【三州園ホテル】は愛知の巨大な廃墟心霊スポット！食中毒事件や噂の真相も！

愛知県最恐の心霊スポットと言われる「三州園ホテル」は、蒲郡市から近い幡豆郡幡豆町の三ヶ根山スカイライン沿いにあります。以前は有名な大型観光ホテルで、現在は巨大な廃墟になっています。

画像からもわかるように小高い丘に建つ壮大な建物で、心霊スポットに多い神社・寺院などの宗教施設ではなく、同じように心霊スポットに多い廃病院でもなく、元観光ホテルと言われています。

そんな「三州園ホテル」は愛知県のみならず、日本でも大変怖い心霊現象が起きる場所として知られ、人気の心霊Youtuberも訪れない、巨大な恐怖心霊スポットです。

愛知県最恐の心霊スポットと言われる「三州園ホテル」、現在は恐怖スポットですが、営業当時は円形パノラマ雲上風呂と太鼓歌謡ショーが人気の有名観光ホテルでした。今も残る、大きな三州園ホテルの看板が華やかだった往時の面影を残しています。

そんな人気ホテルがどのように現在のような廃墟ホテルとなり、有名な心霊スポットになったのか、その歴史について時系列で詳しく紹介します。

「三州園ホテル」は1970年に開業しました。ホテルの屋上にある円形パノラマ雲上風呂が有名で、三河湾から岡崎市内まで一望できる素晴らしい眺めが堪能できるホテルでした。画像のようなテレビCMもあり、地域では知名度が高い有名なホテルでした。

また、自らショーに出演する有名な社長はじめ、従業員で結成された太鼓団があり、鍛え抜かれた技はプロ並みで、素晴らしい太鼓歌謡ショーが繰り広げられていました。美味しい料理と楽しいショーで人気の観光ホテルだったことでしょう。

三州園ホテルは1990年に食中毒事件を起こしています。宿泊客49人が救急車で病院に運ばれる怖い事故で、地元のテレビ局や新聞に掲載されました。食中毒事件発生後、愛知県衛生部から一定期間営業禁止命令が出ています。

それまで順調に営業していた三州園ホテルでしたが、食中毒事件が影響したようで、事件以後は徐々に客数が減っていきました。

食中毒事件の後、減った客足を回復するように三州園ホテルのスタッフは奮闘しましたが、一旦遠のいた客足の戻りは悪く、経営が苦しくなり2003年に閉館しています。

閉館後は新たな経営者を探しましたが、バブル崩壊後の不景気もあって、それまで人気だった観光業は苦戦の時期になり、新たに手を挙げる経営者は出てこなかったようです。三州園ホテルはそのまま閉鎖され廃墟化が進み、いつからか怖い心霊スポットに変化しています。

ちなみに、三州園ホテルの東隣にあった「かんぽの宿 三ケ根」も2015年に閉鎖して、現在は福祉施設です。同地区はホテルに不向きだったようです。

三州園ホテルが営業を終了し廃墟となった建物で、2007年1月27日に火災が発生しました。ホテル内部がほとんど焼ける大火でした。確定事項ではありませんが、使われていない建物内の火災のため「放火による火事」と噂されています。

心霊スポットとなっていた三州園ホテルに、地元のヤンキーが頻繁に集まり火遊びをしていたという証言もありました。しかし、ヤンキーの火遊びと火災の直接的な因果関係ははっきりしていません。

また、出火原因がはっきりとしていないだけに、何かの心霊現象が火災に関係していると考えるといっそう恐怖が増します。

心霊スポットとして有名な三州園ホテルだけに、ホテル内で体験した怖い心霊現象が口コミで広がり、心霊スポット好きが押し寄せるようになりました。インターネットにそのような人々が三州園ホテルで体験した様々な心霊現象が上がっています。

心霊スポットだから起こる怖い心霊現象ばかりです。そんな中でも、体験した方が多い二つの不思議な実例について紹介します。

三州園ホテルの心霊現象の中でもとりわけ怖いのが、幽霊が出るという体験談です。三州園ホテルの元オーナーが経営不振に陥り、無念の思いのまま自殺したといわれています。その怨念が幽霊になって今でも三州園ホテルに取り憑いて、たびたび屋上に出現するそうです。

実際に肝試しで三州園ホテルに入り、屋上で足のない男性の幽霊に遭遇したという体験談が複数あります。

また、一旦開けたドアが自然に閉まったり、誰もいない部屋の灯りが点灯したり、どう見ても幽霊が関係した仕業としか思えない事例もあります。

隆盛だった頃の三州園ホテルで行われたエンターメントが「太鼓歌謡ショー」です。ホテルの従業員がプロ並みの腕で太鼓を叩いていました。気合を込めて、猛練習した「太鼓歌謡ショー」は完成度が高い素晴らしい出来で絶賛されていた人気のショーでした。

そんな三州園ホテルだけに、廃墟となった現在でもホテルに入って内部を探索していると、どこからか太鼓の音が聞こえてくるそうです。突然、どこからともなく鳴る太鼓の音は恐怖そのものです。

愛知県最恐の心霊スポット・三州園ホテルには様々な怖い心霊現象があります。そんな心霊現象も様々な理由が後追いで追加され、その情報がいっそう恐怖をあおった面もあります。

恐怖の心霊現象の背景を別角度から精査してみると、思いがけない事実が見い出せることもしばしばです。この章では、三州園ホテルの心霊現象の「真相」と言われる一面について紹介します。

三州園ホテルの屋上で見られた幽霊は、元オーナーが無念の思いのまま自殺した霊といわれています。しかし、長く三州園ホテル周辺に住んでいる方々の話では、苦境に立っていたことは、たしかですが元オーナーの自殺はガセで、経営者（元オーナー）が自己破産しているのは事実です。

幽霊の目撃者は多くいますが、自殺していない元オーナーが幽霊となってホテルの屋上に出現することはありえません。それでも幽霊は出現していて、いったい、屋上に現れる幽霊は誰の霊なのか？現在も不明のままです。

三州園ホテルは現在も廃墟の状態で立ち続けています。建物の所有者が明確でないのか、または、現在の所有者が解体する費用を用意できないのか、正確な情報は不明ですが解体の計画はないようです。

ホテル内部は火災で大きく損傷していますが外観は焼けていません。廃墟とはいえ高さがある建物だけに、遠くから眺めると勇壮な景観で存在感は抜群です。

心霊スポットとして多くの方が恐怖を感じる三州園ホテルで、驚きのイベントが行われています。

日本全国の廃墟ファンにしてみれば、一度は行ってみたい巨大廃墟「三州園ホテル」だけに、管理人さんから了解を得て、2017年に廃墟サバゲーが開催されました。約60名の参加者が有名な心霊スポットで、心霊現象も恐れず、存分にサバゲーを楽しみました。

三州園ホテルには監視カメラは設置されていません。比較的簡単に建物の内部にこっそりと入ることはできます。頻繁に心霊現象が発生する2階にも上れます。5階、6階の高層界にも上ることは可能です。

正式に内部を探索するために、建物に入るための許可を市に確認したところ、市でも管理者がわからない状況で、市は管理していません。三州園ホテルへの正式な入り方は決まっていませんが、法的には不法侵入になるので気を付けましょう。

三州園ホテルは三ヶ根山スカイライン沿いにあり、行き方は車やバイクはおすすめです。鉄道の最寄り駅はJR蒲郡駅ですが、そこから便利なバスの便もなく、ホテルの近くにバス停もありません。

三州園ホテルは老朽化が進み、落下事故や不慮の事件などに遭遇する可能性があり、恐怖の危険スポットです。また、三州園ホテルは個人が所有しています。侵入すると「不法侵入」になり法律違反です。無断では絶対に入ってはいけません。どうしても行きたければ管理者を見つけて許可を取ってからにしましょう。

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