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四季折々の食材を楽しめおいしい料理が盛りだくさんの山梨。「ほうとう」は有名ですが、それ以外にも魅力の詰まった郷土料理がたくさんあります。ここでは、郷土料理の名前の由来や歴史だけでなく、自宅での作り方を動画を使って説明していきます。
山梨県は山々に囲まれ全く海に面しない内陸県です。気候は山地によって地域差が大きく、盆地部は夏は暑く冬は寒く寒暖差が激しいのが特徴です。夏は標高が高いわりに気温が高く、標高の低い平野部とほとんど変わりません。山麓地域では盆地部より気温が冷涼で、冷涼な気候に向いたぶどうの栽培が盛んなことが有名です。
山梨といえば、ぶどうや桃などの果物が有名です。ですが果物以外にもお米や季節の野菜、甲府鳥など美味しい特産品が盛りだくさん。空気が清く名水の恵みでつくられたワインや地酒、ビールなどのお酒を楽しめるのも嬉しいですよね。夏には巨峰のアイスクリーム、冬には「ほうとう」や「吉田のうどん」など、季節を感じらえる名物が魅力です。ぜひ、チェックしてみましょう。
山梨県全域で愛される代表的、そして最も有名な郷土料理ですよね。陣中食として武田信玄が考案したと言われています。たっぷりの野菜が入っており、体にも優しく元気のでるうどん。煮込んだかぼちゃが甲州の甘い味噌とだしに溶け込んで、とろとろになっているのがたまらない。ぜひ食べてみてくださいね。
出汁は煮干しと昆布でとります。入れる野菜は、かぼちゃ、人参、大根、油揚げ、白菜、小松菜、きのこ類、長ねぎなどたっぷり。野菜をきる下準備は少し大変です。ほうとうとお野菜を鍋に入れて煮込んでいきます。味付けに味噌を使ってかぼちゃがとろとろになったら完成です。
吉田のうどんは、太くコシのある麺が特徴的で、食べ応えのある名物。富士山の山麓、富士吉田で長く親しまれてきた郷土料理なのです。煮干や椎茸などでとった出汁に醤油や味噌で味付けしてあります。富士吉田市では織物が盛んで食事の支度は男性がしていたようです。そのため具はキャベツや馬肉などふんだんに入れてあり、男性好みの料理になっています。
まず、塩水と小麦粉を準備します。小麦粉に塩水を入れて手でこねた後、足でもこねます。その後6時間程度寝かします。かたくなっているので踏んで伸ばし、ある程度伸びたらのし棒を使います。三つ折りにして、5mm幅で切っていきましょう。11分程度熱湯で茹でて、キャベツやお肉などで盛り付けて完成です。
甲府市といえば「甲府鳥もつ煮」と定番。長時間煮込むのが一般的なもつ煮ですが、甲府鳥もつ煮は少量のたれを使って強火で短時間煮込んで作ることが特徴です。絶妙な火加減とタイミングが美味しさの秘訣。もともと、地元民は甘辛い味付けを好むようで、味付けはうなぎ蒲焼のタレに似ています。人気の一品なのでチェックしておきましょう。
まずはレバーや鶏胸肉など鶏肉を適当な大きさに切ります。お野菜はピーマン、レンコン、人参、大根など好きなもので大丈夫ですよ。フライパンに砂糖100gを入れた後、醤油を100cc程度入れます。火をつけて沸騰してくると鳥もつを入れましょう。その後に野菜を入れてかき混ぜます。ある程度煮込んで完成。
寒い冬に食べるのが「ほうとう」ならば、暑い夏に食べたいのが「おざら」です。おざらは、ほうとうを冷たくしたザルうどんのようになっています。ほうとうよりも麺は細く、醤油味で濃い目のおつゆにつけて食べるスタイルです。ほうとうよりも食べやすいのも人気の理由ですよ。
フライパンにお肉と野菜を炒めます。野菜は人参、油揚げ、大根などほうとうに入っているものを盛りだくさん使いましょう。十分に炒めてしんなりしてきたところで、醤油とみりんをかけて味付けします。塩で濃い目にしておきましょう。ほうとうは別で茹でておいて、汁につけて食べます。
「たまじ」とは、小さなジャガイモをお味噌で甘辛く煮込めた郷土料理のことを言います。山梨県は江戸時代に飢饉がおこった時、ジャガイモ栽培が広め窮地を乗り切ったという歴史があります。その歴史を作ったのが名代官の「中井清太夫」であり、民衆は感謝の意を込めて、ジャガイモのことを「せいだ」と呼ぶようになったのす。
鍋にサラダ油を引いてジャガイモを転がしながら炒めます。表面に色がついてきたら、ジャガイモが隠れるくらい水を入れます。味噌と砂糖を加えて煮ます。水分が少なくなってきたら強火で水気を飛ばしましょう。粘りが出てきたらみりんを入れて混ぜます。いりごまをふりかけて完成です。
山梨県といえば名水が有名。豊かな自然に囲まれた天然水を使って、淡水魚の養殖が行われているんです。中でも人気でブランド化したのが「甲斐サーモン」。甲斐サーモンは体重1kg以上の大型ニジマスで、刺身や寿司などでもおいしく食べられますよ。
ここでは、おいしい甲斐サーモンをより美味しく食べられるレシピをご紹介します。まず、サーモンをタッパーに入れます。ブラックペッパーをまぶして、めんつゆとごま油を入れます。タッパーの蓋をしめて一晩冷蔵庫に寝かします。ご飯の上に乗せてサーモン丼が完成。
甲州のお土産といえば甲州銘菓「信玄餅」です。山梨県や静岡県で親しまれてきた「安倍川餅」を手がかりにサイズを小さく作られたものが信玄餅となっています。きな粉と黒みつを合わせると甘くておいしいんですよね。お土産にもオススメしたい名物です。
材料は白玉粉、水、きな粉、三温糖です。まず、白玉粉に水を入れて混ぜます。水は少しずつ加えていきましょう。サラサラしたら電子レンジで1分半ほど温めましょう。一度かき混ぜてもう一度加熱します。その後三温糖を加えて混ぜ、加熱します。粘りが出たら加熱の必要はありません。きな粉をまぶして一口大に包丁で切って完成です。
おいしいソフトクリームに信玄餅をトッピングした人気の名物。山梨は名水が有名で、豊かな自然に囲まれており、信玄ソフト以外にも果物のソフトクリームもおすすめですよ。
自宅で簡単に作れる自家製ソフトクリームの作り方をご紹介します。材料は、牛乳、生クリーム、砂糖、ゼラチン、バニラエッセンスの5つ。まず、牛乳にゼラチンと砂糖を入れて弱火で加熱し、しっかりと溶かしましょう。ボウルに写して、残りの材料全て混ぜ合わせます。アイスクリーマーにソフトクリーム液を流し入れます。コーンに出して完成です。
十谷(じっこく)郷土料理のみみは、小麦粉をねって薄く伸ばし、3cmの正方形に切って「箕」という農作業で使う道具の形にして野菜と一緒に煮込んだものを言います。形が「耳」に似ていることから「みみ」と呼ばれるようになったとも言われいます。
みみ料理は、どんな風にもアレンジできることが魅力です。今回は、たっぷりの野菜を入れたほうとうにみみを入れてみましょう。もちもちとした食感が特徴的なみみ。ぜひお味噌汁やうどんに入れてみましょう。
大月おつけだんごは、大月市内の地元でとれた旬の野菜と小麦粉でといた団子が入ったお味噌汁です。味付けはお味噌ですが、醤油や塩、カレー味などバリエーション豊かに楽しめる名物ですよ。名前の由来は、大月のだんご汁が「おつけだんご」となまった説が有名です。
手順はお味噌汁と同じです。野菜を適度な大きさに切ってお鍋で沸騰させていきます。小麦粉と水を混ぜ合わせて団子を作っていきましょう。スプーンで救って団子を鍋に入れます。味噌を溶いて味付けすれば出来上がり。おいしいおつけだんごの完成です。
山梨県で最もトマト生産量が高い中央市の商工会青年部が中心となって考案されたのが、この「青春のトマト焼きそば」です。新たな名物として2007年に誕生しました。焼きそばに完熟トマトやトマトソースをかけた絶品の一品。新名物として有名になること間違いなしです。
まずは野菜をカットしていきます。フライパンで豚肉を入れて、その後野菜も炒めていきます。野菜を炒めた段階でトマトソースを入れて煮込んでいきます。焼きそばの麺を入れてかき混ぜて完成です。
山梨ではご家庭でも作られる「ころ柿」。庭先に皮を抜いた柿を並べて乾燥させてできる柿です。並べた柿全てに太陽が当たるようコロコロと転がして作ったことから「ころ柿」と呼ばれるようになったと言われています。
柿の皮をすべて剥いていきます。紐を準備しましょう。柿2個を1組になるように柿の軸を紐で結びます。日当たり、風通しの良い所に、等間隔に並べていきます。柿同士がくっつかないように上下にずらして、陽の光を浴びられるようにするのがポイントです。1週間くらいして外の皮が硬くなったら柿の中央まで揉みます。だいたい2~3週間後に完成します。
山梨伝統の銘品が「アワビの煮貝」。国産の黒アワビを使って、秘伝のタレで味付けされたのが絶品。山梨には海がないのに煮貝が有名なのは不思議ですが、静岡県でとれる新鮮なアワビが甲州に来る間に適度な味を染み込ませ、着く頃には最高に仕上がり、名物として認められたのでした。
アワビを沸騰したお湯に入れて次に冷水で洗います。だし汁、お酒、お醤油などの調味料をすべて鍋に入れて火をつけます。アワビもそこに全部入れて強火にかけます。沸騰したら弱火にして10分ほど煮ます。火を止めてそのまま冷まします。一晩置いた後にアワビを取り出して身から肝を外し、赤い部分を切り落としてから食べやすくスライスして出来上がりです。
富士吉田周辺では、約30年前から煮卵が売られて地元民から好まれるようになりました。というのも、富士山麓にある「小林鶏卵」の養鶏場の卵は、品評会でも優秀賞と評価されるほど高品質。秘伝のタレで仕上げた手作りの煮卵は、あっさりした味付けの割に深みのある旨味を感じることができる人気商品。
冷たい卵を沸騰したお湯に入れます。7~8分後に卵を鍋から取り出します。別の鍋に醤油、水、みりん、砂糖などの調味料をすべて混ぜて入れて沸騰させます。一度沸いたら火を止めましょう。卵の殻を剥いてボリ袋などに入れて、作った調味料をすべて流します。冷蔵庫に2~3時間置いて完成。
山梨県は、熊本県や長野県、東北地方などと並ぶほどの馬肉消費地域であり、「甲州馬の馬刺し」は昔から愛される郷土の味としても有名です。おろし生姜やおろしニンニクと一緒に醤油で食べるシンプルな食べ方がおすすめです。この機に上質な馬肉を堪能してみましょう。
解凍後馬肉を取り出します。霜降りは、サシに向かって垂直にスライスしていきます。赤みは、肉目に剃って垂直にスライスしていきます。盛り付けは、薄く切った玉ねぎの上に馬刺しを起きましょう。お好みで生姜やネギ、ニンニクなどを使って味付けしましょう。
山梨県の郷土料理は、おいしいだけではなく栄養のバランスがよく元気とパワーが出てくる絶品飯ばかりです。体に優しくあたたまる料理だけでなく、新鮮な水やお酒、果物などもぜひ食べに行ってみて下さいね。