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6年連続魅力がない県としても有名になった茨城県。しかし、茨城には沢山のおいしい食べ物があることをご存知ですか。茨城県の、おいしい郷土料理についてご紹介しましょう。その前に、茨城県の気候や食材についてお話しします。
茨城県は、関東の北東に位置しています。茨城は、温暖な気候です。太平洋気候で冬は雨が少なく乾燥しやすい、夏は雨が多く湿度も高い特徴があります。関東平野の一部に属し広大な農地があり、北部には、阿武隈山脈が背負うよう聳え、千葉県との県境には利根川が流れています。そのうえ、利根川の下流には、有名な霞ヶ浦という大きな湖沼があるのです。
日本有数の農作物や果物の産地である茨城県。特に、米・レンコン・サツマイモ・メロン・梨・いちごなどが盛んに生産されています。また、太平洋近海で取れた魚介類や淡水魚の加工品(筏焼きなど)も茨城県の名物であり郷土料理にも使われている食材です。
現在では、東日本を代表する鍋としても人気があるアンコウ鍋。あんこう鍋が、大洗町の日常的に食べていた漁師飯ともいえる郷土料理でした。当時、アンコウは今のように高級魚ではなく、雑魚の類いだった為安く手に入れられたこともあり県内で広がっていったのです。
アンコウ鍋は、割り下(しょうゆ味)、どぶ汁(味噌味のスープにアンコウの肝臓を溶かした物)で頂きます。大洗の郷土料理の作り方の動画もご紹介しますね。
冬の厳しい冷え込みを活かして生まれた郷土料理です。広大な農地に、四角に切ったこんにゃくに水を撒いて凍らし、天日で溶かすという行程を1ヶ月位続けて作り上げます。凍みこんにゃくは、江戸時代中期に、旧水府村の天下野に伝わった郷土料理です。
凍みこんにゃくを使った、名物料理に「煮しめ」があります。煮しめは、凍みこんにゃくをさとう、しょうゆ、みりんなどで煮込んで作る料理です。
茨城県水戸市を代表する程有名な納豆。納豆は、茨城だけではなく全国的に有名で人気がある食べ物です。昔から作られている納豆は、藁に包まれた小粒な大豆を使うという特徴があります。水戸納豆が小粒なのは、秋の耐風が来る前に収穫出来るように早生大豆を中心に作ってきたからです。
そのような名物納豆を使って作る郷土料理が「そぼろ納豆」です。そぼろ納豆は、切り干し大根と納豆をしょうゆにつけ込んで作ります。納豆をさらに長持ちさせる保存食としても活用されてきました。お店で売っているのとは少し違いますが、ご自宅でも作れるそぼろ納豆レシピ動画を紹介します。
うなぎが高級になる前、北浦や霞ヶ浦では地元で取れたうなぎを好んで食べていました。取れたてで栄養化の高いうなぎや、レンコン、芋がらなどを一緒にちらし寿司にしていたのが始まりです。作り方も、通常のちらし寿司とそんなに変わらないので、ご自宅でも挑戦できるでしょう。
土浦や稲敷市は、日本一のレンコンの産地です。その為、この辺りではレンコンを使った郷土料理が沢山伝わっています。正月や祭りなどのハレの日や葬式などのケの日には、レンコンの丸煮が欠かせません。レンコンを、水やしょうゆ、さとう、みりん、出汁で煮込んだ郷土料理です。各家庭で、味付けに若干の違いがあり「お袋の味」としても親しみ深いレンコンの丸煮。
他にも、レンコンの蒲焼きや、おろし揚げという名物料理もおいしいと人気があります。レンコンの丸煮の作り方は、動画で見てくださいね。
茨城県の鹿島灘沿岸では、鹿島灘ハマグリといわれている大きなハマグリが取られています。プリプリの身が特徴で非常においしいと人気があります。名物ハマグリを使った作った料理のひとつが「ハマグリご飯」です。
ハマグリを水のたっぷり入った鍋に入れてアクを取ります。アクを取った水は、こして粗熱を取りご飯を炊くときに再利用します。炊飯器に、出汁とハマグリのゆで汁を入れ、米の上にハマグリを置いて炊いて出来上がりです。お好みで木の芽を添えてもおいしいですよ。
日本三大稲荷のひとつである「笠間稲荷神社」周辺の名物料理です。笠間いなり寿司は、酢飯にそばやクルミ、舞茸などの食材が入っている特徴があります。そのため、食材によって様々な食感や味が楽しめる郷土料理です。
基本のいなり寿司の作り方をご紹介します。具材をクルミや舞茸入りの寿司飯にしたり、そばにしたりすることでオリジナル笠間いなり寿司を楽しめますよ。
笠間地方は、里芋の栽培が盛んな地域です。その為、古くから里芋を使った郷土料理が広まっていました。そのひとつが、里芋のゴマ味噌煮です。里芋を、白みそやしょうゆ、さとう、練りゴマで煮込んで作ります。
おやつに、おかず、お酒のつまみにもぴったりな里芋のゴマ味噌煮です。
各家庭での独自の工夫を試行錯誤して作られている郷土料理です。地元霞ヶ浦で取られるナマズや白魚、川エビ、鯉を天ぷら、唐揚げなど色々な方法で料理します。その具材を丼にのせて頂きます。他にも、ラーメンなど麺類に乗せる所もある幅広いなめかた丼です。
ナマズの裁き方と、調理法を動画にて紹介します。
霞ヶ浦は、1880年頃から帆引網によるワカサギ漁が行なわれていました。帆引網とは、手漕ぎ船に大きな帆を張って風任せに動きながら袋状の網を引いてワカサギを漁獲する方法です。(現在は、動力船を使ったトロール漁に移行。)その為、ワカサギの煮付けや酢漬け、筏焼きなどの郷土料理が広がっていきました。
現在では、名物料理としてワカサギの筏焼きは販売されています。ワカサギを串に刺し、焼いて甘辛く柔らかく煮た物で、ワカサギの串が並んでいる様子が「筏」に似ていることから筏焼きと呼ばれる様になりました。
スタミナラーメンは、茨城を代表する人気の高い名物郷土料理です。キャベツやレバーをベースに甘辛く作った餡に特徴があります。ひたちなか市や水戸市で広がっているラーメンです。1970年頃に「大進」というラーメン屋のオーナーが作り上げました。「学生に安価で栄養のある物を食べさせたい」というやさしさから誕生し、今では茨城の有名なラーメンのひとつに成長しています。
当時、レバーは捨てられることが多い部位だったことと、野菜が安く手に入ることから現在の「スタミナラーメン」が誕生したのです。
日本有数の落花生の産地である茨城県で、昔から伝わる素朴な味が魅力的な郷土料理です。煎った落花生と味噌の甘さが特徴的で観光客にも人気がある名物品でもあります。もともと、出荷出来ない規格外の落花生をなんとかおいしい食べ物に出来ないかと、考えて作られた料理です。
ポリフェノールが多く含まれており、タンパク質やミネラルもバランス良く摂取できるので体も喜びます。
石岡市は、茨城県内で唯一ともいえる猪肉を出荷している地域です。石岡市かh、昔からイノシシによる農産物への深刻な被害が起きていました。毎年猟友会が、毎年駆除をしているイノシシをで町おこしをと考えて完成した名物とも言える郷土料理です。イノシシ肉は、少し固いですが脂肪が少なくヘルシーなので、さっぱりとした味の鍋が頂けます。
筑西市やその周辺地域で好まれている郷土料理です。しょーぴきもちとは、切り餅と塩引きした鮭を焼いたもので、お正月に食べられています。そのまま塩引きした鮭を餅に挟んだり、鮭の身をほぐしながら食べるなど個人の好みで頂きます。塩のきいた鮭と餅とのコンビネーションがおいしいと人気があるしょーぴきもちです。
正月に、男の人が作る料理だとされている町もある郷土料理です。
1,908年頃から、茨城県の那珂湊(現在のひたちなか)で生産が始まったべっ甲ほしいもです。その当時は、農閑期の副業として広がりました。原料となるサツマイモの生長に適している土壌、冬場の乾燥した気候がべっ甲ほしいもに最適だったことで、多く作られるようになり、ひたちなかの郷土料理として有名になりました。
茨城県には、ここで紹介できなかったイワシや鯉、汁物の料理がまだまだ沢山あります。そのうえ、デザートにピッタリなメロンや梨などの収穫を体験できる施設、歴史的建造物などの観光名所もあり一日楽しめます。ぜひ、茨城県で郷土料理や名物グルメを満喫してくださいね。