生駒トンネルができてから使われなくなった旧生駒トンネルは、現在完全に封鎖されています。一般の人は出入りすることができません。大阪側坑口は近鉄よって、厳重に管理されています。
閉鎖されてもいまだに残っているのは、新生駒トンネル・けいはんな線生駒トンネルの非常出口としてと、電力設備(近鉄鷲尾開閉所)としての役割があるためです。手前の孔舎衛坂駅遺構が残ってる理由は明らかになっていません。
旧生駒トンネルは閉鎖されてい中に入れませんが、一年に一度、希望者から抽選で入ることができます。また、近鉄の募集型企画旅行で「"近鉄産業遺産"旧生駒トンネル見学ツアー」というものがあるようです。どうしても入りたい人はお問合せしてみてください。
3年もの歳月をかけて作られた旧生駒トンネルですが、新生駒トンネルが開通した後は閉鎖され使われなくなりました。その背景には、旧生駒トンネルでの様々な事故が関係しているのではないかと考えられています。旧生駒トンネルが開通してから閉鎖されるまでの間、どんな事故があったのでしょうか。順を追って見ていきましょう。
1911年(明治44年)に着工し始めた旧生駒トンネルは、1913年(大正2年)1月26日に落盤事故が起こりました。この事故では152人が生き埋めになり、20人の命が奪われました。150人以上も生き埋めになった崩落事故では、朝鮮半島からの出稼ぎ労働者がいて、犠牲になった人もいたようです。世間から非難の声もあがりました。
トンネル開通後、大軌は私財を使用したため社員の給料や切符の支払いもできない程、経営に行き詰まり、取締役が宝山寺へ賽銭を借りに行ったといいます。建設を請け負った大林組も、建設費用の遅れによる経営難に陥りましたが、それでも最高の資材と手抜きのない仕事に賞賛の声があがったようです。
旧生駒トンネルは20人もの犠牲者を出した恐ろしい崩落事故がありましたが、完成後にも怖い事故が起こります。1946年(昭和21年)4月16日、乗客を乗せた電車が旧生駒トンネル内で車両火災を起こしたのです。急こう配でモーターに大きな負担がかかり、ついには耐え切れず発火したというのが原因のようです。車両全体が一瞬で炎に包まれました。
逃げ場のないトンネル内で電車の火事が起こるなんて誰が想像したでしょうか。そんな恐ろしい火災事故が起こり、75人が負傷、20人が死亡しました。
1946年(昭和21年)に100名近い死傷者を出した恐ろしい火災事故が起きましたが、翌年の1947年(昭和22年)に火災が発生してしまいます。死者は出なかったものの40人の負傷者が出てしまいました。2年で2回も火災事故が起きてしまい、旧生駒トンネルは恐怖のトンネルと有名になったのではないでしょうか…。
2年連続で車両火災が起こった恐怖のトンネルといっても過言ではない旧生駒トンネルは、まさかの翌年も恐ろしい事故を起こします。1948年(昭和23年)3月31日、それは起こりました。旧生駒トンネルを走行中だった急行列車の空気ブレーキ(直通ブレーキ)が壊れてしまったのです。大阪平野に向かう下り勾配を暴走しました。
ノーブレーキで下り勾配を走っていく急行列車なんて、聞くだけで恐ろしい想像をしてしまうでしょう。時速約80kmで、近鉄花園駅に停車中の普通列車に追突しました。車体は粉々に大破して、282人の負傷者と49人の死者を出す最悪の事故が起きてしまいます。
列車事故の中でもトップクラスに入る悲惨な事故でした。この怖い事故は生駒トンネルブレーキ事故ともいわれています。
近鉄けいはんな線の生駒トンネルは1986年(昭和61年)に開業しました。旧生駒トンネルの北側50mに建設されたこのトンネルは、東側(生駒側)坑口付近で旧生駒トンネルと繋がっています。
このトンネルは、1987年(昭和62年)9月1日に漏電によるケーブル火災が発生しています。ここを通過中の電車が立ち往生し、煙に巻かれた1人の人が亡くなってしまいました。また、工事中だった1984年(昭和59年)3月28日には、湧水による地表陥没事故も発生しています。旧生駒トンネルとの繋がりを感じてしまう怖い出来事です。
次々と事故が多発、恐怖のトンネルで有名な旧生駒トンネルでは、心霊現象が報告されています。たくさんの死者を出した事故だったので、何か起こってもおかしくないのでは?と考える人も少なくないでしょう。そんな旧生駒トンネルで起こった怖い心霊現象や恐怖体験を紹介します。
これは旧生駒トンネルがまだ使われていた時の心霊現象です。石切駅から出発する最終電車は、人がまばらで間違いなく満員ということはないでしょう。人があまりいない静かな最終電車がトンネルをくぐる時は、少し怖い気がしますが、もっと怖い現象が起こります。
それは、山の斜面を登る勾配に差し掛かった時、まばらだった電車が満員電車に変わるといいます。そんな列車の窓に満員の人々が映るという、恐怖の心霊現象が聞かれるようになり、その後、最終電車の後に回送電車を走らせるようになりました。
噂では、誰も乗っていないはずの回送電車は人が満員に乗っているように見えるようです。これまでの恐ろしい列車事故で亡くなった人たちの霊が乗っているのでしょうか…。
旧生駒トンネルの心霊現象の一つに、女性の声が聞こえたという証言があります。口コミでは、鳥居を超えた通路に車が停められそうなので停車したようです。エンジンを切ると女性の声が聞こえたといいます。この時友人は聞こえなかったようですが、その後深北緑地に向かい、緑地から駐車場に戻る際にまた女性の声が聞こえたという恐怖体験があります。
悲惨な列車事故で亡くなった人がたくさんいるので、心霊スポットととしても有名な場所です。YouTubeでも心霊スポットととして多くの有名なYouTuberが取り上げていました。
封鎖されている旧生駒トンネルは近づくだけでひんやりとしていて恐怖を感じます。動画では、旧生駒トンネルに近づいた3人は行った後、緊張していてかなり疲れた様子が映っています。トンネル近くに霊園もあるので周りもかなり怖い雰囲気です。
この心霊現象も旧生駒トンネルがまだ使われていた時の心霊現象です。旧生駒トンネルを通る電車の窓にいるはずのない人が映り込むという怖い噂があります。また、窓の外に無数の人影が見えたという証言もあります。どちらも本当に体験したら、かなりの恐怖ではないでしょうか。
旧生駒トンネルが使われなくなった後、東大阪側の入り口付近は誰でも侵入できるような状態でした。トンネルの入り口付近では多数の人影が目撃されたという噂も有名です。数々の事故を起こした旧生駒トンネルは、心霊スポットとして有名になり、怖いもの見たさで訪れる若者たちが後をたちませんでした。その後、入り口は封鎖されています。
封鎖された後も、心霊スポットとして訪れた人達から、旧生駒トンネル内から足音が聞こえるという怖い噂が聞かれています。旧生駒トンネル内には高圧電流設備が設置されているため、中に人がいるはずはありません…。作業員の幽霊が歩いた足音ではないかとささやかれています。
住所 | 大阪府東大阪市上石切町2-1610 |
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行き方・アクセス | 石切駅より徒歩約10分 |
最寄駅 | 石切駅 |
最寄りのバス停 | 周辺にバス停はありません |
長さ | 3,388m |
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心霊スポットになっているトンネルは、見つけにく場所にあることが多いですが、旧生駒トンネルの行き方はそれ程難しくありません。旧生駒トンネルの近くには、現在も使われている近鉄奈良線の石切駅があります。石切駅から歩いて行くのが1番簡単でしょう。
石切駅の改札を出たら、右手にファミリーマートある道沿いを進み、山の方へ向かいます。山を目指してしばらく道なりを歩いて行くと変電所が見えてくるでしょう。途中、大阪の街のきれいな景色が見られます。変電所に着いたら、変電所をぐるっと裏側に回り込みます。すると旧生駒トンネルの入り口が見えるでしょう。
残念ながら普段は閉鎖されていて入れません。近づくと、昼間でも恐ろしく異様な空気感が漂います。近くにある神社も普段は入れませんが、お正月だけは入れるようです。境内には「東大阪線生駒トンネル」などの石碑が飾られているので、もし行った際には参拝するといいかもしれません。
心霊スポットで有名な旧生駒トンネルは、過去に恐ろしい列車事故が立て続けに起き、何人もの犠牲車を出してしまった悲しい過去がありました。また、トンネルの崩落や火災などの恐ろしい事故だけではなく、たくさんの朝鮮人労働者が犠牲になったという事実も忘れてはいけないでしょう。
旧生駒トンネルは、様々な恐怖体験が起こり、心霊スポットとしても有名なので行きたくなる人も少なくないでしょう。しかし、トンネル内は閉鎖されていて中に入れません。遠くからでも見たいという人は、事前に宝徳寺にある慰霊碑に手を合わせてから行くことをおすすめします。
大阪府の心霊スポットについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。