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秋田は食材の宝庫とも言われるほど、色々な食材があります。その中でもお米は、新潟、北海道に次いで生産量が多く、お米を食材にした料理がたくさんあります。
秋田は、夏は暑くて湿気が多く、冬は非常に寒いという日本海型気候です。他の東北の県と比べると、冬の積雪量は少なめです。夏と冬の気温差がある分、それぞれの季節を楽しめる県です。
特に有名なのが、ハタハタという魚です。ハタハタは、スズキ目に属する魚で、別名カミナリウオやシロハタとも呼ばれます。
江戸時代から食べられていると言われるほど、地元では人気の名物料理です。産卵のために冬の日本海沿岸へくるハタハタと、麹を混ぜたご飯、野菜、昆布などと一緒に食べます。切り身にして漬ける「切り寿司」、頭だけ漬ける「まる寿司」、ハタハタを一匹姿のまま漬けた「一匹寿司」、等、お店やそれぞれの家庭によって少し作り方に違いがあります。
お寿司として食べる以外に、ハタハタを原料にした調味料で、「しょっつる」と呼ばれる人気調味料もあります。ハタハタを塩漬けした後、発酵させて作ります。家庭料理として、しょっつるを使った鍋や汁物料理もあり、それぞれの家庭で、少しずつ作る工程や材料が違うことがあります。
ハタハタと同じく、秋田の有名な郷土料理です。ご飯をつぶして棒状にして、杉の棒に巻いた物を、「たんぽ」といいます。「たんぽ」とは、槍の刃の部分のカバーのことで、棒に巻きつけた形が似ているのでこのような名前になったと言われています。
このたんぽを焼いて、鳥ベースのスープにごぼうやキノコ類を入れてグツグツ煮込みます。寒い冬にはピッタリの、おいしい鍋料理です。料理のコツは、じっくりと煮込むことです。でも、沸騰させたり、煮込みすぎるとおいしくなくなるので、弱火で少しずつアクをとりながら3時間前後煮込みます。
うるち米を丸くして、鶏肉、ねぎ、キノコ類と一緒に煮る名物郷土料理です。一見、きりたんぼ鍋と同じように見えますが、きりたんぼは一度焼くのに対して、だまこは焼かないのが特徴です。だまこの名前の由来は、ご飯をつぶして丸めるという意味の「だま」と、秋田方言の「こ」が合わさってできたと言われています。
だまこはきりたんぽが生まれるだいぶ前から作られていて、古くから農家の家庭料理として親しまれてきました。きりたんぽと同じく、煮過ぎると形がくずれやすくなるので、味がしみこんだらすぐに食べることがおすすめです。
まだ寒さが残る早春に、ひろっこと呼ばれるあさつきの若芽を、少々の塩と味噌か醤油を合わせて煮込みます。ひろっこ自体に若干甘味があるため、よく汁物料理に使われてます。雄勝地域の家庭料理として、人気があります。また、低カロリーでもあるため、ヘルシーメニューとしておすすめです。
まずは土鍋に水を入れて、沸騰してきたらひろっこを入れます。ひろっこがやわらなくなってきたら、塩、味噌、醤油を入れて味を整えます。煮過ぎるとひろっこがやわらかすぎてしまうので、火が通ったと思った時点が食べ頃になります
今でも、昔からある山里の家には、囲炉裏が残っているところも多くあります。そんな囲炉裏からでる煙を使って燻製にさせたのが、このいぶりがっこと呼ばれる漬物です。南部地方に限らず、秋田全域でも食べられている有名な名物料理です。材料は大根だけ。お漬物なので、作り置きしておくのもおすすめです。
チーズをのせたり、お酒のおつまみとしての相性もよいので、自分の好みで色々な食べ方が出来ます。
大根で作る漬物ですが、名前の由来は、枝打ち用のなたで少しずつ大根を鉛筆のように削っていくからだそうです。また、味付けには甘酒を使うのもこの料理の特徴です。甘酒は、もち米と米麹だけを使うことが多いので、体にも良いです。
甘酒の他に、赤唐辛子や菊の花びらを入れます。数日じっくり漬けた後に食べると、味がしみ込んでおいしいお漬物になります。そのままでも食べれますし、ご飯のお供に食べてもおいしいです。
薩摩や名古屋に次いで、鶏肉と生産地と知られている比内地域で育てられた地鶏は、天然記念物に指定されているだけでなく、食用としても育てられています。秋田県内では、他にも金八鶏や声良鶏が生息しています。どちらも、比内鶏と同様に、国や市の天然記念物になっています。
比内地鶏の特徴は、濃厚で歯ごたえがあります。そんなお肉を香ばしく焼き上げて、トロリととろける卵をのせれば、最高のコンビネーションになります。地鶏の味を堪能するために、玉ねぎを入れないこともあります。もちろん、お米はおいしい「あきたこまち」と、地鶏からとれたスープをベースに使うと最高の一品になります。
秋田では、いものことは里芋のことで、地鶏や山菜類と一緒に食べる人気郷土料理として知られています。どの家庭でもよく食べられていて、お祭りや特別な日には、大きな鍋で作ります。
里芋の収穫シーズンである秋によく作られていて、味付けには、みりん、砂糖、しょう油などが使われています。家庭によっては、味噌を入れる場合もあります。また、秋の味覚でもあるキノコ類やごぼう、ネギをいっぱい入れることもあります。
じゅんさいの生産地として知られる森岳地域で食べられている、郷土料理です。食物繊維を多く含むじゅんさいとごぼうやキノコ類と一緒に食べると、美肌効果にもなります。
他の都道府県と違って、太麺を使って甘めのソースで焼くのが特徴です。肉や野菜の他、サイドに福神漬を添えて食べるのが一般的です。
昭和25年頃に、焼きそば店の店主と製麺所が協力して生まれたのが発祥だと言われています。おいしくて、手頃な値段で食べれたのも人気になった理由だと言われています。
仙北市の神代エリアは、昔からお米の生産地として有名です。そんなおいしいお米と相性の良い料理として知られているのが、こちらのカレーです。普通のカレーとは違って、小麦粉を入れた昔風カレーとデミグラスソースベースのカレーが同じお皿にのっているのが特徴です。サイドに、「いぶりがっこ」をのせることもあります。
納豆好きにはたまらない料理です。たくさんの山菜と一緒に食べる汁物料理なので、栄養満点です。昔から南部地域で食べられていて、正月や地域行事の時にふるまわれていたそうです。
寒い冬では、どの家庭でも食べられたと言われている有名な郷土料理です。材料を別々に、甥甥と姪姪に煮たものをお椀の中に一緒に入れたら従兄弟同士になるので、それが名前の由来だと言われています。
新鮮な野菜とさっぱりとした味付けで食べる、「サラダ寒天」です。作り方はサラダを作るのと同じですが、寒天の準備が必要になります。
秋田では、他にも色々な具材を寒天に入れて食べることがあります。短時間で作れて、しかも彩りもきれいなので、パーティやイベント等にもおすすめです。
こざきとは、未熟なお米やくず米のことで、昔から作ったお米を残り残さず食べるために、このような料理が生まれたと言われています。今は冷蔵庫がありますが、昔はなかったため、保存性を高める目的で酢や砂糖を使った料理が多く作られたようです。
この料理は、特別な時に食べます。味は少し酸っぱいので、キューリやイチゴといったちょっと酸味のある野菜や果物を入れて食べるとおいしさが増します。作り方も簡単で、家にある材料で作れてしまうので、パーティーやちょっと友達を招待した時に作ってあげると喜ばれます。
昔からの郷土料理で、もち米粉、うるち米粉、小豆を少しずつ入れてつくることから、この名前が付いたと言われています。他にも名前の由来として、以前はみそを使っていたという説や、見た目がみそっぽく見えるからとも言われています。でも、れっきとしたお菓子です。
作る際のコツですが、蒸し上がった後に、しっかりこねます。しっかりこねると、食感がでるのでおいしく出来上がります。
今回紹介できたのはごくごく一部ですが、他にもおいしい郷土料理やグルメがたくさんあります。みなさんもぜひ、秋田へ行っておいしい料理を堪能してみてください。