【滋賀】おすすめドライブスポット15選！定番の観光地から穴場の絶景スポットまで！

関西圏では意外と影の薄い地域、それが滋賀県です。琵琶湖以外何も無いと思われがちな、ほんの少し控えめな印象があります。しかし、あなどることなかれ。滋賀県には山あり、湖あり、パワースポットあり、驚くほど美しい景色であふれています。

琵琶湖の南側から東側にかけて琵琶湖沿いをドライブできる湖岸道路は、信号も比較的少なくて快適な走り心地。ビュースポットがいくつもありますので飽きることなくドライブを満喫できます。ところどころにパーキングエリアや道の駅などがありますので、お土産を買ったり食事をしたりと、定番の観光も楽しめるのでおすすめです。

自然あふれる滋賀県ですが、近ごろでは流行りのショッピングモールもたくさん誘致されています。そのため、山頂からの夜景は絶景としか言いようがなく、もちろん日中の観光も見どころがありすぎてどこに行こうか迷ってしまいます。そこで、定番の人気スポットだけでなく、誰も知らないような穴場の絶景スポットまでご紹介します。ぜひドライブの参考にしてみてください。

大津市から湖岸道路を北上して1時間半、名神高速なら1時間ほどで行けるのは国宝【彦根城】です。彦根城は江戸時代初期の1604年徳川家康公が着工を命じ、2年後に天守が、1622年には城郭が完成しました。明治時代、解体の危機に陥りますが、明治天皇の大命によってまぬがれ、保存されてきました。3月から5月にかけての梅林や桜、新緑が美しいと評判です。

彦根城といえば、ひこにゃんと毎日記念撮影ができるお城で大人気。ひこにゃんが登場してくる時間は決まっていて、合わせて出向くと待ち時間が少なくて良いです。ひこにゃんの登場時間と場所は、10:30から彦根城天守前、13:30から彦根城天守前（夏の間は彦根城博物館前（冠木門））、15:00から彦根城博物館前（冠木門）となります。※季節や天候により変更有り

日本一の湖【琵琶湖】の、日本一美しい絶景を堪能できるところ【びわ湖バレイ】。秒速12mで進む日本一のロープウェイで山麓から一気に山頂へ。内見山・蓬莱山それぞれの山頂には息を飲むほどの絶景が待つ【びわ湖テラス】があります。日本一美しい琵琶湖の景色を眺めながら食事を楽しんだりお茶したりして、異空間のひとときを心ゆくまで味わってみてはいかがでしょうか。

内見山山頂からはリフトで蓬莱山山頂に移動することができます。それぞれの山頂にある2つのテラスはコンセプトの違う作りになっていますので、どちらもおすすめです。また、アスレチック（スカイウォーカー）やジップラインなどのアクティビティも充実していますので、山頂の涼しい気候の中で楽しみながら汗を流せて気持ちのいい時間を過ごせます。

滋賀県の象徴【琵琶湖】は日本一の面積と貯水量を誇る巨大なテーマパーク。大津市付近を中心とした湖南エリアが一番人気の観光地です。長浜市付近の湖北エリアは積雪が多いためドライブには細心の注意が必要ですが、それ以上に冬しか見られない美しい絶景を堪能できます。湖西エリアの高島市や湖東エリアの彦根市では定番の人気スポットはもちろん、穴場の観光も楽しめます。

琵琶湖でのマリンスポーツは海と違ってベタベタしないのでとても人気があります。近ごろ特に注目されているのがスタンドアップパドルボード（SUP）。サーフボードより少し大きめのボードに立ち乗りしてゆっくりのんびり湖上散歩を楽しめます。SUP初心者のためのツアーやSUPヨガなどのツアーもありますので、ぜひ体験してみてはいかがでしょうか。

名神高速竜王ICから約500mの【三井アウトレットパーク滋賀竜王】は、2010年7月にオープンした比較的新しいショッピングモールです。国内外のいろいろなブランド店が200店以上も軒を連ねていて日本最大級の商業施設になっています。大津市から車で約30分、ドライブにはちょうどいいコースです。

ショッピングを楽しんだあとは、約30店舗もあるレストランでちょっと休憩しませんか。ガッツリ食事をするもよし、軽食で小腹を満たすもよし、デザートの画像をアップしながら舌鼓を打つもよし。全国の有名店から選ぶか地元滋賀の名産にするかはグルメなあなた次第です。帰りのドライブに備えましょう。

【比叡山延暦寺】は伝教大師最澄が788年に一乗止観院（後の根本中堂）という草庵を建てたのがはじまりです。比叡山山上から東麓にかけての東塔・西塔・横川にある約150の堂塔の総称を『延暦寺』といいます。1994年にはケーブルで上って行くような山深いところに位置する自然環境と、1200年の歴史と伝統が高い評価を受けユネスコ世界文化遺産に登録されています。

比叡山は恐山（青森県）・高野山（和歌山県）と並び日本三大霊山の一つとも言われていて、パワースポットとしては定番の人気スポットでもあります。堂塔が立ち並ぶ厳かな雰囲気は心洗われるような気持ちになりますね。延暦寺までのドライブウェイは景色もよく四季折々に表情が変わり、いつ行っても楽しめる絶好のドライブコースです。

1900年前に創建された【白鬚神社】は近江最古の神社であり、その本殿は国の重要文化財に指定されています。祭神は猿田彦命（さるたひこのみこと）とされていて全国にある白鬚神社の総本社です。また、湖上に浮かぶの大鳥居は『近江の厳島神社』ともいわれ、近ごろではパワースポットとして人気が急上昇しています。

白髭神社へは名神高速から国道161号線を北上します。京都から約1時間、大津からなら約30分ほどのドライブです。また北陸自動車道木ノ本ICから国道8号線・国道303号線を経由し国道161号線を南下しても約1時間ほどでたどり着きます。どちらのルートもそれぞれに違った美しい絶景が待っていて、特に南下するルートはマイナスイオンたっぷりの景色に癒されること間違いなしです。

農業公園マキノピックランドに隣接するメタセコイア並木は1981年、整備事業の一環としてマキノ町果樹生産組合が最初の植樹をしてはじまりました。今では全長2.4キロにわたって500本のメタセコイアが植えられ、マキノ高原へのアプローチ道として大切に管理されています。メタセコイアは和名をアケボノスギといい、スギ科メタセコイア属の落葉高木です。

春には新緑がまぶしく、夏には深緑のトンネルとなり、秋には燃えるような紅葉を楽しめます。高原のアプローチ道だけあって冬にはかなりの積雪があり、雪をまとった白銀の木々とどんよりした雪空のコントラストは幻想的な絶景です。いつでも四季それぞれの色どりを楽しめるメタセコイア並木は、とても人気の高いドライブスポットです。

岐阜県との県境に位置する伊吹山は標高1,377m。山頂のすぐ手前まで伊吹山ドライブウェイが通っていますので山頂へは比較的楽に行くことができますが、駐車場から先のハイキングにはスニーカー（歩きやすい靴）が必要です。山頂には山小屋があり、カフェで休憩はもちろん宿泊もできて、ドライブや登山の疲れも十分に癒せます。

夜の伊吹山では満点の星空と美しい琵琶湖の夜景が思う存分堪能でき、また、夏には蛍が幻想的な世界へと導いてくれます。昼間とは一味違う不思議な居心地の良さを味わってみてはいかがでしょうか。伊吹山へは名神高速関ケ原ICから国道365号線を長浜方面へ向かい、伊吹山口からドライブウェイに乗ればあとは一本道です。

大津市から湖岸道路を北上して草津市に入ってから15分ほど走ると正面に大きな風力発電の風車が見えてきます。その左手に見える森が【琵琶湖博物館】のある烏丸半島です。1996年に開館した琵琶湖博物館は日本で最大級の淡水魚だけの『びわ湖のすべてを感じるミュージアム』。展示やイベントなども充実していて、一日中琵琶湖を感じながらのんびりできます。

ミュージアムレストランにほのうみでは、滋賀県でとれる地元野菜や近江米・近江牛と、琵琶湖でとれる湖魚を使ったここでしか食べられないオリジナル料理を味わえます。琵琶湖博物館は駐車料金が550円（普通車）かかりますが、博物館利用者には総合案内所で駐車無料サービス券を渡していますのでぜひ立ち寄ってみて下さいね。

西岸は大津市堅田から東岸は守山市を結ぶ国道477号の有料道路が【琵琶湖大橋】です。1964年9月28日に開通しました。守山市側に料金所が設置されていて、開通当時の通行料金は200円（普通車）でしたが現在は150円に値下げされています。また、2019年2月から導入されたETCレーンを利用すればさらに20%値引きされます。

琵琶湖大橋は2009年、日本で初めて橋でのメロディーロードが設置されました。東行きの追い越し車線を時速60キロ（法定速度）で走行すると『琵琶湖周航の歌』が約600mにわたって聞こえてきます。この曲は、滋賀県では歌えない人はいないほど有名な曲です。琵琶湖大橋をドライブコースに入れるなら、予習しておくと、より楽しいドライブになること間違いなしです。

琵琶湖の北の端に日本のさくら名所100選に選ばれた【海津大崎】があります。湖北に位置するこの場所は桜の開花がやや遅めで、4月中旬頃が一番の見頃です。800本もの桜の木が約4キロにわたって湖岸を桜色に彩ります。この頃には観光客が押し寄せて穴場とは程遠い人気観光地となるのです。

実は海津大崎に観光客が押し寄せるのは桜の時期だけ。それを過ぎれば緑のトンネルが美しい超穴場のドライブスポットになります。少し道は細めですが、木々の緑と琵琶湖の青のコントラストを楽しみながらゆっくりとドライブを楽しむにはもってこいの穴場スポットです。

2006年にオープンした【道の駅藤樹の里あどがわ】はとても広い道の駅で、地元産の特産品販売をはじめ、地元でとれた食材を活用したレストランや、24時間営業のコンビニまで併設されています。『藤樹』とは地元出身の儒学者『中江藤樹』のことです。近隣には藤樹の記念館もあって、リスペクトされているのがわかります。

高島市安曇川の伝統工芸品に「高島扇骨」があります。江戸時代、安曇川流域では地元でとれる質の良い竹を使った扇骨製造が盛んになりました。道の駅藤樹の里あどがわでは、扇骨に和紙を張った扇子の絵付け体験ができます（要予約）。専門家のような美しい扇子とは程遠くても、自分だけのオリジナル扇子で他と差をつけてみませんか。

2008年9月に200の専門店で構成される最大級のショッピングモールとして開業した【ピエリ守山】は、リーマンショックのあおりをもろに受けて2013年には4店のみ、メイン通路の照明だけが煌々と照らされる『あかるい廃墟』となってしまいました。その後、売却に売却を重ねリニューアルもして現在に至ります。

ピエリ守山に入浴施設ができました。ドライブで疲れたら、琵琶湖を眺めながらゆったりお風呂を楽しむことができます。お風呂のあとにはピエリのフードコートで軽食やデザートはいかがでしょうか。帰りのドライブに備えておきましょう。

琵琶湖の北の小さな湖が【余呉湖】です。その透明度から別名『鏡湖』ともいわれています。太古の昔、余呉湖は琵琶湖の一部でした。しかし長い年月の間に琵琶湖との間に賤ヶ岳ができ今の位置関係になっています。そんな余呉湖には『天女の羽衣伝説』や『菊石姫の龍神伝説』などが残っていて神秘の湖とも言われています。

余呉湖は一周約6.4キロで、お手軽なドライブコースであり、サイクリングやハイキングなどでも人気があります。春には桜や菜の花を愛でる観光客でにぎわい、おまつりやマラソンなどのイベントも活気があります。しかし、なんといっても余呉湖の定番はワカサギ釣り。冬の風物詩ともいえます。初心者でも手軽に釣れますのでぜひ挑戦してみませんか。

【ラコリーナ近江八幡】は、和菓子の『たねや』と洋菓子の『CLUB HARIE』を運営する『たねやグループ』のフラッグシップ店です。2015年1月にメインショップをオープンし、翌2016年にはコンテナショップを、さらに2017年にはフードガレージをオープンさせました。ラコリーナと各支店とでは規模も雰囲気も全く違うものになっています。

湖岸道路が琵琶湖から離れる近江八幡市は水郷巡りで人気の地域です。水郷沿いを少しドライブした後、琵琶湖とは反対側へ入っていくとラコリーナはあります。甲子園球場3つ分の敷地の中に、まるでジブリを思わせるような建物が建築されていて、近江八幡の自然と融合する色合いでなんともいえず不思議な世界観ができ上がっています。

定番から穴場まで滋賀県の魅力的なドライブスポットを15選ご紹介しました。どれも自信を持っておすすめできるところばかりです。ただ、滋賀県の南東部、信楽や甲賀をご紹介できなかったのが残念です。それだけ滋賀県には思い出に残したい素晴らしいドライブスポットが多いということです。日帰りではもったいない。何日かかけてじっくり滋賀県を堪能してみてはいかがでしょうか。